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恋は人を狂わせる(夏目漱石)    

最近、
かねてから気になっていた
夏目漱石の「こころ」を読んでいる。

「こころ」は、ある少年が、ある男性に憧れていたのだが、
その男性には過去があって……

という話のはずだが、
その男性の過去が、とても人間臭くて、
自分にも当てはまるところがたくさんあって。


ネタバレになるからあまり言えないけれど、
親しかった存在が、
憎むべき存在になる理由。

恋をしたばかりに、
様々なものから堕ちていく自分。

信頼が、疑心にに変わる時。

それが、ありありと、そしてその表現が
露骨ではないところが、
漱石の「品」なのかもしれない。

今は後半に差し掛かっている「こころ」だが、
この物語の終わりを密かに恐れつつも、
楽しみにしている。

作 水魚蘭

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