アニメが立体になる瞬間【宮崎メカ模型クラブ】①『ルパン3世カリオストロの城』
11月3日、5つの模型クラブの合同展示会、「モデラーズダンジョン」に行きました。目的はもちろん、宮崎メカ模型クラブの展示です。
浅草駅近くの東京都立産業貿易センターの4階フロアに入ると、戦艦や飛行機などのかっこいい模型のオンパレード!
モデラ―さん渾身の作品がずらりと並んでいます。これが観覧無料!
自慢の作品を見てほしいという、作品への愛に満ちた素敵な展示会でした。
フロアを奥まで進むと、宮崎メカ模型クラブの看板が見えました!

『未来少年コナン』、『ルパン3世カリオストロの城』、『さらば愛しのルパン』、『風の谷のナウシカ』、『名探偵ホームズ』、『千と千尋の神隠し』、『となりのトトロ』などの名シーンが立体模型で目の前に!
いやあ、本当にすごかったです。
ひとつの作品に完成まで6か月以上かかっているそうです。
そんな渾身の作品が所狭しとずらりずらり。
ジェット噴射で濃霧を進むようなガンシップ、青い光を放ち滑空するメーヴェ、羽を動かし、目を光らせ、生きているみたいな王蟲。クラリス救出に向かうルパンと銭形警部が乗ったオートジャイロの動くプロペラ。
手のひらに乗る生きているみたいな実物大テトと、尾羽の一枚一枚に命が宿っているようなトリウマ(たぶんカイ?)、その奥行きのある美しい瞳。
カリオストロの城の2つの指輪。合わせるとなんとゴート文字が!
他にもすごい作品がたくさん!
時間がいくらあっても足りないくらいでした。
大変混雑していたので、全部は撮影できませんでしたが、それでもかなりの量の写真と動画になりました。
もう、見ているだけで、物語が脳内再生してしまいます。
せっかくなので、それぞれの物語ごとに撮影してきた写真や動画をまとめてみました。noteは写真のように動画がアップできないので、まずYouTubeで動画を作りました。
子供の頃から大好きな物語「ルパン3世カリオストロの城」からどうぞ。
カリオストロの城は、兄からアニメ版コミックスを借りて何度も繰り返し読みました。
兄がテレビから録音したカセットテープを聴きながらなんども読み返したので、子供の頃は、目をつぶるとすべてのシーンが音声と共に脳内再生しました。私の寝る前の脳内絵本はカリオストロの城でした。


第一巻の巻末を見ると、なんと「1981年9月17日第一刷発行」とありました。まだ家庭用ビデオデッキが普及する前です。当然、兄が使える記録ツールはカセットデッキしかありませんでした。
このアニメ版コミックスは、なんとオールカラー!その頃の子供たちにとって、映画をそのまま閉じ込めたような、夢のような本でした。
このアニメ版コミックスで答え合わせをしながら、撮影してきた写真をご紹介したいと思います。
まずはエリア56様の「Avant-title」から。
あのシーンの再現ですね。

すごい!お札が宙を舞っている!
そう、これは、ルパンがカリオストロ公国へ向かうきっかけとなったシーン。物語の始まりです。
このお札の一枚がアップで映り、「カリオストロの城」のタイトルと共に「炎のたからもの」が流れるのです。



遊び心に胸キュンです😍
細かい!小さな板に色合いの違うお札の紙を一枚一枚張り付けたのですね・・・!
たくさんあると本当に大量の札束に見えます。
銭形警部が大量の偽札を抱えて、テレビクルー(不二子ちゃん)に向かって言っていますね。
「ルパンを追っていてとんでもないものを見つけてしまった・・・どうしよう」
次はフィアット様の作品「平和だね~」をどうぞ。











のどかな風さえ感じられるようなジオラマです。
次元の足元にタイヤのホイールが置いてあります。
本当に目の前でタイヤ交換をしているみたい。



バコーンと後ろが開いて登場した、あれですね!
⇩

フィアット様の作品のご説明がとっても面白かったです。いやあ、盛り上がった!楽しかった!
サイドミラーがないのは、アニメ制作時に工程数を減らすためにサイドミラーを省略していたから、と教えてもらいました。
そういえば、ルパンの黄色い車にはサイドミラーがありませんね。
そして物語ではこの後、スーパーターボチャージャーをセットした後の伝説のカーチェイスシーンが続きます。
次はMACK様「フィアット500 カリオストロの城 ダメージバージョン」

爆発で割れた窓ガラスをルパンが肘で取り除きます。「さあて、面白くなってきやがった」そして銃を構える次元。
このシーンですね!

