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生成AIの社内ルール整備を誰に頼むか

生成AIの社内ルール整備の依頼先は主に4種類あり、費用も得意分野も大きく違います。自社に合う頼み先の選び方を整理します。

「AIのセキュリティ、どこに相談すればいいの」問題

生成AIを社内に入れたい。でも情報漏えいは怖い。ルールを作りたいが、社内に詳しい人がいない。

この状態で検索すると、大手コンサルの立派なサービスページから研修会社の広告まで玉石混交で出てきて、どれが自社向けなのか判断できません。実際、頼み先によって得意分野と費用感はまったく違います。

まず全体像を整理します。


依頼先は4種類。得意分野が違う


表1: 依頼先 / 得意なこと / 向いている会社


注意したいのは、どこに頼んでも「ガイドラインの文書」自体は出てくることです。違いが出るのは文書の後ろ側、つまり実際の設定作業・定着・更新まで面倒を見てくれるかどうかです。

費用は「何を頼むか」の分解で決まる

生成AIのルール整備は新しい領域で、確立した相場がまだありません。だからこそ、見積もりを比べる前に依頼内容を分解しておかないと、金額だけでは高いか安いか判断できません。

作業は5つに分解できます。

  • 現状把握: 誰がどのAIサービスを使っているかの棚卸し(シャドーAI調査)

  • ルール策定: 利用ガイドラインの文書化。決めるべき5項目は『生成AI利用ガイドラインの作り方と5つの決め事』にまとめました

  • 環境整備: 法人プラン契約、オプトアウト等の標準設定、SSO・アクセス制御

  • 研修: 従業員への説明会・eラーニング

  • 継続運用: ポリシー変更のウォッチ、半年ごとのルール改訂、新サービスの審査

見積もりを取るときは、この5つのどこからどこまでが含まれるかを必ず確認してください。「ガイドライン策定一式」という見積もりで、環境整備と研修が別料金だった、はよくあるパターンです。

中小企業が外注で失敗する2つのパターン

パターン1: 立派すぎる文書を買ってしまう

大企業向けの網羅的なガバナンス文書は、従業員50人の会社では運用できません。読まれない30ページより、守られる3ページです。

自社の規模で回るアウトプットになるか、着手前にサンプルを見せてもらうことをおすすめします。

パターン2: 文書だけ納品されて終わる

ガイドラインが完成しても、各従業員のアカウント設定が変わっていなければ、リスクは1ミリも減っていません。学習利用のオプトアウト設定、法人プランへの移行、SSOの設定といった手を動かす部分こそ、外注する価値がある工程です。

発注時に「納品物は文書か、設定完了状態か」を確認してください。ここが依頼先選びの一番の分かれ目です。

自力でやる場合の分岐点

外注が必須というわけではありません。次の条件が揃うなら、自力で十分です。

  • 情シス担当(兼任でも)がいて、各サービスの設定画面を触れる

  • 利用するAIサービスを1〜2個に絞れている

  • 経営層がルール整備に時間を割くことを認めている

逆に、利用実態の把握から始める必要がある場合や、複数サービスが既にバラバラに使われている場合は、外部の目を入れたほうが早く終わります。

自力でやる場合の手順とひな形は『生成AI利用ガイドラインの作り方と5つの決め事』を参照してください。

まとめ

  • 依頼先は4種類: コンサル系・セキュリティベンダー・AI導入支援会社・研修会社

  • どこに頼んでも文書は出てくる。差が出るのは設定・定着・更新までやるか

  • 見積もりは「現状把握・策定・環境整備・研修・継続運用」の5分解で比較する

  • 失敗パターンは「立派すぎる文書」と「文書だけ納品」

  • 情シス担当がいてサービスを絞れているなら自力も現実的

生成AIの導入・ルール整備を相談したい方へ

TodoONadaでは、生成AI導入を含むシステム開発や、社内ルール・利用環境の整備について相談を受け付けています。必要な作業を現状把握・文書化・設定・研修に分解し、自社対応と外注の範囲を整理します。

「まず何にいくらかかるのか知りたい」という段階からご相談いただけます。お問い合わせはこちら


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