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思ひで 〜 渋谷陽一氏への追悼に代えて

タイトル上の写真は, 彼が関わった雑誌で 我が家にあるものから 5冊 選んで, 居間の床に置いて撮ったもの。rockin'on もあるけれど, あれが一番有名だからね, 嫌いということではないが(とくに好きでもないが), 他のものを使った。

人の死は悲しい(もちろん今日のこの note には無関係ながら世に少なからず存在する極悪人の死には, 正直 悲しみの感情は湧かないけれど)。

以下, 自分の個人的な思い出を書きます。「極めて個人的」な思い出, 「極私的」な思い出バナシ, それを極くさらっと。


些細な「ことわり書き」

ほんと些細なことなので, 本稿じゃなくて本項, いきなり飛ばしても全然構わないです。

些細なことというのは, つまり, 今日の note タイトルでは「渋谷陽一氏」と「氏」を付したけれど, 著名人の名を書くとき自分は通常は「氏」や「さん」などを付さない。会って話したことがあり, 良い印象が残り, こっちが勝手に親しみを感じている鈴木茂さん, バラカンさん, Corinneさんなどにはそのときの気分で「さん」付けしたりするが(相手方はこっちを絶対憶えてないよ, 茂さんはライヴ後にサインもらった時に話し, ピーターさんにはコンサート会場で席が近かった時に開演前にサインもらう際に話し開演後には息子にもサインもらう為に話し, Corinne Bailey Rae さんにはライヴ後にサインもらったうえツーショット写真!撮らせてもらった時に話し, という「ファン目線」的なものなのだ), それ以外ではたいてい「氏」も「さん」も付けない。

リスペクトがないのではなく(ない場合もあるけど), まぁ習慣です。ただ, 冒頭の note タイトルでは, なんとなく「氏」を付けたくなって, 付けた。やはり訃報に接してという経緯だろうか, どこか厳粛な気持ちにはなる。だから, 本投稿における最初の機会, そのタイトル上でまずは「氏」を付そうと。

会ったこともない, 話したこともない相手だから, 「さん」よりは「氏」。

渋谷陽一が 亡くなった

渋谷陽一が 亡くなった。享年 74歳。今の時代, やや大袈裟に言えば「早世」と言ってもいいくらいだ。やりたいこともまだまだあったのではないだろうか。

なお, note タイトル上は「氏」を付したけれど, ここからは「渋谷陽一」で。その辺の些細な事情は前節にて(でも「ほんと些細なことなので」読まなく「ても全然構わないです」)。

今月14日に 亡くなった, とのこと。その死が 公になったのは 8日後の 22日。

自分が最初に彼の訃報に接したのはこっちだったと思う。誤植が多い「日刊スポーツ」だが, 興味あるスポーツの結果を知る為にちょくちょくアクセスするサイト, そんな経緯で 3日前にたまたま以下の記事を目にしたのだ。

渋谷陽一は 1951年6月9日生まれなので, 1960年911生まれの筆者より学年にして 9年上。しかしまぁ「還暦」を過ぎるとこのくらいの差はそう大きくない。世代的にもそう離れていない感じはする。そう, 要するに「それほど」には。同時代を生きてきた, おおよその感覚ではそう思いもする。

彼は若い頃から音楽ライターとして活躍していて, 筆者が高1の時に買った Pink Floyd のアルバム("Animals", 1977年1月リリース)LP, そのライナーノーツの寄稿者の一人だったと記憶している。4人ほどの人物が「解説」を書いていて, 他には横尾忠則がいた(残り二人は忘れた)。横尾忠則はそのとき 40歳, 渋谷陽一は 25歳。

若いよなぁ。25歳で, 既に世界的にビッグな存在だった Pink Floyd の新譜のライナーノーツを書く。

若い。そもそも, 上にリンクを貼ったロッキング・オン・グループによる「訃報」によれば, 「1971年 19歳でミュージックライフ誌にて音楽評論家デビュー」とある。彼は学生時代に 既に音楽に関わるプロの「モノ書き」として 世に出ていたわけだ。

次章では, 冒頭 記したように,

以下, 自分の個人的な思い出を書きます。「極めて個人的」な思い出, 「極私的」な思い出バナシ, それを極くさらっと

書きます。

思ひで

Pink Floyd "Animals", ライナーノーツ

いや, 彼が其処に何を書いていたのかはもはや全く憶えていないのだが, 彼の名を最初に知ったのはおそらく, Pink Floyd のアルバム "Animals", その LP(1977年1月リリース)の ライナーノーツだったはずなので。

筆者(この note 筆者, 拙者!)は 高校1年, 16歳。渋谷陽一は 25歳だね。「彼が其処に何を書いていたのかはもはや全く憶えていないのだが」, どういうわけか, いや理由・原因は一応あるのか, 他のライナー寄稿者(確か計4人, 渋谷以外は横尾忠則しか憶えていない)のものは少しだけ記憶している。というのは, 横尾忠則の寄稿文は見出しに「超能力者 ピンク・フロイド」みたいな類の文言が躍っていて(踊っていて), 家に遊びに来ていた当時の彼女が「超能力者だなんて」と笑ったことを不思議と記憶しているのだ(カミさん一筋の筆者の昔々の話です, 16歳の頃なんてもうジュラ紀の昔の話だよ, 笑)。

Animals 〜 Pink Floyd's 1977 album 🎶

Pigs on the Wing (part 1) *3
Dogs
Pigs (Three Different Ones) *1, *2
Sheep
Pigs on the Wing (part 2) *3

*1 ピンク・フロイド "Animals" より "Pigs (Three Different Ones)" 〜 歌詞和訳

*2 ホワイトハウスさんよ, おまえら全くの茶番だぜ 〜 Hey you, WHITE HOUSE, haha, CHARADE you are!!

