子孫まで監視される「類族」って?
カワスケ:こんちゃん、こんちゃん!最近『伴天連怪談(ばてれんかいだん)』っていう漫画を読んだんだけど、すっごく面白いんだよぅ!✨
江戸時代の「切支丹屋敷(きりしたんやしき)」が舞台で、ローマから来たエクソシストが出てくるんだよぅ。
こんちゃん:ほう、それはまたハイカラな漫画だコン。でもカワスケ、ちゃんと歴史の背景も分かってる?
カワスケ:うん!暴れん坊な将軍が白馬に乗って海岸を走ってた時代でしょ?
こんちゃん:それは「おはよう!時代劇」の見すぎだコン!漫画を読んでいて気になったことはない?
カワスケ:うーん、主人公の丈兵衛が「るいぞく」って呼ばれて苦労してるのは分かったんだけど……
「るいぞく」って、一体何のことなんだよぅ?
こんちゃん:いいところに目をつけたね、カワスケ! 「類族(るいぞく)」っていうのは、当時の厳しい幕府のルールに関係があるんだコン。
⛩️ 始まりは「キリスト教禁止」から
江戸時代の初め、幕府は「キリスト教が広まると、日本の考え方が変わって外国に支配されてしまうかも!」とすごく警戒したんだコン。それで1613年に「伴天連追放令(ばてれんついほうれい)」という命令を出したんだコンね。
カワスケ:厳しいんだねぇ。逆らった人はどうなっちゃったんだよぅ?
こんちゃん:無理やり改宗させられたり、長崎に送られたりしたんだコン。最初はキリスト教徒だった人だけがお寺の檀家(だんか)になるように言われていたんだけど、日本人全員が檀家になったのは、ある事件が引き金だったんだコン!
🌸 日本人全員がお寺の檀家に!
こんちゃん:それが1637年に起きた「島原の乱」だコン。キリスト教徒の人たちが起こした大きな一揆を見て、幕府は「これは徹底的に管理しないとダメだ!」と決めたんだコン。
カワスケ:それで、日本人全員にお寺の証明書を出させたんだねぇ。
こんちゃん:その通りだコン!お寺の住職さんが「この人はキリスト教徒じゃありません」と保証する『寺請制度(てらうけせいど)』が始まって、みんなが近くのお寺と家族ぐるみの付き合いをすることになったんだコン。これが今も続く「檀家制度」のルーツだと以前にも話したコン。
🔍 気になる「類族」の正体
カワスケ:なるほどだよぅ。じゃあ、漫画に出てきた「類族」は?
こんちゃん:それはね、キリスト教から改宗した人の「親族」のことだコン。幕府はキリスト教の根を完全に絶つために、子孫まで厳しくチェックしたんだコン。
男性は5世代まで
女性は3世代まで
普通の宗旨人別改帳とは別の「類族切支丹戸籍」に載せられて、何十年も監視され差別を受けていたんだコン。
カワスケ:うわぁ、何代も先まで監視されるなんて大変だったんだねぇ💦 漫画の丈兵衛も、そんな厳しい時代を生きていたんだよぅ。
こんちゃん:歴史を知ると、漫画ももっと深く楽しめるコン!
難しいお話も、こんちゃんとカワスケと一緒なら怖くない!✨
また面白い歴史の謎を見つけたら教えるコン!
参考文献:大巌寺宝物殿ニュース5号
