ワインだけじゃない!?常滑テロワール旅〜地域の風土・食文化を体験しよう〜
ワインの世界ではよく聞く、「テロワール」という言葉。フランス語で「大地」を表す「terre」に由来し、土壌や気候、地形、さらには栽培方法など、その土地ならではの環境のことを指しています。
近年では、「その土地だからこそ生まれる味わい」を表す言葉として、ワイン以外の食文化にも使われるようになってきました。
発酵文化が根づき、焼き物のまちとしても知られる、知多半島・常滑市。実はこの地域には、風土と深く結びついた「土地の味」がたくさんあります。今回は、「ワイン」「梅酒」「和菓子」を入り口に、常滑テロワールを味わうツアーをご紹介します!
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東海エリアの良いヒト・モノ・コトを集めた、「好き」「おいしい」「面白い」など、驚きの発見や感動ができる体験プログラムです。里山の現役猟師、元博物館調査研究員、フリーライターなど、バラエティに富んだガイドさんたちと一緒につくりました。知っているようで知らない、東海エリアの魅力に触れる旅へ出かけましょう。
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焼き物のまちは、ワインのまち!?

常滑といえば、まず思い浮かぶのが「常滑焼」。日本六古窯のひとつにも数えられ、古くから焼き物の産地として知られてきました。
その背景にあるのが、常滑周辺で採れる良質な「土」の存在。特に、鉄分が多い陶土で赤褐色に焼き上げる「朱泥」の急須は、常滑焼の代表作として有名です。
実は、「土」が重要視されるのはワインの世界でも同じ。ワインづくりにおいて、土壌は味わいを左右する要素の一つです。同じブドウ品種でも、育つ土地によって香りや風味が変わるといわれます。
そんな、土とともに文化を育んできたまちで、いま注目を集めているワイナリーを知っていますか?古くからの「焼き物のまち」で、「ワインのまち」としての新たな魅力に触れてみましょう!

常滑産ぶどうのワイナリー、旨みの秘密は「土」?

日本ではめずらしく、温暖な太平洋側でワインを生産している「常滑ワイナリー」。伊勢湾を望む絶景の立地で、国家戦略特区を活用した農家レストランも併設しています。
オーナーの馬場憲之さんは、アメリカ・オレゴン州で見た観光農園に感動し、なんと全くの未経験からワイナリーを創設したのだとか。そんな馬場さんの情熱のこもったお話は必聴です!
ツアーでは、ぶどう畑とワイナリーを見学。葡萄畑の緑と青空の開放感あふれる中で飲むワインは格別です。常滑の土で育つぶどうでつくるワインは酸が強く、旨味たっぷり。
見学後は、知多牛ステーキとお好みのワインでペアリング。伊勢湾に沈む夕日を眺め、常滑の風土をワインと共に感じませんか?

知多半島が誇る、独自品種の梅って?

常滑で味わえるテロワールは、ワインだけではありません!「日本酒」と「梅」から、風土を味わってみませんか?
常滑市の隣、知多市の佐布里(そうり)地区で古くから栽培されてきた「佐布里梅」。果肉が厚く、酸味が強いことが特徴で、梅酒づくりにも向いている品種です。
初夏は、ちょうど梅の収穫時期。旬を迎えた梅を使って、梅干しや梅酒などの保存食を作ることを「梅仕事」と呼びますが、「自宅で作ったことがない」「これから挑戦したい」という人もいるのでは。
知多半島で育った梅を、知多半島の酒蔵で仕込む。そんな、土地のつながりを感じられる体験をしてみませんか?

「佐布里梅」と日本酒で仕込む梅酒は、どんな味?

嘉永元年(1848)創業、常滑で昔ながらの製法で日本酒づくりを続ける「澤田酒造」。仕込み水に知多半島の湧き水を使用するなど、この土地ならではの原料にもこだわっています。
今回のツアーでは、澤田酒造の6代目社長・澤田薫さんと一緒に、梅酒仕込みにチャレンジ。江戸時代の書物「本朝食鑑」の製法を再現し、わら灰によるアク抜き、ヘタをとるところから、梅酒用特別原酒を使って、漬けるところまで体験します。
梅酒づくりに使うのは、知多市の天然記念物に指定された「佐布里梅」。酸味と甘さのバランスの良い梅酒に仕上がります。仕込んだ梅酒は6ヶ月後のお楽しみ。澤田酒造渾身の梅酒「白老梅」の試飲もお楽しみに!
蔵の空気や梅の香りを感じながら、知多半島の発酵文化に触れてみては?
\Pick up ツアー/
【常滑・梅酒】古式伝承の蔵元・澤田酒造で天然記念物・佐布里梅で仕込む梅酒「白老梅」ツアー
~江戸時代の書物「本朝食鑑」のレシピで梅酒仕込み、蔵見学から梅酒の試飲まで~

和菓子にも「テロワール」がある!?

お酒のような嗜好品以外に、身近な「和菓子」にもその土地ならではの個性が表れています。
たとえば、使われる米や小豆などの素材。どんな気候の中で、どんな季節行事と結びつきながら食べられてきたのか。和菓子には、地域ごとの暮らしや風土が自然と反映されています。
ちなみに、焼き物のまちとして知られる常滑では、職人が休憩中に「パクっ」と食べやすい餅菓子が好まれ、市内には至るところに職人のお抱えの餅屋さんがあったのだとか。
日常のおやつの中にも、その地域ならではのテロワールが隠れているかもしれません。

知多半島の素材を、老舗の餅菓子で味わう!?

常滑で昭和26年に創業した「大蔵餅」は、餅米はもちろん、和菓子に使用するフルーツや調味料まで地元産素材を厳選し、伝統の和菓子づくりに取り組んでいます。
今回は代表の稲葉さん直伝で、店名にもなっている看板商品「大蔵餅」と、季節の和菓子「わらび餅」の2種をつくる職人体験。大蔵餅はよもぎ餅をこし餡で包み、ぷるぷる食感のわらび餅は餡を包んできな粉で仕上げます。体験後には、常滑焼の器で味わうおこわランチでホッとひと息。
餅菓子と常滑の歴史についてのお話を伺いながら、和菓子のおいしさに心酔いしれましょう!
\Pick up ツアー/
【常滑・和菓子づくり】看板商品”大蔵餅”と”わらび餅”2種体験!知多半島の素材を生かした和菓子をつくる「大蔵餅」ツアー
~職人に弟子入り!餅菓子2種づくり体験から、おこわランチ、作った餅菓子はお土産に~

常滑ワイナリーの見学・試飲ランチ付きツアー、澤田酒造の梅酒仕込みツアー、大蔵餅の和菓子づくりツアーと、ここまで常滑で開催する3つのツアーをご紹介しました。
ほかにも6月の大ナゴヤツアーズでは、ボンタイン珈琲のアイスコーヒー探求ツアー、mirume 深緑茶房の烏龍茶・日本茶ツアーなど、さまざまな土地のテロワールを旅するように楽しめるツアーを開催します。
地域の食文化を体感しながら、東海エリアの魅力を深掘りしてみませんか?

