「お寺に課税」って本当!?ウワサの真相に迫るよぅ
みなさん、こんにちは!大巌寺宝物殿の案内人、カワウのカワスケと白狐のこんちゃんです。
今日は最近ネットやニュースで見かける「お寺に課税すれば5兆円の財源ができる」というウワサについて、南ハトバさんの週プレの記事を参考に2匹で勉強してみたよぅ。
カワスケ: ねぇねぇこんちゃん!お寺にたくさん税金をかければ、国のお金が5兆円も増えるってネットで見たんだよぅ!お寺ってやっぱりお金持ちなんだねぇ
こんちゃん:カワスケ、それは大きな誤解だコン!たしかに一部の有名な観光お寺は賑わっているけれど、全国にあるほとんどのお寺は、いま消滅の危機にあるくらい大変なんだコン…
🛑地方のお寺のリアル
実は、全国にあるお寺の多くが、人口減少や過疎化でお寺を支えてくれる人(檀家さん)が減り、維持するだけで精一杯なんです。
カワスケ: あるお寺では、住職さんが家族を養うのもギリギリで、お葬式や法事がない月はお給料が出ないこともあるって聞いたよぅ…
こんちゃん: その通りだコン。福島県には、なんと1人で14軒ものお寺を掛け持ちで管理しているお坊さんもいるんだコン。
後継者がいなくて誰も住んでいないお寺を守るために、泥棒の被害に遭いながらも、地域の人のために必死に維持しているんだコン
もしここへ重い税金がかかってしまったら、多くのお寺は持ちこたえられず、畳むしかなくなってしまいます。
💡お寺への税金って
カワスケ: でも、お寺は税金を1円も払ってないんじゃ……?
こんちゃん: それも勘違いだコン!お寺の収入は、2つに分かれているんだコン
お布施や法事の収入(本来の宗教活動)= 非課税
駐車場やアパート経営などの収入(ビジネス活動)= いまもちゃんと税金がかかっている!
「お布施」は、お寺という地域の憩いの場や歴史を守るための「寄付金」のようなもの。学校や社会福祉法人への寄付に税金がかからないのと同じなんだコン。
それにお坊さんはみんなと同じように、所得税・住民税・社会保険料を払っているよ。
カワスケ: なるほどぅ!じゃあ、お寺の広〜い土地にかかる「固定資産税」はどうなの?
こんちゃん: もし都会の大きなお寺や神社に土地の税金をかけたら、年間で何百億円もの負担になって潰れてしまうコン。
そうなると、都会の貴重な緑や歴史的な建物が全部取り壊されて、ビル群に変わってしまうかもしれないんだコン…
🦊お寺が取り組むべきこと
カワスケ: うぅ、それは寂しいよぅ…。でも、どうして「坊主丸もうけ」っていうイメージが強いのかなぁ?
こんちゃん: 昔、一部のお寺でお金の管理が不十分だった時期があって、それがニュースで大きく報道されたイメージが残っているのかも。
それに、真面目に活動しているお坊さんがほとんどだけど、中には派手な生活をして誤解を招く人がいるのも事実だコン…
カワスケ: うーん、それなら誤解されないようにすることが大事だよぅ
こんちゃん: そうだコン!これからの時代は、お寺側も神仏に対して恥じないように、お寺のお金の透明性を高めていくことが大切なんだコン
カワスケ: そっか!ボクも透明性を高めるために、食べたお魚の数を公開するよぅ
こんちゃん: そんなんいらんわ!
極端なウワサに流されず、地域の文化や心の拠り所としてのお寺を、みんなで守っていきたいですね。
以上、こんちゃんとカワスケのお勉強でした!
【参考】
宗教課税「5兆円財源論」が招く"寺院消滅"危機。"坊主丸もうけ"の幻想と"限界寺院"の現実。高市政権の悲願「消費税ゼロ」のいけにえに!?
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/20260518-131207/
