剣法の極意は…「念仏」にあり!?
🦤カワスケ:「えいっ!やあっ!…あ、足がもつれただよぅ〜!」
おやおや、カワスケが庭で剣術の練習をしていますが、なんだかフラフラですね。
今日は、大巌寺宝物展で開催中のミニ企画展「隆円と徳本-近世浄土宗における官僧と捨世僧-」から、徳本上人と剣豪との不思議なエピソードを、大巌寺宝物殿のマスコットキャラクター、カワウの🦤カワスケと白キツネの🦊こんちゃんがご紹介します!
💡 剣豪・白井亨の悩み
江戸時代、剣術の達人だった白井亨(しらいとおる)は、師匠から「お前はまだ修行が足りん!」と怒られてしまいました。
「どうすればいいのだろう…」と悩む白井に、師匠はこう言ったのです。 「立派なお坊さん(高僧)に会いに行きなさい」
🙏 徳本上人との出会い
そこで白井は、当時有名だった徳本上人を勝尾寺に訪ねました。
白井:「剣の極意を教えてください!」
徳本上人:「私はただ念仏を唱える修行者です。武芸のことなんてサッパリ分かりません」
そう言って、徳本上人は再び、リズムよく伏鉦を叩きながら、一心不乱にお念仏を称えました。
⚡️ 衝撃の瞬間!
その姿を見た白井は、度肝を抜かれました。
「な、なんだこれは…! 一本の撞木を振るう姿に、少しの隙もない! まるで、たった一人で大軍を相手にしているような迫力だ!」
無心で念仏を称える徳本上人の姿の中に、白井は探し求めていた「剣法の極意」を見出したのでした。
🦤カワスケ:「ボクも伏鉦を叩けば、剣の達人になれるかなぁ?」
🦊こんちゃん:「カワスケの場合は、足元の散らかったモノを片付けるところから始めるんだコン!」
一つのことを突きつめようとする探究心、現代の私たちにも感じとれるものがありますね。
【参考文献】『徳本行者伝』
