Little Wing 歌詞和訳 〜 Jimi Hendrix, Eric Clapton/Derek and the Dominos
Jimi Hendrix の曲なのに タイトル画像に この曲のカヴァーが収録された Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" カヴァー(意味が違うね先の「カヴァー」とは)を使ったのは, この曲 Little Wing では, Jimi Hendrix が考えた, 想像した, 理想の女性像や守護天使(これはキリスト教的な概念と思われるが 敢えて日本風もしくは中国・インド風に表現するなら「天女」か)が歌われており, そのイメージには同曲のオリジナルが収録された Jimi Hendrix Experience のアルバム "Axis: Bold as Love" のカヴァーよりも, Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" のカヴァーの方が似合うと思ったから。
そういうわけで, 今日のこの note のタイトル画像の中の女性は, Layla でも Pattie Boyd でもなく, Jimi Hendrix が 名曲 Little Wing の中で想像した, 創造した, Jimi の理想の女性もしくは守護天使, 日本風の表現をするなら, あるいはペルシャに起源があるかもしれない(後述)「東洋」風の表現をするなら「天女」。そこまで言ったら飛躍か, いや Jimi も言ってるぜ, 歌ってるぜ, Fly on, little wing!
"Little Wing" (Jimi Hendrix) 〜 歌詞和訳
初めて聴いた Little Wing は Derek and the Dominos によるカヴァー, 初めて聴いた Jimi Hendrix の Little Wing は ライヴ・ヴァージョン
筆者が初めて聴いた Little Wing は, Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" に収録されていたカヴァーの方で(次章), 聴いた当初, その極く初期のうちは, それが元々は Jimi Hendrix の曲であることを知らなかったと思う。そもそも前者はカヴァーではあるが, オリジナルとは音楽の趣がかなり異なる。しかしそれとは関係なく, 最初のうちはそれが Jimi Hendrix の曲であることをただ単純に知らなかった。
Derek and the Dominos によるカヴァー(1970年リリース)を初めて聴いたのはおそらく中学1年か2年の時, 1973年もしくはその翌年で, ほどなくオリジナルは Jimi Hendrix の曲であることを知ったものの, Jimi のオリジナルを初めて聴いたのは高校生になってからだったと思う。なんでそんな後なのかって? 今のようにパソコンやスマホなんか存在しなくて, 今のようにさっさとググって音源確かめたり YouTube その他で何度も繰り返し聴くなんて芸当は, そんなもの想像すら出来ない時代だったんだよ。って誰に言ってるんだ(笑)。
時代があまりに違う, それはもちろん同世代前後には言わずもがなのことですね。当然ながら若い世代が責められる理由など塵ほどもないけれども, あの時代を物心ついて以降の年齢で生きてないと, その違いのリアルとか意味を肌感覚で理解するのは至難ではあると思う。音源を確かめる, 試しに聴いてみる, それ自体がなかなかに容易でなく, だからこそラジオやテレビの音楽番組のありがたさは, 今の時代の比ではなかったのだ(*1)。
というわけで, とにもかくにも, ジミヘン, Jimi Hendrix が作詞作曲した Little Wing というタイトルの曲を初めて聴いたのは, Eric Clapton の Derek and the Dominos によるカヴァー・ヴァージョンを聴いた時で 中1か中2の頃, で, ジミヘンによる Little Wing を初めて聴いたのは高校生になってから, 確か高2か高3ぐらい, 1977年か78年辺りに Jimi のベストかライヴのアルバム, LP を買って聴いた時だったはず。
しかもそのとき聴いた Jimi Hendrix の Little Wing は, スタジオ・ヴァージョンのオリジナルではなく, ライヴ・ヴァージョンの方だった(本章次節)。
*1
音源を確かめる, 試しに聴いてみる, それ自体がなかなかに容易でなく, だからこそラジオやテレビの音楽番組のありがたさは, 今の時代の比ではなかったのだ。
Jimi Hendrix の "Little Wing" に関わる話題は書いてないけれど, 関係 note 2点を以下に。
