【データ分析】2024年を振り返る ー秋山翔吾外野手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。
本日は秋山翔吾外野手です。
選手詳細
秋山 翔吾 (あきやま しょうご) 外野手 36歳 184cm86kg 右投左打 2010ドラフト3位
基本成績

寸評
球界でも屈指のストイックさで毎年結果を残し続ける稀代のヒットメーカー。今季は開幕戦をベンチで迎えたものの、2戦目以降はスタメンで出場し続け、規定打席に到達して打率.289とさすがの成績を残した。来季もリードオフマンとしてチームを引っ張る活躍が期待される。
分析
Pitch Value

スライダー・カーブ・フォーク・シンカーがプラスとなりました。変化球の中では被投球割合の多い2トップであるスライダーとフォークを得意としており、多く投じられる球種にはしっかりと対応できていたことが分かります。ただ、2022年まで毎年プラスだったストレートが2年連続のマイナスとなっており、加齢により速球についていけなくなっている可能性が考えられます。
Plate Discipline

コンタクト率・空振り率・Whiff%は昨季より良化し、平均より優れていました。特にボールゾーンコンタクト率が平均より7.1%高くなっており、ボール球を振らされても簡単に空振りはしていなかったことが分かります。ただ、ボールゾーンスイング率は34.1%とボール球を振らされるケース自体は多く、例年よりボール球に手を出しやすい状態にあったようです。
Batted Ball

今季もゴロ率の方が高くなっています。ヒットメーカーのイメージ通りの数字と言えるかもしれません。ただ、ライナー率が11.5%と高く、長打になるような打球もある程度多かったことが分かります。
打球方向は、センターが最も多く、引っ張りと流しはほぼ同じ数字になっています。基本的にはセンター返しを心掛けていたようです。
打球の強さは、Hard%がほぼ平均通りで、Soft%は平均より7.2%低くなっています。弱い打球の少なさから、芯に当てる技術が優れている可能性が考えられます。
Advanced

悪化した指標が多くなっています。特にBB%が平均以下の4.9%まで低下しており、選球眼にやや問題があった可能性が考えられます。これに加えてISO.062と長打力が低下したこともあり、OPSは.679とルーキーイヤー以来の6割台まで低下していました。飛ばないボールの影響もあるとは思いますが、年齢が年齢だけに来季以降どうなるかは心配なところではあります。また、wRC+も98でルーキーイヤー以来の100以下となっていました。
走塁面では、SPDは2.9と脚力は平均以下なものの、UBRは4.7と走塁技術の高さは発揮していました。
Fielding Standard

センターとライトに就きました。主に就いたセンターでは守備率10割を達成し、GG賞にも選出されました。
Fielding Advanced

センターのUZRは-2.2と意外にもマイナスとなっていました。各指標を見てみるとRngRが-4.3と大きなマイナスとなっており、守備範囲の狭さがUZRのマイナスにつながっていたことが分かります。脚力も衰えていたため、今後も守備範囲は狭めになってくる可能性が考えられます。
Win Probability

全ての指標が悪化しました。WPA-1.53と重要な場面では結果を残せていなかったようです。2014年以降ではキャリアローの数字となってしまいました。
Value

Base Runningは4.1とかなりプラスを稼ぎましたが、Batting-1.3、Fielding0.1と打撃と守備で数字を残せず、WARは2.4にとどまりました。もちろんチーム内では3位と充分優秀な数字ではありますが、秋山翔吾という選手に期待されている数字はこんなものではありません。来季の巻き返しに期待です。
まとめ
四球が減り、Hard%も昨季より低下するなど、動体視力やフィジカル面での衰えが表れ始めている可能性が考えられます。特に守備範囲の狭さは気になる点です。SPD2.9と脚力の衰えが疑われる指標が他にもあるだけに、守備指標特有の単年で見た場合の揺らぎではなく、本当に秋山自身の守備範囲が狭まっていることが推測されます。打撃ではまだまだレギュラークラスの活躍が期待できますが、守備に関しては両翼へのコンバートも考え始めるべきなのかもしれません。
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データ参照
