そのYES、本当はNOじゃない?自分を後回しにしないための判断基準
「自分を後回しにしないために、どんな判断基準を持てばいいですか?」
そんな相談を受けたことがあるの。今日はその答えを、少し掘り下げて書いていくね。
その選択、「やりたい」? それとも「やらなきゃ」?
何かを決めるとき、まず自分にこう聞いてみて欲しい。
「これは、“やりたい”で選んでる? それとも“やらなきゃ”で選んでる?」
たとえば誘いを受けたとき。
「断ったら悪いかな」
「せっかく誘ってくれたし」
「期待に応えなきゃ」
こうした理由だけでYESを出しているなら、一度立ち止まってみよう。
そして、こう聞いてみて欲しい。
「誰にも嫌われないとしたら、私はどうしたい?」
ここで「本当は行きたくない」という本音が出てきたら、その気持ちもちゃんと扱ってあげる。
それが、自分を後回しにしないための第一歩。
この問いが大事なのは、多くの場合、僕たちは「自分がどうしたいか」を考える前に、「相手にどう思われるか」を先に考えてしまう癖があるからなの。
誘いを断ったら、がっかりされるかもしれない。
期待に応えなかったら、評価が下がるかもしれない。
そうした不安が先に立つと、自分の気持ちを確かめる前に、もう答えは決まってしまってしまう。
だからこそ、一呼吸置いて「これはやりたいからやるのか、やらなきゃと思っているからやるのか」を、自分自身に確認してあげる時間が必要なの。
自分を優先する=わがままになる、ではない
とはいえ、仕事や家庭では「やりたくないから全部やらない」では回らないよね。
自分を優先することは、自分の希望をすべて通すことではないの。
大事なのは、自分の気持ちも判断材料の一つとして、ちゃんとテーブルに乗せること。
相手はどう思うか。
周りに迷惑はかからないか。
今やるべきことは何か。
こうしたことを考えるのと同じように、
「自分はどう感じている?」
も一緒に考える。
それだけで、自分との関係はかなり変わっていくよ。
選んだあと、自分のエネルギーはどうなっている?
もう一つ見てほしいのが、その選択をしたあとの自分のエネルギー。
「ちょっと大変だけど、やりたい」
そう感じるなら、進んでもいい。でも、
「考えただけでずっと重い」
「また我慢してる感じがする」
「終わったあと毎回すり減っている」
そう感じるなら、それは今の自分にとって、何かを見直すサインかもしれないよ。
自分を「人数に入れてあげる」という感覚
自分を後回しにしないというのは、いつも自分を一番にすることではないの。
自分を“人数に入れてあげる”こと。
相手のことも、周りのことも考えながら、その輪の中に、自分もちゃんと一人分として存在させてあげる。
それくらいの感覚がちょうどいいと思っているの。
これは、我慢とは違う。
我慢は自分の気持ちを見て見ぬふりをすること。
ここで大切にしたいのは、自分の気持ちにちゃんと気づいたうえで、それでもどうするかを自分で選ぶこと。
同じ「YES」でも、気づいたうえで選んだYESと、気づかないまま流されたYESでは、あとで感じる疲れ方がまったく違うからね。
今日からできる、小さな問いかけ
最後に、一つだけ問いを渡すね。
「最近YESと言ったことの中で、本当はNOだったものってある?」
まず一つ、そこに気づくだけでいいの。
すぐに何かを変えなくても大丈夫。
「本当はNOだったかもしれない」と気づいた時点で、あなたはもう、自分の気持ちを人数に入れ始めています。
次に同じような場面が来たときは、返事をする前に少しだけ立ち止まって、自分に聞いてみてね。
「これは、やりたいでYESを出そうとしてる? それとも、やらなきゃでYESを出そうとしてる?」
その一呼吸が、自分を後回しにしない毎日への、確かな一歩になるからね。
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