私が壊れるまで #2 壊れる前のサインに、私は気づかなかった
― 壊れる人は、ある日突然壊れるわけではない ―
この記事は、私が適応障害と診断されるまでの実体験を記録したものです。
後から振り返ると、心は何か月も前から悲鳴を上げていました。
眠れない。
休んでも回復しない。
旅へ出ても仕事が頭から離れない。
それでも当時の私は、「少し疲れているだけだ」と思っていました。
もし今、
休んでも回復しない、
仕事のことが頭から離れない、
そんな状態にいるなら、
この記事が自分の心のサインに気付くきっかけになるかもしれません。
頼られることが増えた40〜60代の管理職・責任ある立場の方
「自分がやらなければ」と一人で抱え込んでいる方
眠れない日が続いている方
誰にも弱音を吐けない方
適応障害や燃え尽きが気になっている方
頑張っているのになぜかずっと苦しい方
■このシリーズを読むと分かること
頼られる人ほど壊れやすい理由
壊れる前に現れる身体と心のサイン
私が適応障害になった経緯
復職後に椎骨動脈解離になった理由
本当の責任感とは何か
「全部背負わなくていい」と思える考え方
この記事で伝えたいこと
頼られる人は弱いから壊れるのではありません。
責任感が強すぎるから壊れるのです。
私は適応障害になり、
それでも走り続け、
最後は椎骨動脈解離で身体が止まりました。
この記事は、
そんな実体験を通して、
「全部背負わなくていい」
ということを伝えるために書きました。第3章 なぜ頼られる人ほど壊れてしまうのか
私は長い間、
壊れる人というのは、
無責任な人だと思っていた。
しかし、
・責任感がある人
・真面目な人
・人のために動ける人
・期待に応え続ける人
そういう人ほど、
ある日突然動けなくなる。
不思議だった。
むしろ逆だと思っていた。
適当に生きている人の方が、
先に潰れると思っていた。
だが現実は違った。
実際に壊れていくのは、
「いつも頑張っている人」だった。
頼まれれば引き受ける
困っている人を放っておけない
最後まで責任を果たそうとする
そういう人が、
ある日突然立ち上がれなくなる。
なぜなのだろう。
今なら分かる。
「できる人だから壊れるのではない。
責任感が強すぎるから壊れる」のだ。
そして
「責任感が強い人ほど、壊れる直前まで自分の異変を認めない」のだ。
第4章 壊れる前のサインに、私は気づかなかった
今振り返ると、
壊れる前には何度もサインが出ていた。
だが私は、
それをサインだと思わなかった。
変わったのは
睡眠
寝つきが悪くなる
夜中に目が覚める
朝早く目が覚める
寝ても疲れが取れない
それは、
年齢のせいだと思った。
こんな状態はないだろうか。
夜中に目が覚めて時計を見る。
まだ3時なのに……
まだ4時なのに……
あと少し眠れるはずなのに、
頭の中では仕事が始まっている。
あの案件。
あの会議。
あの人への対応。
気づけば眠れない。
私はそれを、
責任感がある証拠だと思っていた。
次に変わったのは気持ちだった。
休日になっても何もしたくない
趣味を楽しめない
家にいても落ち着かない
何をしていても、心のどこかで仕事のことを考えている
だが、
忙しいから仕方ないと思った。
さらに、
職場へ向かう足取りが重い
朝になると胃が重い
出勤するだけで疲れる
会社のゲートを通った時点で、もう帰りたい。
そんな日もあった。
それでも、
責任があるから行かなければならないと思った。
頼ってくれる人がいる。
自分がやらなければならない。
そう考えていた。
だから休まなかった。
助けも求めなかった。
弱音も吐かなかった。
今になってようやく、あの時の声が聞こえる。
「あの時の私は頑張っていたのではない。
無理をしていたのだ。」
だが、
責任感が強い人ほど、
その違いが分からなくなる。
頑張ることが当たり前になる。
我慢することが当たり前になる。
だから限界に近づいていても、
気づけない。
壊れる人は、
ある日突然壊れるわけではない。
その前に何度も身体が教えてくれている。
ただ、
責任感が強い人ほど、
「その声を無視してしまう」のである。
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▼椎骨動脈解離の体験記はこちら▼
私は椎骨動脈解離で2ヶ月の療養を経験しました。発症から診断、入院、療養までの記録をシリーズとして残しています。
もし今、
身体からのサインに戸惑っている方がいたら、
こちらも参考になるかもしれません。
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