見出し画像

EVシフト失速中…内燃機関部品メーカーの「残存者利益」を考えるノート

こんにちは。投資に関する個人的なメモを残しているノートです。

2025年12月現在、世界的にEV(電気自動車)の普及ペースが予想より鈍化しています。欧米での補助金見直しや政策の遅れ、中国以外での販売伸び悩みなどから、ハイブリッド(HV)やガソリン車の需要が当面続きそうな状況です。

そんな中で、個人的に興味深いテーマが「残存者利益」。

市場が縮小していく過程で、競合が減る一方で生き残った企業がシェアを拡大し、価格決定力を強められる――という構図です。特にトヨタグループを中心とした日本の自動車部品メーカーで、内燃機関(エンジン)関連の専門部品を手掛ける企業に注目しています。これらの部品は参入障壁が非常に高く、市場が少数の大手で寡占化されています。

主な理由は:

  • 高い技術力と精密製造が必要
    (耐熱性・耐久性・摩擦低減など、長年のノウハウが不可欠)

  • 巨額の設備投資とR&D費用

  • 自動車メーカーとの厳格な品質認証・長期供給契約

  • 排ガス規制や安全基準への対応力

中国メーカーの台頭は一部で見られますが、高品質・高性能分野では日本・欧米勢がまだ優位を保っています。以下は、EVで不要(または大幅に需要減)になる可能性が高い部品を、個人的に整理したランキングです(製造難易度、中国勢の競争脅威、アフターマーケットの持続性などを考慮)。

内燃機関部品の残存需要強さ(個人的ランキング)と関連企業


| 1位 | スパークプラグ |
・製造難易度が極めて高く、世界シェア上位企業が圧倒的
・補修市場が大きく、定期交換需要が長く続く見込み
・高性能層では中国勢の脅威がまだ小さい  
日本特殊陶業(5334、Niterra) |

| 2位 | ピストンリング |
・摩擦低減・気密加工の技術障壁が高い
・統合によりシェア拡大が進む
・エンジンオーバーホール時の需要が底堅い
 リケンNPR(統合持株会社) |

| 3位 | クランクシャフト、バルブシートなど(エンジン動弁系核心部品)
 ・重厚長大な鍛造・熱処理技術が必要
・エンジン修理需要が中長期で残る見込み 
(純粋専門の上場企業は少なく、アイシンや他社で一部扱い) |

| 4位 | トランスミッション(特にHV向けAT)
・精密制御・耐久性で参入障壁が高い
・HV回帰傾向で短中期の需要は続きやすい
・長期ではEV化の影響大
 アイシン(7259) ジェイテクト(6473) 

| 5位 | 燃料噴射ポンプ/インジェクター 
・高圧精密技術が必要
・中国勢の積極参入で競争環境が変化しつつある (デンソーなど一部扱いだが純粋専門は少ない) 

| 6位 | エンジン関連部品(広義) 
・HVでは一部需要が残る
・エンジンの小型化に伴い部品点数は減少傾向
アイシン(7259) TBK(7277) 

| 7位 | 燃料ポンプモジュール、キャニスター、スロットルボディなど |
・システム部品<br>・中国の低価格競争の影響を受けやすい
| 愛三工業(7283)

 8位 | ボディ部品(シャシー、フレームなど)
・ボディ部品はEV/HV共通で影響は小さいが、競争が激しく利益は薄め
・排気系はEV化でほぼ不要化
アイシン(7259)フタバ産業(7241)ジェイテクト(6473) 


これらの企業は、EVシフトの遅れが続けば短中期で内燃機関/HV関連の需要を支えられそうですが、長期では電動化対応が鍵になります。各社とも多角化や新分野への投資を進めているようです。

あくまで個人的な観察メモで、特定の銘柄を推奨するものではありません。投資判断はご自身で行い、最新の決算資料や市場環境を必ずご確認ください。

このテーマ、皆さんはどう見ていますか? 何か気づきがあればコメントで教えていただけると嬉しいです。(※本ノートは情報整理を目的としたもので、投資勧誘ではありません)




いいなと思ったら応援しよう!

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー