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新作マンガをIPに育てたい

「拷問バイトくんのエプロンがあったら、絶対買います!」

きっかけは、ヤングアニマルWeb担当者の一声でした。本日(2024年10月28日)、コミチが初めてグッズを販売します!

「拷問バイトくんの日常」オリジナルエプロンのイメージ

次見やをら先生の『拷問バイトくんの日常』をご存じでしょうか? ヤングアニマルWebなどで連載中の作品でSNSでも話題となり、「次にくるマンガ大賞 2023」webマンガ6位に入賞した期待の新作です。

業務はブラック、労働環境はホワイトな合法拷問企業「スピリタス」で働く優しい(?)先輩たちと勉強熱心な後輩たちのほのぼの非日常4コママンガです。殺伐とした世界観とイケメン4人組のわちゃわちゃ感とのギャップがクセになります。

「拷問?!グロテスクなマンガはちょっと...」と恐るおそるページをめくっていた手が止まらなくなってしまうほど、テンポがいいスプラッターギャグにハマる人が絶賛続出中です。

なぜマンガのグッズなのか?

「このマンガのこんなグッズがあったら……」という雑談が交わされる日常は、マンガ好きなメンバーが集まるコミチならではの光景。

コミチには「マンガ愛を育む」という行動指針があります。

そのマンガ愛は、オフィスのデスクを見れば一目瞭然。推しキャラのグッズであふれています。

コミチのオフィスには関連グッズがあふれています

グッズについては、私もビジネス化をずっと考えてきました。

以前、noteに書いたように、グッズはファンがコレクション(収集品)として”ひとりで楽しむ”ものであり、見せるものとして、”みんなで楽しむ”ものでもある。推し活にとっては欠かせないもの。

ヒントになったのは、以前、僕が所属していたマンガ家などのクリエーターエージェンシー「コルク」での経験です。『宇宙兄弟』の31巻を発売するときに、限定版 記念セットとして作者である小山宙哉先生が監修した「ブライアン人形」をセットにして販売しました。

小山宙哉先生 完全監修の「ブライアン人形」

『宇宙兄弟』の読者なら、すぐにわかる象徴的な存在。ヒビトが月面の大ピンチを逃れられたとき、エディがふたたび月行きを目指す決意をしたとき、いつもブライアン人形がありました。

わかる人だけが、わかるグッズ。X(旧Twitter)で『宇宙兄弟』ファンのみなさんが「待ってました!」とばかりに、たくさん投稿してくれました。ファン同士のきずなの強さを実感する瞬間です。

私は、その大きな反響を見てグッズがあることの重要さに気づきました。

グッズは、「マンガ愛を育む」ために絶対に必要なものです。

グッズ販売をデータ分析で裏づける

でも、グッズをつくり始めるのは、たいていアニメ化して人気が出てからのタイミングです。売れる見込みがなければ、当然ビジネスにはなりません。

マンガ作品のファンが、たとえ今は少なかったとしても、グッズを欲しい人は必ずいる。このギャップを埋められないだろうか?

そこで、今回の『拷問バイトくんの日常』のグッズは、『宇宙兄弟』にならって第5巻の発売記念のコミック特装版とのセットとして、受注生産にすることにしました。これでビジネス上のリスクは最小限にすることができます。

2024年10月28日より受付開始

さらに大事なことは、グッズが売れるだろうという予測です。出版社のWebマンガの運営をサポートするコミチには、多くの読者データが集まります。

コミチ+導入メディアのご紹介

今回は、それらの読者データと合わせて、リアル書店であるTSUTAYAの読者層レポートを重ねて、グッズ化の検討をしました。

その根拠の1つとなったのは、女性読者の多さです。一般的に、女性ファンはグッズを多く購入する傾向にあるとされています。

書店のデータ分析サービス「AND ONE」よりTSUTAYAの「拷問バイトくんの日常」読者分析

詳細は企業秘密なので言えませんが、それ以外にもさまざまなデータを見て、グッズ化の判断を行いました。

コミチの行動指針の2つ目に、「エンジニアリング思考を持つ」があります。

まさに、今回のグッズ販売はエンジニアリング思考が活かされていると感じています。

コミチが「マンガ雑誌」にこだわる理由

グッズを売り上げることだけが目的ではありません。ファン同士が盛り上がる、またSNSで話題になるなど、グッズ販売が作品に対してファンを増やすような良い影響を与えるものでありたいと思っています。

以前のnoteで、マンガ雑誌へのこだわりを書いたことがありますが、出版社にとって最も重要なことは「新人マンガ家の発掘・育成」です。

コミチが読者データを編集部にフィードバックすることで、より良い作品にしていただくことは、連載中のマンガ作品にとっての生命線だと考えています。

同じように、アニメ化がされていない、まだ連載中のマンガ作品のグッズを出すことが良い影響にならなければ、コミチがグッズを扱う意味がありません。ここはこだわりたいところです。

マンガ単行本が売れて、グッズも話題となり、さらにファンが増えてアニメ化。世界にファンを持つ作品になり、いつかはIP(知的財産)ビジネスとして愛される存在になっていく…そんな未来を夢見ています。

繰り返しになりますが、コミチがグッズを販売するのは初めてのことです。本日、プレスリリースを出しました。

コミックス+グッズセット販売ストア「ヤングアニマルWebストア」がオープン。第一弾はSNS大人気作品『拷問バイトくんの日常』オリジナルグッズ販売開始!

「『拷問バイトくんの日常』という作品にとって、どうかグッズが良い影響を与える存在になってくれ…」と、緊張した面持ちで今、願っています。

最後に

あらためまして、マンガDXのスタートアップ「コミチ」CEOのマンディこと萬田大作です。ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

コミチのミッションは「マンガを世界に知らしめる」です。

今回は初めてのグッズ販売についての話を書きましたが、これからもマンガ雑誌の担ってきたマンガのエコシステムづくりにチャレンジしていきます。

最後にPRです。マンガDXのスタートアップ「コミチ」は、いっしょにIPOを目指す仲間を募集中です。特にマンガメディアのディレクターや開発PM/PdM候補を急募しています!

直近(2024年4月)では、一般社団法人電子出版制作・流通協議会の「電流協アワード2024」特別賞を受賞しました。売上YoY200%成長、2期連続黒字化を達成し、急拡大中です。カジュアル面談からでも、ぜひお声がけください!(詳細は下記HPをご覧ください)

それでは、また次回のnoteで。

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