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薬局、誘惑と戦う話

F子:「これ、何分かかる?私急いでるの!」

今日もいらっしゃいました、時間戦士、F子さん。

F子:「私はね!いつも1分1秒と戦っとるけんね!」

すごいです。
見えないものと戦い続けているF子さん。

たまには、ゆっくりしませんか?

と言いそうになるけど、ここでいう言葉じゃないよねえ、と飲み込みます。

私:「今日は連休前なので、少し混雑しているので、
   そうですね・・・20分はかかると思います」

F子:「はああああ???
    じゃあ、私買い物に行ってくるから、その間に用意しておいて!」

さあ、調剤室はにわかに室温が上がります。

決して、特別扱いや、贔屓などしてはいないのですが

まあ、いうなれば、

・・・・どやされるのは、気持ちがいいものではありませんよね

ロシアンルーレットみたいに、何番目にF子さんのかごがあるか、
自分に順番が回ってくるのか否か、みんな、目で見て数えます。無言で。
額に汗がにじみます。



はい、今回は私が当たりました。

17分後、F子さんお戻りに。

F子:「できてる?急いどるんやけど私」

事務さん:「今、薬剤師が、最終確認していますので少しお待ちください」

F子:「何のために確認なんかするんや?毎回、同じ薬やのに!」

事務さん:「安全のための確認です。間違いがあってはいけないので」

F子:「確認なんてせんでええよ。自分でやるけん!あんたらの確認の方が
    信用ならんで」

ああああああ、ここで、心が叫んでしまうんです。
言いたい。言いたい。言いたい。


    「一緒に遊園地行きませんか???
     志摩スペイン村とか~
     USJとか~~~
    インバーテッドコースター乗りに!一緒に行きましょうよ~~!」

心の中で、絶叫してしまいます。

ああ、言いてえ。



言いたいが、言えない、この誘惑に、打ち勝たなきゃ
真の薬剤師とは言えねえ。


そして、こう続けたい。

「アトラクションスタッフの人に今のセリフ言ってみて!」と。。。。


「セーフティバー?確認なんてせんでええよ。自分でやるけん!あんたらの確認の方が信用ならんで」

そして、二人で絶叫しませんか?と。

言いてえ。


今日も、心の絶叫は、
ごっくんと飲み込み、大きな誘惑との戦いに


何とか
やっと

勝ったのでした。

    ってか、普通に、言わなかっただけだけど。。。

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