非核三原則「持ち込ませず」が撤廃されたら株価はどうなる?日本株で注目したい業種とは
「非核三原則」のうち、
「持ち込ませず」だけが見直されたら、日本株はどう動くのか?
最近、安全保障をめぐる議論が活発になっています。
非核三原則とは、
核兵器を「持たず」
核兵器を「作らず」
核兵器を「持ち込ませず」
という日本政府の基本方針です。1967年に佐藤栄作首相が表明し、1971年には国会決議も行われました。(コトバンク)
現在、政府は三原則を政策上の方針として堅持しているとしています。
一方で、安全保障環境の変化を背景に、特に「持ち込ませず」を見直すべきだという意見も出ています。2026年には安全保障関連3文書の改定に向けた議論でも、このテーマが取り上げられています。(ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト)
では、もし本当に「持ち込ませず」が撤廃・大幅緩和されたら、株価にはどんな影響があるのでしょうか?
結論:防衛関連株にはプラス材料になりやすい
最も分かりやすいのは、
防衛力強化 → 防衛関連企業の受注増加
というシナリオです。
「持ち込ませず」の見直し自体が企業の利益を直接増やすわけではありません。
しかし、核抑止を含めた安全保障政策がより現実的な方向へ変化すれば、
・防衛予算の増額
・ミサイル防衛
・レーダー
・艦艇
・航空機
・電子戦
・宇宙・衛星
・サイバー防衛
などへの投資が拡大する可能性があります。
そのため、株式市場では防衛関連株が先回りして買われる可能性があります。
特に注目したいのが「防衛大手」
日本の防衛産業では、大型案件を受注できる企業が重要です。
代表的なのが、
三菱重工業
です。
航空・宇宙、防衛、艦艇、ミサイルなど幅広い分野に関係しています。
安全保障政策の変化が「防衛費増額」につながるのであれば、恩恵を受ける可能性が高い企業の一つです。
三菱電機にも注目
防衛関連では、
三菱電機
も重要な企業です。
レーダー、電子機器、通信など、安全保障に欠かせない技術を持っています。
今後、防衛装備だけではなく、
「探知する」
「通信する」
「情報を処理する」
といった分野の重要性が高まれば、関連企業への注目も高まりそうです。
IHIも候補
航空・防衛分野では、
IHI
も注目されます。
防衛関連の航空エンジンなどに関係しているため、防衛力強化が長期的に進めば恩恵を受ける可能性があります。
ただし「核の持ち込み=防衛株爆上げ」とは限らない
ここは注意したいところです。
「持ち込ませず」が撤廃されたからといって、翌日から防衛株が大幅上昇するとは限りません。
株価を動かすのは、
政策変更 → 防衛予算増額 → 実際の発注 → 企業利益
という流れだからです。
単なる政治的な発言だけなら、一時的な材料で終わる可能性もあります。
逆に、政府が具体的な予算や装備調達計画まで示せば、中長期的な株価材料になる可能性があります。
核関連より「通常兵器・防衛インフラ」に注目?
個人的に重要だと思うのはここです。
「持ち込ませず」の見直しというと、どうしても核兵器そのものに目が行きます。
しかし、株式投資という視点では、
核兵器そのものより、日本の防衛力全体が強化されること
のほうが企業業績への影響が大きい可能性があります。
例えば、
・ミサイル防衛
・防空システム
・レーダー
・艦艇
・戦闘機
・エンジン
・衛星
・通信
・サイバーセキュリティ
・弾薬・装備品
などです。
つまり、
「核」というニュースだけを見るのではなく、防衛予算がどこに流れるのかを見る
ことが投資では重要です。
日本株全体にはどうなる?
日本株全体では、単純に「上がる」とは言い切れません。
防衛力強化が進めば、防衛関連株にはプラス材料。
一方で、財源をどうするのかという問題があります。
防衛費の大幅増額が、
・増税
・国債発行
・他の予算削減
などにつながれば、日本株全体への影響は複雑になります。
また、外交関係が悪化し、地政学リスクが高まれば、株式市場全体がリスクオフになる可能性もあります。
そのため、
防衛株↑=日本株全部↑
とは考えないほうがいいでしょう。
rikoの注目ポイント
もし「持ち込ませず」の見直しが本格化したら、私は次の順番でニュースを確認します。
① 非核三原則の政策変更
↓
② 安全保障関連3文書の変更
↓
③ 防衛予算の増額
↓
④ 防衛装備の具体的な調達計画
↓
⑤ 防衛企業の受注増加
↓
⑥ 業績・EPSへの反映
この流れまで確認できれば、単なるニュースではなく、
「企業利益につながる投資テーマ」
になってきます。
まとめ
非核三原則の「持ち込ませず」が撤廃・緩和された場合、
防衛関連株には中長期的な追い風になる可能性があります。
特に注目したいのは、
三菱重工業
三菱電機
IHI
などの防衛関連企業。
ただし、重要なのは「核」という言葉そのものではありません。
防衛政策が変わり、実際に予算が増え、企業の受注・利益が増えるのか。
ここを見ることが、投資では一番重要です。
政治ニュースをただ眺めるのではなく、
「この政策変更で、どの企業の売上が増えるのか?」
まで考える。
これが、ニュースを投資につなげるポイントだと思います。
※この記事は投資判断の参考情報であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
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