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非常に重たいが、家族がいる人は感動すると思う「理由のない場所」

<文学(223歩目)>
とても重たい話題。でも、イーユン・リーさんは真正面から真摯に対応している。

理由のない場所
イーユン・リー (著), 篠森 ゆりこ (翻訳)
河出書房新社

「223歩目」はイーユン・リーさんのご家族にかかわるつらいことを昇華した作品。

執筆により、自死した息子と対話していく。
真実ですから、フィクションではなく、とてもつらい過程だと思う。
リーさんの観念と、自死した息子さんの対話にはとどめておくことが出来なかった後悔と、完璧を求めてはいなかったが、成長の過程で完璧ではない自分自身に耐えられなくなった息子さんの姿が浮かび上がる。
完璧から外れた時に、理想とのギャップに耐えられず「ゲームセット」をしてしまう自死はとても多いと思う。

でも、残された人にとっては、「理由のない場所」に行かれてしまうことはとても残酷。
最終章に強いメッセージあり。

それと家族を持つものとして、家族で読みたくはないが、読んでおいてよかったと思いました。
家族との時間を大切にしたいと強く感じた作品です。

この作品と「もう行かなくては 河出書房新社」はとても秀逸です。

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