ネットがない時代にお世話になったテレビの「洋楽」番組 〜 ヤング・ミュージック・ショー
ネットがない時代にお世話になったテレビの「洋楽」番組 part II 〜 JUN 提供 Sounds In: Midnight Special, Soul Train, In Concert ♫
ではでは。
"Little Wing" (Jimi Hendrix) 〜 歌詞和訳
というわけで, とにもかくにも, ジミヘン, Jimi Hendrix が作詞作曲した Little Wing というタイトルの曲を初めて聴いたのは, Eric Clapton の Derek and the Dominos によるカヴァー・ヴァージョンを聴いた時で 中1か中2の頃, で, ジミヘンによる Little Wing を初めて聴いたのは高校生になってから, 確か高2か高3ぐらい, 1977年か78年辺りに Jimi のベストかライヴのアルバム, LP を買って聴いた時だったはず。
しかもそのとき聴いた Jimi Hendrix の Little Wing は, スタジオ・ヴァージョンのオリジナルではなく, ライヴ・ヴァージョンの方だった。
筆者が初めて聴いた Jimi Hendrix の Little Wing はこれ, 1969年2月, ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ。少なくともこれは完璧に記憶している(以下のライヴ・ヴァージョンの後にオリジナルのスタジオ・ヴァージョンへのリンクを掲載)。
Little Wing 〜 Jimi Hendrix (Nov 27, 1942 – Sep 18, 1970) LIVE at the Royal Albert Hall, London, February 24, 1969
英語原詞 *1 https://www.azlyrics.com/lyrics/jimihendrix/littlewing.html
そうさ, 彼女は雲の中を歩いているんだ
自由気ままに浮遊するサーカスのような心持ちでね (*1)
蝶やシマウマ, そして月の明かり
それにおとぎ話
彼女が考えているのはそれだけなんだ
風に乗って空を駆け巡りながらね
だけど 俺が悲しくて沈んでる時, 俺が悲しくて堪らない時, 彼女は俺のところに来てくれるんだ (*2)
溢れる笑顔, そうさ, 千もの微笑みを, 彼女は俺に無償で与えてくれるのさ (*3)
大丈夫, 大丈夫よ, 彼女は言うんだ, 大丈夫よって
私から, 欲しいものを何でも持って行っていいのよ
何でも, 何でも
…… 🎶 …… 🎶 ……
訳注
*1 ググると Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running round と Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running wild の両方が出るのだが, 上のライヴでは微妙。round に聞こえたり wild に聞こえたり。ヒアリングが容易じゃない。round の可能性も十分あるが, run wild なら「自由気ままに振る舞う」, なんとなく夢がある感じなので(なんとなくね, 笑), 此処では wild を採用(ただしこの下のスタジオ・ヴァージョンでは より round に聞こえる感じがする)。
それから, circus mind はどう訳すのか。サーカスと言えば(小学生の頃, 一度だけ生で観たことがあるよ), 動物の曲芸や空中ブランコなどの曲芸, それにクラウンとかピエロが手品などやり, あるいは笑わせ, 観る者の緊張を和らげる道化の芸などがある。「サーカス」の形容は, この曲 Little Wing の中の「彼女」にぴったりの表現なのかもしれない。そう思い, 「サーカス」を無理に他の言葉に置き換えるのは避けた。
*2 英語では when I'm sad の繰り返しだから, 「俺が悲しくて沈んでる時」「俺が悲しくて堪らない時」はもちろん意訳。
*3 With a thousand smiles, ここも意訳含み。
では, オリジナルのスタジオ・ヴァージョンを。
Little Wing 〜 from the Jimi Hendrix Experience's 1967 album Axis: Bold as Love
英語原詞 https://genius.com/The-jimi-hendrix-experience-little-wing-lyrics
そうさ, 彼女は雲の中を歩いているんだ
そこら辺りを駆け巡る, サーカスのような心持ちでね (*1)
蝶やシマウマ, そして月の明かり
