薬局、詰んだ話
今日も新患さん、いらっしゃいました。
門前の病院の処方箋をもっていらっしゃいました。
新患さんなので、カルテ(薬歴というものです)を作るために、住所や既往歴などの問診票を書いていただく。
なぜか?
薬局から患者さんにも連絡することもあるんですよ。
例えば、メーカーが薬の回収をすることになったとか、
薬局にお忘れ物をしていったときとか。
大体の方は、普通に書いてくれますが、中には抵抗される方もいるのだ。
書くのがめんどくさい、という人もいる。
そういう時は、代筆したり、投薬の時にお話で聞いたりして
何とか必要な情報は頂くのだが。。。。
ときに、「詰んだな」ということも。
問診表に、併用薬を書いてもらう欄がある。
だが、自分の飲んでいる薬の名前や規格(ミリ数)や、メーカーまで
詳細に覚えている人は少ない。
だから、
(併用薬: お手帳ある方はお手帳に記載あり▢)
としている。
で、チェックマークに☑をしてくれるのだが
肝心のお手帳を持っていない方が。。。。
それじゃ、分からんです。
はい。私には、何が記載されているのか、
全く本当に、分からんです。
だって、ここに手帳がないから。
お薬手帳ではもう一つ。
処方箋受付時に、「お薬手帳もお持ちでしたらお預かりいたします」
とお声がけするのだが
「お薬手帳は家にあります。だから、シールだけください」
というケース。
んと、それ、意味ないです。
併用薬や、副作用で下痢になったんじゃないかとか、
薬剤師は、お薬手帳を見ながら、
超高速フル回転で目と頭を働かせて、薬の添付文書を頭の中で
照らし合わせてめっちゃ推理をしているんです。
だから、おうちにおいて来ちゃ、薬剤師、詰みます。
副作用出ても、重複投与があって、血圧下がりすぎても
責任持ちきれなくなっちゃう。
だから、聞くんです。
お話を。
あなたに惚れて、根掘り葉掘り、プライベートなこと聴きたいわけじゃないんです。
だから、そんな目で見ないで。。。。照れます。困ります。詰みます。
最後に、今日の新患さんへ。
身長と体重を聞いたのは、たぶんあなたの想像とは違っています。
ただ、体表面積や腎クリアランスの計算がしたかっただけなんです。
婚活じゃありません。
「まだ、あなたのこと、そういうことまで教えるほどの信頼関係ができていません」って。。。。。
その通りです。
私もまだ、あなたにその覚悟はできていません。
いつかちゃんと、腎クリアランスの計算をさせてもらえるように
信頼関係ができるといいですね。
毎日、一回は詰む、この仕事がいとおしくなった今日この頃。
皆さんは、いかが?