でも追跡者から逃れたクラリスはハンドルを握ったまま気絶していたのでした。

次元かっこいい!
次はnaka様の「カリオストロ伯爵」。

「申し訳ありません」



おつきの人のテクニックすごい!といろいろとびっくりしました。


そしてルパンはクラリス救出のために、カリオストロの城へと潜入するのです。
どろぼうひげ様の屋根の上のルパン。

本当に、カチカチ、と火が点滅するのです。すごい!

どろぼうひげ様の作品は、横浜ランドマークタワーで展示されていたスターウォーズのジオラマで初めて見ました。
このスターウォーズ展、造形と世界観の再現もすごかったのですが、細かい電飾によってさらに物語の再現度が増していました。
08:47のミレニアムファルコン他、たくさん展示されていました。
今回は、屋根の上のルパン、飛行するゴリアテ号、揺らめく炎の中のシータとロボットなどを完全再現されていました。
動き、光るジオラマ。今回も素晴らしかったです。
次はtenzo様の作品です。あ!これは!「ビヨヨヨーン」ではないですか!
ルパン「大事な指輪はこうだ!」



地下牢獄に落とされたルパンは、先に落とされていた銭形警部と合流。
ともに脱出を図ります。
かんば様の「ルパン3世カリオストロの城」

オートジャイロ、プロペラが周り、灯りが付きます!


お城とオートジャイロ、あのシーンを空間ごと再現する圧巻のジオラマでした。
エリア56様の「出動!」
インターポールにカリオストロ公国の偽札作りを訴えるも、国家間の様々な忖度で取り合ってもらえず、さらに帰国を言い渡されていた失意の銭形警部。
しかし、不二子に、「ルパン相手なら天下御免で出動できるんでしょ?」と言われ、「その手があったか!」と戦意を取り戻します。




エリア56様の銭形警部


tenzo様のカリオストロ家の指輪


時間をかけてコツコツとゴート文字を彫ったそうです。
ゴート文字読めたらいいな、と、この時ほど思ったことはありません。

クラリスが言い伝えの言葉をルパンに伝えます
「光とカゲを結び時つぐる 高き山羊に向いし まなこにわれをおさめよ」
財宝につながる謎を解いたルパン。しかし残忍なカリオストロ伯爵が迫っていました。捕まってしまったクラリスを助けるために、ルパンは指輪を伯爵へ渡します。
しかし伯爵はルパンを助ける気などありませんでした。
ルパンに銃口が向けられたその時、クラリスはルパンを命がけで助け、2人は湖に落ちるのでした。
そして物語は大団円へ。
エリア56様の「見て 私の獲物」


ちょっとしんみりしていた時に現れる不二子ちゃん。
「見て 私の獲物」
そこにはニセ札の原板が!
そしてお約束、不二子ちゃん、ルパン、銭形警部の追いかけっこが始ます。

そして くさかせんべい様の「カリオストロの城 ラストシーン」






もう脳内に「炎のたからもの」が流れています。
ああ、物語が終わっちゃう・・・

『カリオストロの城』を愛するモデラーの皆さんによる渾身の作品、いかがでしたか?
大変人気の展示会で、会場は大賑わい。きっと他にもたくさんの関連作品があったと思いますが、今回は撮影できた作品だけをご紹介しました。
アニメでは平面の映像が、立体模型として再現された時、声や動き、緊張感まで伝わってくるように感じました。目の前にルパンや次元、不二子ちゃんや銭形警部がいるようでした。あ、もちろん、カリオストロ伯爵も。そのまま歩いてこっちくるんじゃないかな?と思わず道を譲りそうになりました。
そして、最後のご紹介。
アップした動画の最初に登場する「金曜ロードショー」はtakebon様の作品
『もふフライデーおじさん』。
温かみのある、独特のやわらかな造形。
なんと、フェルト細工なのです!すごい!
このおじさん、宮崎駿監督のデザインなのだそうです。
これも知らなかった!

次の記事では、宮崎メカ模型クラブ『風の谷のナウシカ』をご紹介したいと思います。
映画って、本当にいいもんですね。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!
