江戸時代のお坊さん、一人前になるのに、長い時間がかかったって本当!?
お坊さんの修行の歴史を、🦊こんちゃんと🦤カワスケがのぞいてみたよぅ!
🦤カワスケ:
ねぇねぇ、こんちゃん!ボクもお坊さんの修行をして、立派なカワウになりたいんだよぅ。今は2、3年くらい頑張れば資格が取れるって聞いたよぅ!
🦊こんちゃん:
現代では大学(大正大学や佛教大学)で学んだり、養成道場に入ったりしてしっかり修行するんだコン。でも、江戸時代はもっとすごかったんだコンよ。
🦤カワスケ:
えっ、江戸時代はどれくらいだったの?
🦊こんちゃん:
当時は「檀林(だんりん)」っていう、今でいう仏教の大学みたいな場所で勉強したんだコン。
なんと、一番上の課程に入るまでに25年もかかったと言われているんだコン!
🦤カワスケ:
に、にじゅうごねん……!?
そんなに勉強してたらボク、おじいちゃんになっちゃうよぅ!
🎓 現代の大学のルーツは「お寺」にあり!
🦊こんちゃん:
実は、今の有名な仏教系大学も、もとは江戸時代の「檀林」や「学寮」が始まりなんだコン。
立正大学 ➡ 飯高檀林(千葉県)
駒澤大学 ➡ 駒込吉祥寺の学林
龍谷大学・大谷大学 ➡ 本願寺の学寮
昔から、お寺は最先端の学び舎だったんだねぇ。
🏯 浄土宗のスーパーエリート校「関東十八檀林」
🦊こんちゃん:
浄土宗は「関東十八檀林」っていう18のお寺に、全国から修行僧が集まったんだコン。
その頂点は、あの有名な芝の増上寺!その次に鎌倉の光明寺や小石川の伝通院……というふうに、お寺にも格付けがあったんだコンよ。
🦤カワスケ:
増上寺は浄土宗の学校のトップなんだよぅ!
でも25年も何を勉強するの?
🦊こんちゃん:
「九部宗学(くぶしゅうがく)」といって、9つの課程を3年ずつクリアしていくんだコン。最後の課程まで行くのに25年はかかったコン。
でも普通のお寺の住職の平均修行年数は8年くらいだったみたいだけど、格上の「香衣(こうえ)檀林」の住職になる人は、なんと平均35年も修行してたんだコン!
🦤カワスケ:
さ、さんじゅうごねん……!?
こんちゃん、ボクにはちょっとハードルが高いから、まずは宝物殿のお掃除から手伝うことにするよぅ〜。
🦊こんちゃん:
それがいいコンね。まずは足元からだコン!
歴史ある大巌寺も、こうした修行の歴史と深く関わっているんだよぅ。
みんなも、昔のお坊さんたちの努力に思いを馳せてみてコン!
【参考文献】『大巌寺宝物殿ニュース』2号
