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ウルトラセブン第8話を観ながら、タバコの話でも

ウルトラセブンの神回配信が来ました。
個人的にも一押しのエピソードながら意外にもこれについて語ったことがなかったので、良い機会だと思い書いてみようと思います。

第8話 「狙われた街」

北川町で、人間が突然暴れ出すという事件が続発した。時を同じくして旅客機の墜落事故が発生するが、そのパイロットも北川町の住人だったという。北川町で、いったい何が起きているのか。ウルトラ警備隊の調査が開始されるが、調査から戻ってきたフルハシ隊員までが暴れ始めた。どうやら、原因はタバコにあるらしい……。
(視聴ページの解説を引用)

この回を観ずしてセブンを語ることなかれ、くらいに思っている超有名エピソードですね。

地球人を弄ぶ宇宙人の恐ろしさ

舞台となる北川町自体に何かあったわけではなく、たまたまメトロン星人が「仕込み」をした
場所がこの町の駅だったというだけなんですけど、それをこのタイトルにすることで
ミステリアス、サスペンスチックな雰囲気を醸し出しています。これもセンスですね

飛行機の墜落事故という大惨事から始まり、原因不明の狂人化現象。まず起こっていることが実際にありえるリアルな事件なのが、この回の「怖さ」を生んでいます。その原因が宇宙人の暗躍にあり、宇宙人は「実験」だと言い放っているわけです。完全に我々地球人を見下していて、愉快犯の趣きまで持っているメトロン星人。至って普通の下町に潜伏していることも含め、すぐ近くに侵略者がいる…という描写はとても秀逸なんですね。

余裕綽々のように見えて、実はセブンのことは恐れていたメトロン星人
戦闘力の面では太刀打ちできないことを自覚していたのも賢いといえば賢いですが、
計画を暴かれたら逃げるのみ、だったところはやっぱりショボいですよね

恐ろしい侵略宇宙人でありながら、どこか小賢しさ、小者っぽさもあるのがメトロン星人の魅力だったりするんですね。ドラマパートに着ぐるみを持ち込んだ実相寺監督の発想は当時としては画期的だったようです、撮影時には「なんて画だ」と笑われたそうですが、それがいまや伝説の名シーンであるという。

ウルトラセブンを象徴するカット、と言って良いと思います
ただちょっと家具のサイズがメトロンと合ってない気もしますね

この回のシリアスな雰囲気は、「ウルトラマンなんて子供の観るもの」と思っている大人を唸らせる威力を持っています。20年前ですが、まずこの回観てみてよ、と周囲に布教していたこともあるんですね私。もちろん、VHSテープでした(笑)。

全体的に大人のドラマ、な雰囲気を持っている理由としてはカギとなる小道具がタバコである点も効いています。


タバコって、やっぱり百害あって一利なし

喫煙率のピークは1966年だったそうで(Wikipediaソースですが)、
セブン放送時(1967年)はまさにタバコ全盛期だったと言って良いでしょう

この頃の喫煙率は成人男性89.7%、全体でも49%と半数近くがタバコを吸っていたんですね。というか、男は9割って凄い。思えば私が子供の頃(昭和末期)は大人はみんな吸うもの、みたいな認識が確かにありました。今の様に喫煙所以外は基本禁煙ではなく逆だったんですよね、禁煙の場所以外はどこでも吸える、という時代です。

私は非喫煙者ですが、吸っていたことはあります。今だから白状しますが、19歳の時に初めて吸ったんですね…アウトですねスイマセン(汗)。まぁ、タスポなども無くドリンクと同じように自動販売機で買えた頃の話ですね。キツいタバコは怖かったので、フロンティアライトという軽めのものを買い、好奇心から火を付けてみたんです。さらにはビビリ根性があって、ふかすのが精一杯でしたね。肺に入れたことはなかったんです。

今もあるのかどうか知りませんが、この箱でした
まぁ、どちらかと言うと女性向の銘柄だった気もします
(コンビニバイトの経験から)

そう、好奇心だけで手を出したので、タバコを吸ってみたいとか味わいたいって気持ちはほぼなく、ただ吸ってたら格好良いんじゃないか…みたいな、よくある大人の嗜好品への憧れだったんですね。動機が「カッコつけ」なので、やがて見た目重視で銘柄も変えていきます。色々吸って、最終的に落ち着いたのが…

マルボロでした、通称赤マル。ボックスのほうです
ちなみに今はロゴが見えなくなっていて、デザイン的に無いなって感じです

私が吸っていた頃はひと箱250円だったんですが、調べてみると今は600円だそうです。倍以上になってますね…恐ろしい値上がりです。
当時、東京で一人暮らしをしていた頃にタバコに手を出したものの実家に帰ってからはパタッと止めました。理由として、家族は誰も吸わないので一人だけモクモクさせてるのは感じが悪い、と思ったからだったんですね。元々カッコつけてふかしているだけだったので、止めるのは簡単でした。

今は一人暮らしですが、もうタバコを吸う事は無いでしょう。高くなりすぎですし、そもそもタバコ=カッコいいなんて子供の考えでしたから(笑)。ルパン三世の次元のような男ならば絵になるわけですが、私には全く似合ってなかった、というのも切実な理由です(苦笑)。

ウルトラ警備隊の面々、普段喫煙シーンなんて無いのにこの回だけよく吸うのが
なんか面白いですよね。キリヤマ隊長はあの12話でくわえていましたが

さらには最近はアイコスだグローだと加熱式タバコに移り変わりつつあります。外で吸っている人を見かけるわけですが、紙巻と違って格好良くは見えないんですよね。小さいパックのジュースを飲んでいるように見えます。一層、自分が触れることはないでしょう…。

しかし、圧倒的に喫煙率が高かった時代に「タバコの毒性」を
皮肉ったようなドラマを作っていたところが凄いと思います
今や、喫煙シーン自体がNGとも聞きますが、むしろフィクションの世界で
こうして描かれたほうが禁煙・分煙促進になると思うんですけどね
80年代、三船敏郎さんがテレビに出演された際トークの場面で
タバコを吸っていたりしました
私も避けたい派ですが、昭和のおおらかさにある種の懐古的感情を
抱く気持ちもありますね、キリヤマ隊長はタバコが似合ってましたし

やはりメトロン星人といえばタバコだろう、とタバコの話が多めになりましたが…とにかく面白い回なので、是非今一度ご覧いただきたい第8話であります。

タバコをのむ、という表現や〇〇〇〇病院など、セリフにも聴きどころが多いですよ(笑)。
思えば、初代ウルトラマン第2話でもイデ隊員が言ってたのに、あちらはあまり話題にならないなぁ~とか感じた、セブン8話の雑感でした。

思えば、タバコの自動販売機って見なくなりましたね
昔はジュースと同じように並んでいたものですが

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