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胸が痛いよ【気持ちを すべて 抱きしめたい】

この曲は、
17歳の娘から「妊娠した」と聞かされたときの、
あの一瞬の感覚から生まれました。

頭が真っ白になる、という言葉では足りなくて。
音が遠のいて、時間が止まって、
ただ胸の奥だけが、静かに、でも確かに痛んでいました。

「彼のところで産みたい」

そう続けて聞いたとき、
感情を抑えようとすればするほど、
胸の内側に小さな波が広がっていくのを感じました。


歌詞より

胸が痛いよ
ただ 歩いても 空を見上げても
Breathing in… breathing out…
涙は落ちず にじむだけ
声あげて 泣きたいのに
でも きみの想いも
生まれるいのちも
ちゃんと 抱きしめたい


親として、
「正しさ」を先に考えようとする自分がいました。
冷静にならなければ、と。
守らなければ、と。

でも、実際に最初に現れたのは
判断ではなく、感情でした。

泣きたい。
叫びたい。
でも涙はこぼれず、
目の奥が熱くなるだけ。

この曲では、
その「どうにもならない感情」を
無理に整理しようとせず、
ただ、そこに置いてみることを大切にしました。


マインドフルネス的な視点で

マインドフルネスというと、
「落ち着く」「整える」というイメージがあるかもしれません。

でも本当は、
今ここにあるものを、良い悪いで分けずに感じること
なのだと思っています。

胸が痛いなら、
「胸が痛い」と感じる。

答えが出ないなら、
「答えが出ない」と気づく。

この曲の中で、
歩くリズムや呼吸、
波や光のイメージを入れたのは、
感情を変えるためではなく、
感情と一緒にいられる“余白”をつくりたかったからです。


この曲が届けたいこと

この曲は、
「こうするべきだ」という答えを持っていません。

ただ、

・大切な人の選択に戸惑ったこと
・感情が追いつかず、胸だけが痛んだこと
・それでも、相手も、命も、両方大事にしたいと思ったこと

そんな経験がある人の心に、
そっと触れられたらと思っています。


最後に

胸が痛い でも
胸が痛いから
きみを想っている証なんだね

もし今、
あなたの胸にも言葉にならない感情があるなら、
無理に片づけなくて大丈夫です。

この曲を聴くあいだだけ、
その気持ちを
一緒に、抱きしめていられたら

そんな場所になれたら嬉しいです。


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