あの歌, 元々は, 1番の歌詞は 資本家・ブルジョア階級もしくは皮肉の対象としてのビジネスマン全般を揶揄していて, 2番の歌詞は マーガレット・サッチャー, 3番の歌詞は 当時 イギリス で ウルトラ原理主義 の キリスト教的価値観 を武器に「活躍」していた 超保守の活動家(後の アメリカ合州国 で言えば, ネオコン や クリスチャン・シオニスト みたいな奴ら, のようなもん)の 婆ちゃん, メアリー・ホワイトハウス を 批判・非難・罵倒している(なんと メアリー, BBC の番組からポピュラー音楽を一掃せよなんてことまで言ってたらしい, まるで イスラムの方の原理主義の ホメイニ みたいだな, で, その婆ちゃんの名前, 英語で書くと "Mary Whitehouse")。

ここでは, 3番の歌詞の "Whitehouse" を "White House", つまり, あの「ホワイトハウス」に替える。

*3 以下の過去 note のタイトル上の写真が アレ(*4)なんでね。

自称「イスラム思想研究者」 〜 そのロン法に潜む, いや潜まない,露骨なテク(略してローテク)

*4 "Pigs on the Wing" (part 1 & 2) 〜 from Pink Floyd's 1977 album "Animals" (written and lead vocals by Roger Waters) 🎶

ではでは。

「こんばんは, 渋谷陽一です」 〜 サウンドストリート

NHK-FM "サウンドストリート" は, 学生の頃(*1), よく聴いていた。DJ で 渋谷陽一の他に憶えているのは 坂本龍一ぐらいかな。

「こんばんは, 渋谷陽一です」で始まり, 他には何も言わず(せいぜいその日の内容を前説的にさらっと語っただけで), まずは 曲をかける。印象に残るよな, あのイントロ。

残念ながら, 筆者が聴いていた頃のもので かつ「こんばんは, 渋谷陽一です」からちゃんと録音している音源がみつからない。以下は 1983/10/28 放送, 筆者はその頃は日本におらず「イスタンブール再訪」中(*2)。

*1 大学入学のため, 1979年3月末, 静岡県の田舎町から札幌市に引っ越し一人暮らし開始。以下は 1981-82年の思い出, サウンドストリートのことは全く書いてないけど, 過去 note 宣伝!

*2 1983-84年ユーラシア大陸(+アフリカ大陸北東端!)「ほぼ」一周の旅, note リンク集

ではでは。

SIGHT

rockin'on, ROCKIN'ON JAPAN, これら代表的な二誌の他に CUT, H, SIGHT, bridge, SIGHT ART .. ウィキによれば, 彼が創刊した雑誌はざっとこんな感じか。

rockin'on はそこそこ読んだし(近年は全く読んでなかった, 理由不明, というか特に理由はない, いや強いて言えば近所にあった書店が何処かに!行ってしまったことぐらいか, まぁあの雑誌への興味自体 薄れたのかもしれないが), CUT もたまに読んだけど, 一番読んだのは SIGHT だと思う。一時は毎号買って読んでたよ。

SIGHT は 2009年から 2012年のものが 今も 我が家の本棚の一つにたくさん置かれていて, 他に 2005年, 2006年, さらに 2014年, 2015年のものもある(今日 note タイトル上の写真に載せた大きなサイズの 3冊は 2005年~2006年で, 「原発再稼働、秘密保護法 ー 日本を闇に落とすな」と表紙にあるのは 2014年)。

その頃, とりわけ 2009年以降が顕著なんだけど, 当時の筆者(この note 筆者, 拙者!)は, 「人生のポケット」のなか。もう二度と戻らないけどね。

人生のポケットから出る方法はどこかにある

澄み切った青空を見て 悲しくなる時もある, 「人生 舐めんなよ」

ではでは。

思ひで

「思い出」と書かないで「思ひで」と書いたのは, 前節の最後にリンクを貼った過去 note の中でも取り上げている, あの歌を想い出していたから。

この歌と渋谷陽一との間に接点があるのかどうか, 其処は全く知らないのだが(おそらくは無いと思うのだが), 今日は最後にこれを載せます。

思ひで 〜 鈴木常吉(1954年11月24日 - 2020年7月6日)*原曲は18世紀アイルランド, Pretty Girl Milking Her Cow (Callín Deas Cruíte na mBó)

君が吐いた白い息が
今ゆっくり風に乗って
空に浮かぶ雲の中に
少しずつ消えてゆく ..

Cailin Deas Crúite na mBó ("A Pretty Girl Milking Her Cow" in English) 〜 Cathie Ryan

鈴木常吉の「思ひで」とは タイトルも歌詞の中身も違うが, 何処か哀愁を帯びている点は共通している。

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