やっと、しっくりくる言葉に出会えました*自己紹介と肩書きのこと*
はじめまして。刺繍雑貨クリエイターの井上ひとみです。
クロスステッチという刺繍と、カルトナージュという技法を組み合わせて、手づくりの雑貨を作っています。
お教室も運営していて、みなさんと一緒に、かわいい雑貨づくりを楽しんでいます。
実は、「刺繍雑貨クリエイター」という肩書きを名乗るのは、ここがはじめてです。
私は2007年から、カルトナージュ教室を続けてきました。
アトリエレッスンやワークショップ、通信講座などを通して、本当にたくさんの皆さまとカルトナージュを楽しんできました。
現在は恵比寿のアトリエでのレッスンの他に、通信講座と、ヴォーグ学園東京校で「クロスステッチと合わせて楽しむカルトナージュ」講座を担当しています。
2014年には、日本ヴォーグ社さんから『カルトナージュBOOK』という本を出版しました。

仏語版も出してもらえて、とても嬉しかったです。
クロスステッチのデザインや制作も長く続けていて、2008年からは日本ヴォーグ社さんの『ステッチイデー』という雑誌で作品を発表する機会をいただいてきました。現在は同誌で「はじめてのカルトナージュ」という連載を担当しています。

「好評でなので、続けたいです」と編集さんから言っていただけてこちらも嬉しい♪
こうして振り返ると、ずいぶん長いあいだ、刺繍とカルトナージュの両方と一緒に歩いてきたのだなあと思います。
けれど、長いあいだずっと、
「私は何をしている人なんだろう?」
ということを、ひとことでうまく言えずにいました。
これまでは
「カルトナージュ作家です。クロスステッチのデザインや制作もしています。」
とお伝えすることが多かったのですが、そうすると
「2つのことを並行してされているのですね」
と返されることがほとんどでした。
でも、自分の中では、ずっとそういう感じではありませんでした。
刺繍とカルトナージュは別々のものではなくて、
私の中ではずっと、「私の作品」という一かたまりのもの。
また、「教えています」と言うと、
「では、作家さんではないのですね?刺繍のデザインはされないのですか?」
と聞かれることもありました。
たぶん、私のお伝えする言葉が曖昧で、
その曖昧さが、そのまま相手にも伝わっていたのでしょう。
でも、肩書きのことは、ずっと気になっていました。
たとえば、刺繍専門誌の『ステッチイデー』でも、肩書きは「井上ひとみ・カルトナージュ作家」と書かれていました。
でも、その号に載せていただいていたのは、一枚布にクロスステッチを刺した、渾身の30cm四方の刺繍作品だったりして。

でも、プロフィールは「カルトナージュ作家」でした。
自分でも「これでいいのかな?」と思っていたくらいなので、読んでくださる方も、少し不思議に思われていたかもしれません。
そして、あれこれ悩んで、ずいぶん前の自分の気持ちまでたどってみたときに、ふと思い出したことがありました。
私は、かわいい雑貨が作りたくて、
刺繍とカルトナージュを始めたんだったな、ということです。
試しに「刺繍雑貨」と検索してみたら、
かわいい刺繍の施されたジュエリーボックスやお財布、バッグ、箱などがたくさん出てきました。
それを見たときに、
「ああ、この言葉、好きだなあ」
と思いました。
やっと、自分のしてきたことが、ひとつの言葉でつながった気がしました。
まさか、ここにたどり着くまで20年近くもかかるとは思っていませんでしたが、
時間がかかっても、ちゃんと向き合ってみると、自分にしっくりくる言葉に出会えるものなんだなあと思います。
改めまして、刺繍雑貨クリエイターの井上ひとみです。
ここでは、作品のことだけでなく、その手前にあること、また、好きなことを長く続けるコツも少しずつ残していけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
▼このnoteを書いた人
井上ひとみ
恵比寿アトリエレッスンやヴォーグ学園東京校でカルトナージュとクロスステッチのレッスンを行っています。
通信講座もあります。

最近のお仕事です。初心者さんへ♪カルトナージュデザイン&カルトナージュの作り方レッスンページの連載中です。