それにおとぎ話
彼女が考えているのはそれだけなんだ
風に乗って空を駆け巡りながらね
俺が悲しくて沈んでる時, 彼女は俺のところに来てくれるんだ (*2)
溢れる笑顔, そうさ, 千もの微笑みを, 彼女は俺に無償で与えてくれるのさ (*3)
大丈夫, 彼女は言うんだ, 大丈夫よって
私から, 欲しいものを何でも持って行っていいのよ
さぁ何でも, 何でも (*4)
飛んでみて, 小さな翼で (*5)
そう, そう .. 小さな翼で
…… 🎶 …… 🎶 ……
訳注
*1 circus mind などに関し, 上のライヴ・ヴァージョンの方の「訳注」ご参照。なお, ここでは Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running round で。
*2, *3 は, 上のライヴ・ヴァージョンで。
*4 Dig は「掘る」「掘り出す」「堀り当てる」などだけど, 上の歌詞の中ではあんな感じの意訳で構わないでしょう。
*5 Fly on, little wing .. これが意外に難しい。というのは, よくよく考えると, 誰が誰に言ってるのかすら。「彼女」(ジミヘンによる「理想の女性像」における女性, あるいは守護天使, あるいは妖精のような存在なのか)が自分に言ってるのか, それとも逆に自分が「彼女」に? あるいは何か普遍的なメッセージなのか。というわけで, 些か苦し紛れ, 読む人が自由に解釈できるような日本語に。まぁそういう意味では元の英語の歌詞もそんな感じだよね(笑)。
"Little Wing" (Derek and the Dominos) 〜 歌詞和訳
成人して「職業音楽家」になった3歳年上の兄貴が高校の学園祭でこれをやり(リード・ギター), 筆者も同じようにやりたくなり, やはり同じ高校の学園祭でバンドで出てやった(ギター, リード・ギター二人の編成で交互にリードを), Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" に収録されていたカヴァー・ヴァージョン。
自分はヴォーカルもやったかも。もはやジュラ紀並みに(笑)昔のことで記憶が曖昧(残念ながら兄とは違い, ギター下手くそ, ヴォーカルの方がまだマシだと思う)。
Little Wing (Jimi Hendrix) 〜 from Derek and the Dominos' 1970 album "Layla and Other Assorted Love Songs", Eric Clapton & Duane Allman (Nov 20, 1946 – Oct 29, 1971) on guitar
英語原詞 https://genius.com/Derek-and-the-dominos-little-wing-lyrics
そうさ, 彼女は雲の中を歩いているんだ
そこら辺りを駆け巡る, サーカスのような心持ちでね (*1)
蝶やシマウマ, そして おとぎ話
彼女が考えているのはそれだけなんだ
俺が悲しくて沈んでる時, 彼女は俺のところに来てくれるんだ (*2)
溢れる笑顔, そうさ, 千もの微笑みを, 彼女は俺に無償で与えてくれるのさ (*3)
彼女は言ったんだよ, 大丈夫よって
私から, 欲しいものを何でも持って行っていいのよ って
(さぁ何でも)(何でも)
そうさ, 彼女は雲の中を歩いているんだ
そこら辺りを駆け巡る, サーカスのような心持ちでね (*1)
蝶やシマウマ, そして おとぎ話
彼女が考えているのはそれだけなんだ
俺が悲しくて沈んでる時, 彼女は俺のところに来てくれるんだ (*2)
溢れる笑顔, そうさ, 千もの微笑みを, 彼女は俺に無償で与えてくれるのさ (*3)
彼女は言ったんだよ, 大丈夫よって
私から, 欲しいものを何でも持って行っていいのよ って
(さぁ何でも)(何でも)
ああ
飛んでみて, 小さな翼で (*4)
そう, そう
飛んでみて (*5)
…… 🎶 …… 🎶 ……
訳注
*1 circus mind などに関し, 前章における「訳注」ご参照。なお, ここでは Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running round でなく, Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running around というわけで, 微かな違いが。でも日本語訳は同じで
いいでしょう。
*2 ~ *4 も, 前章における「訳注」ご参照。
*5 最後の方, なんか.. 理想の女性もしくは守護天使(!), 天女(!)とのセックスを歌ってるような気までしてくるなぁ(笑)。
ではでは!
