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三石琴乃さん生誕祭「声優という戦士へ」

本日12月8日は声優・三石琴乃さんのお誕生日ですね。
1989年にデビューされ現在も活躍する、今や大御所格のボイスアクターです。
おめでとうございます。

90年代アニメを支えた存在として


昨日、90年代のセーラームーン劇場版についての写し記事を投稿しましたが、私は放送当時からセーラームーンファンであります。
コロナ渦でしばらく在宅になった際、Blu-rayで旧アニメ版全200話を鑑賞しました。全5シリーズ計10BOXのBlu-rayを買っているのが凄いと思いませんか(笑)。
そして言うまでもなくエヴァンゲリオン、葛城ミサトさんですね。
90年代のアニメを語る上でこの二作の名前は絶対に上がりますし、両方でメインキャラを演じた三石さんの声は、私の世代で聴いた事のない人は居ないのではないでしょうか。そんな三石さんが現在も現役で、来たる2023年に再びセーラームーンとしてスクリーンにお声を響かせる予定になっています。生き残りの厳しい声優業界において、不動のエース的存在と言っていいと思います。

アニメ声優としての魅力と存在感

三石さんの成功は作品や役に恵まれてのもの、ではありますが勿論その声に唯一無二の魅力があったからに他なりません。
可愛い声から格好良い声、シリアスシーンからギャグシーンを「一つの役」の中でこなせて、うさぎちゃんやミサトさんにキャラの厚みを持たせました。男性目線だと、話すと楽しそうな声の「弾み」が惹きつけられる理由かな、と思ったりします。その多面性もさることながら、長い間聴いていても疲れないトーンなのがアニメが基本2クールだった時代とマッチしていた気がします。セーラームーンなど、話数でいえば16クール、期間的には18クールです。言うまでもなく演技力、表現力も抜群でエヴァ第15話「嘘と沈黙」で見せたミサトさんの弱さは、当時の視聴者にアニメらしからぬ生々しさで衝撃を与えたと思っています。
ご本人のたゆまぬ努力もあるでしょう、令和の世になってもその存在感は褪せておらず、昨年は実写ドラマへの出演など尚活動の幅を広げていらっしゃいます。ですが「女優に転身か?」と言われる訳でもなく声優としての立ち位置をしっかり保っているのは、今や番組を作る側にも三石さんの声をアニメで聴いて育った世代がいる事の証左ではないでしょうか。
今後の活躍もますます楽しみですね。

昨今の声優業界に思うこと

つい最近、人気作品の声優が健康面から降板するという事案があり、事務所や業界そのものへの批判が相次ぐ事態になりました。
これについての所見を述べます。

特に近年、女性声優はアイドル化が顕著で、キャラクターの三次元版として見られている傾向があります。ステージに立ち歌って踊って、音楽番組への出演などもはやアーティスト活動といって差し支えありません。それにプラス声優という激務ですから、心身のバランスを崩してしまうのも無理はないと思います。
この件で思い出したのは、三石さんがセーラームーン一期の終盤で休養した事です。ラスト4話でうさぎを演じているのは代役の荒木香恵(現・香衣)さんで、彼女は二期でちびうさ役を担当することになります。
三石さんも病気による休養で、忙しすぎた事が原因ですが番組の重要な部分を休んでしまい長年無念の思いを抱く事になってしまいました。当時の事務所も三石さんの人気から仕事を入れ過ぎた事を反省していたそうです。90年代と現在では声優の在り様も変わっており単純な比較は出来ませんが、人気による忙殺は芸能の仕事においていつの時代もある事なんですね。
体調を崩し降板、となった声優に対して「可哀そう」と思ったり、事務所を非難するその気持ちは理解出来るのですが、かといって業界が「声優のアイドル化に歯止めをかけよう」とはならないと思います。この現状は先人の方たちが声優を裏方からもっと光の当たる仕事にしていこうと努力してきたその成果でありますし、発展の結果だと言えます。
その世界で輝いている人に同情の目を向けるのは非礼にもあたるのでは、という認識を持っています。
では、休養や降板に対して黙っていろ、という事かというとそうではありません。
視聴者側、ファンとして「共闘意識」を持ちませんか、という話です。
最近はSNSによる本人からの発信も多くなりましたが、本人からの「ごめんなさい」や「すいません」を見て「気の毒に」のような親目線を持ち、攻撃的な発言に繋がっているのをよく見かけます。心情的にはもっともですが、それにより休養後、復帰後の仕事に影を落としかねない炎上を生むのはよろしくないでしょう。

作品を享受する側として、厳しい世界で戦っている声優という戦士と共に戦いましょう。つまりは本人を信じ、声援を送る事に徹するという事です。声優の仕事は過酷なものですが、夢を叶えた人達でもあります。皆さん精神的に強く、きっと立ち上がろうとしています。
ネットで批判を展開する事が援護になる場合もあるでしょうが、それは外野のやるべき事ではないでしょう、とにかく応援です。
今の若手と呼ばれる人たちが、20年後に三石さんのポジションにいる事をファンなら望みますよね。三石さんは、最強クラスの戦士なのです。

そして、あの雄姿まであと三ヶ月

シンエヴァのBlu-ray発売まで残り三ヶ月となりました。
三石さんが半生かけて命を吹き込んだ葛城ミサトの集大成となる作品です。個人的にも、いよいよ「エヴァの円盤もこれが最後」という気持ちで、何故か緊張してしまったりしますね(笑)。
おそらく今後もアチコチでエヴァの何やかんやがあってミサトさんの声を聴く機会はありそうではありますが、27年追ってきた作品にピリオドが打たれる事に対する安堵、結構三石さんはじめキャスト陣とも共有出来ている気がします。これもエヴァならではの感覚ではないでしょうか。

改めて、お誕生日おめでとうございます!
月に代わって、サービスサービスぅ!


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