【37歳で乳がんになった看護師】乳がん患者0年生
10月20日。
大学病院患者デビュー日。
またもや夜勤明け。
何時に終わるか分からないので、
夜勤途中に一旦顔を洗い色々塗り直した。
その昔、
大学病院でスタッフとして働いたことはあるけれど、
まさか患者としてくるなんて。
初診受付の方法が分からず不審な動きをしていたら、
スタッフの人が声をかけてくれて無事に手続きが終わった。
この日は父が来てくれた。
4〜5年ぶりに会った父は、
元々白髪が多かったけどもう真っ白な頭になっていた。
私も自分がアラフォーになるなんて思っていなかったけど、
親も歳をとるんだなとこっそり思った。
そして、
真っ白な頭にカラー入りのメガネ、黒タートルにスーツとヤクザみたいな出立ちの父に、
先生はびっくりしないだろうかと少し心配になった。
案の定全然呼ばれず、
ヤクザと一緒にめちゃくちゃ待った。
12時過ぎた頃に、
お昼越えそうだから外食にでも行ってきたらと看護師さんに言われたので、
ヤクザと一緒に昼食を食べに出かけた。
牛タン屋さんに入り料理を待っていたら、
もうすぐ呼ばれますと病院から電話がかかってきて、
2人で必死に牛タンをかき込んだ。
急いで病院に戻り、
主治医とはじめまして。
明るいおばちゃんって感じの先生だった。
今後の検査の予定がてんこもりに入れられた。
エコー、生検、CT、MRI、骨シンチ。
1ヶ月かけて検査を受けて、
全ての結果が出揃うのが11月24日。
私が再建を考えていると伝えたので、
形成外科も受診することになった。
45歳以下の発症でBRCA遺伝子検査が保険適用に該当するためどうするか聞かれ、
せっかくだし記念に…と軽い気持ちで受けることに決めた。
(保険適用でも6万円くらいかかるが)
血縁者で乳がんになった人は大おばだけ。
他はがんになった人すらいない。
絶対陰性でしょと謎の自信があった。
アメリカの検査機関に血液を送って検査されるらしく、
私より先に、
私の血液だけが渡米した。
そして1ヶ月後、
予想外の結果を聞くことになる。


