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【37歳で乳がんになった看護師】独身女の現実を突きつけられた婦人科受診

こんなことになるはずやなかった〜
『♪三十路少年 SUPER EIGHT』

と思いながら婦人科へ。

(正式には女性診療科というらしい)

20代の頃、クーポンが届いたからと

1度だけ子宮頚がんの検査を受けたことがある。

内診でダメージ100000000くらいくらった恐ろしい科だ。


診察室に入ると、

時間通りに診察を回すことをモットーにスタッフ一致団結なのか、

看護師さんの動きがスピーディー、

先生も看護師さんもめちゃくちゃ早口だった。

雰囲気に呑まれ、私も助太刀いたす!モードになり、

小走りで移動、

いそいそとパンツを脱ぎ内診台に座った。

内診中はお腹の上で手を組み、

心は無を貫いた。


エコー検査の結果、

おそらく良性嚢腫だろうとのことだったが、

現在の大きさが6cm。

5cmを超えると破裂や捻転のリスクがあるため手術をした方がいいと言われ、

この時点で私の2回目の手術が確定した。

胸切って背中切って腹まで切るのか。

私は不屈の精神のサムライか。


念のためMRI検査もすることになったが、

卵巣嚢腫なら良性腫瘍なので、

とりあえず乳がん治療を優先にしましょうということになった。

またHBOCのため、

手術の時に卵巣を取ってしまうか考えておいてほしいと言われた。

私は卵巣を取ることによる更年期症状なんかの副作用が怖かったので取る気はなかったけど、

卵巣がんは定期的に検査していても早期発見が難しいらしく、

先生はせっかくの機会だし取りたそうだった。

私が今は卵巣を取ることは考えてないと言ったからか、

出産望んでるなら早急にと言われたけど、

いやまず相手おらんて、

これから乳がん治療に挑むのに、

婚活に挑むとかスーパーサバイバーすぎるやろ、

そんなカミングアウトされたら相手もビビるて、

と心の中で静かにつっこんだ。


あの時、結婚していたら、

私にも夫や子どもがいて、

その状態で今と同じ展開を迎えていたら、

また受け止め方も変わっていたんだろうか。

こんな時に1番近くで支えてくれる人がいたんだろうか。

もっと必死に生きたいと思うんだろうか。

それとも負い目を感じて落ち込むだろうか。

乳がん告知されてからタラレバ考えたこともあった。

婚活をがんばっていた時期もあったけど、

協調性がない私には無理だと30台後半で結婚は諦めた。


大人になったら普通に結婚して子どもを産んで…

と小さい頃に思っていた普通が、

実は1番難しいことだったと大人になって学んだ。

その結果、

彼氏NAI

夫NAI

子どもNAI

シブがき隊が出動してきそうなくらい私には何もNAI。

なのに、がんはある。

自分が選んだ独身子なし生活に不満はない。

どうせ人はないものねだりで、

隣の芝生は青く見えるのだ。

でも後悔はちょっとある。

親に結婚式を見せられなかった。

孫の顔を見せられなかった。

ここで卵巣を取らなくても、

これから乳がん治療で抗がん剤をすれば、

どっちにしろもう子どもはできない。

生理もなくなる。

またNAIが増えた。


子どもを産まなかったのと、

子どもを産めなくなったというのは違う。

かと言って、特段子どもが欲しいと思ったことはないので、

使うかどうかも分からない卵子を凍結する気にはならない。

お金もかかるし。


乳がんがあって、

これからまたがんになるリスクも持ってて、

子どもも産めない、

左乳が背中の筋肉で作られたアラフォー女をわざわざ選ぶ

そんな物好きすぎる男性はいないだろう。


結婚を選択していたパターンの人生を想像しながら、

誰もいない我が家に帰った。

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