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餓狼伝説34周年で思ったことを綴る

数日前、SNK公式からこんな動画が出ていました。

餓狼伝説34周年記念、シリーズ振り返り動画ですね。私の様な古参ゲーマーに、こういう動画は刺さります。一本、家庭用が混ざっていますがちょうど10作品というカウントなんですね。こうして振り返ると、やはりSNKはカプコンとは違う方向でシリーズを発展させてきたんだなぁと感じさせられます。

個人的な思い出を絡めて、勝手に思っている「SNKスタイル」について綴ろうかと思います。

重視するのは、世界観とストーリー

もう昨年6月の記事ですか、こんなしょうもないものを書いておりました(笑)。悪い意味で伝説になっている、スーパーファミコン版餓狼伝説の攻略情報を記しております。あえて言うことでもないですが、ネオジオ格闘ゲームの家庭用移植はどれも忠実とは言い難いもので(PCエンジン版が唯一、同じ感覚で遊べるものでした)、オリジナルと全く違うゲーム性の「外側が似ている別物」ばかりだったんですね。…まぁ、開発、販売が別のメーカーでしたから仕方がない部分もありますが。その辺の詳しい事情は私も知らないままです。ご存じの方がいればご教授いただきたいですね。

しかしSNKは、こんな家庭用でも世に出ることを許していたと仮定すると…「ゲームの売り方」にまつわる方向性が見えてきます。要は、キャラクターや世界観を気に入ってもらい、本家をプレイするためにゲームセンターに行ってみる…そんな導線になればOK、という考え方だったのではないでしょうか。「うちのゲームを珍作にしやがって!」みたいに思っていたらこれほど家庭用移植が氾濫することは無かったと思うんですね。

私の記憶が正しければ、スーファミ移植のラストはこの龍虎2だったかと思います
開発はザウルス、ワーヒー2もここでした。個人的には比較的良移植のメーカーです
ワーヒー2は、SFC版スーパーストⅡと同時期発売
私の周辺では皆スパⅡに行ってしまいまるで話題になりませんでした
キャラカラーが豊富だったり、ボスキャラが使えたり、エンディングのBGMが
オリジナルのものでカッコ良かったり、推せるポイントもあったのですが

ともかく、ゲーム性、対戦ツールとしての完成度よりもキャラの魅力を優先する。キャラクターで、ゲームを好きになってもらう。それがSNKのスタイルだったんだろうなという印象を持っています。カプコンにもその傾向が無い訳ではないですが、SNKはより顕著だということですね。たとえばストリートファイターは94年に初めてアニメ映画になりましたが、SNKはその前から餓狼や龍虎をアニメ化し、単発ですがテレビで放送していたんですね。餓狼、龍虎、サムスピとアニメになっていたので、ワーヒーも期待していたんですが…別メーカーだったので叶いませんでした。
ともかく、メディアミックスに積極的だったのがSNKの方針を表してもいたな、という話ですね。

格ゲーマーにとって馴染みのある街、サウスタウン

そして最新作である餓狼CotW、今月の春麗に続いて来月早くも5人目の追加キャラがやってきます。

Mr.BIG。これも中年ゲーマーの蘊蓄語りになってしまいますが、彼は餓狼伝説のキャラではなく龍虎の拳のボス的キャラでした。「的」と付けたのは、一応組織のトップで立ち位置的にはボスなのですが、最後の敵だったことは一度もないからなんですね。しかしスキンヘッドで棒術使い、巨体ながら身軽な動き、とインパクトは強いので誰もが忘れられないキャラでもありました。というか、初出である龍虎1ではラスボスのMr.カラテよりよっぽど手強い相手でしたね。自分で使うと、ジャンプが出来ないという前代未聞のキャラだったのですが。

龍虎1では、一人用の時はリョウかロバートのどちらかしか使えません
で、二人の持っている技はほぼ同じなんですが性能が異なります
一長一短なのですが、Mr.BIG戦の難易度がメチャクチャ変わるんですね
私は断然、リョウの方が楽だと思っています

同じSNKのボスキャラとして、ギース、クラウザーと組んでKOFに出ることもあったBIGですが、どうしても格下感が否めないという不遇のキャラでありました。龍虎の拳のコミックがゲーメストで連載されていましたが、ヤングギースにまるで良いところなく粉砕されていたのはまさに噛ませ犬の鑑でしたね。

そんなBIGですが、それでもギース亡き後とされる最新作に出場権を得たということは「生き残った」という観点で勝利者かもしれません。
しかし、もうこの風貌からするに60代以上じゃないのかな…。
どことなく、松山千春さんに似ている気がします(笑)。

餓狼と龍虎の世界観が、同じサウスタウンという街で繋がっている事も周知の事実ですが…実は作品を跨いで出たキャラは先述の若ギース以来二人目なんですね、Mr.BIG。サウスタウンと聞くとちょっとワクワクするのが私の様な中年格闘ゲーマーですが、この街に行ってみたいとは微塵も思いません。

「危険な街」ですからね

そんなちょっと癖のあるマニアックなキャラ、Mr.BIG参戦はストーリーも割と気になるところです。スト6もベガ、サガットが出て来てちょっと話が進み始めた感がありますし、餓狼もそういうのがあっていいと思います。

余談ですが、Mr.BIGというと世間的には海外のバンドが出てくるみたいですね。そちらは80年代から活動していたグループでなんと今年、解散したそうです。同じ年に、同じ名前のゲームキャラが復活するのも妙な縁を感じてしまったりします。
ともかく餓狼伝説、この先の発展も望んでいきたいコンテンツであります。

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