Little Wing, 小さな翼を広げ, 羽を伸ばし, 脱線話題
守護天使, 天女
まずは今日の「前説」を再び。
Jimi Hendrix の曲なのに タイトル画像に この曲のカヴァーが収録された Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" カヴァー(意味が違うね先の「カヴァー」とは)を使ったのは, この曲 Little Wing では, Jimi Hendrix が考えた, 想像した, 理想の女性像や守護天使(これはキリスト教的な概念と思われるが 敢えて日本風もしくは中国・インド風に表現するなら「天女」か)が歌われており, そのイメージには同曲のオリジナルが収録された Jimi Hendrix Experience のアルバム "Axis: Bold as Love" のカヴァーよりも, Derek and the Dominos の "Layla and Other Assorted Love Songs" のカヴァーの方が似合うと思ったから。
そういうわけで, 今日のこの note のタイトル画像の中の女性は, Layla でも Pattie Boyd でもなく, Jimi Hendrix が 名曲 Little Wing の中で想像した, 創造した, Jimi の理想の女性もしくは守護天使, 日本風の表現をするなら, あるいはペルシャに起源があるかもしれない(後述)「東洋」風の表現をするなら「天女」。そこまで言ったら飛躍か, いや Jimi も言ってるぜ, 歌ってるぜ, Fly on, little wing!
そういうわけで(笑), 「飛躍」話。以下は, ウィキペディア「天女」から「飛天との関係」の項。
飛天は仏教美術にしばしば登場する「空を飛ぶ人物」のことであり、特に女性形の者は 天女と同一視される。インド方面を起源とする説と、オリエント・ペルシャに起源を求める説があるが、後者のほうは元々、有翼人種(亜人ないし精霊の一種)として描かれていたと推測されている。これが西洋方面に伝播する過程で 天使に、東洋方面に伝播する過程で飛天から 天女へと変化していったと目されている。
空を飛ぶ人物 .. そうさ, 彼女は雲の中を歩いているんだ。
ペルシャ .. ペルシャと言えば, アラブに元ネタはあるようだけど, 12世紀のペルシャの詩人 Nizami Ganjavi による "Layla and Majnun", そして, Derek and the Dominos の Little Wing 収録アルバム ""Layla and Other Assorted Love Songs" のあの曲 "Layla" は, Nizami Ganjavi の "Layla and Majnun" からインスピレーションを得た Eric Clapton が, 親友 George Harrison の当時の妻 Pattie Boyd への愛を歌った曲。
Layla and Majnun とは。
因みに Layla は, 中東(西アジア)ではよくある女性の名前(*1, *2, *3)。
話が飛んだ? Fly on, little wing!
*1 Layla, Leila など。
*2 パレスチナの英雄(ヒロイン) Leila Khaled も。
*3 右の壁に Leila Khaled の写真が!
話が飛んだ? Fly on, little wing!
ではでは。
Well she's walking through the clouds with a circus mind that's running round .. Butterflies and zebras
シマウマの写真はないので(笑), 蝶の方を。
文字通りの脱線ネタ!
ではでは。
Layla
本日の第2章 "Little Wing" (Derek and the Dominos) 〜 歌詞和訳 および 第3章 Little Wing, 小さな翼を広げ, 羽を伸ばし, 脱線話題 の 第1節 守護天使, 天女 からの繋がりで。
飛躍? 話が飛んだ? Fly on, little wing! .. しつこいな。
この曲も高校の学園祭で, バンドで出てやった(リード・ギター二人のうちの一人, ヴォーカルは別), ピアノ(キーボード)もいた, とにかく, よくやった, なんと大胆な! .. 若者はだいたいが 大胆不敵なのだ(笑)。
Layla (Eric Clapton, Jim Gordon/Rita Coolidge) 〜 from Derek and the Dominos' 1970 album "Layla and Other Assorted Love Songs"
Eric Clapton & Duane Allman (Nov 20, 1946 – Oct 29, 1971) on guitar
