ボロディン 弦楽四重奏曲第2番ニ長調より第1楽章(2Fl+Cl+2Fg)
Wikipediaを見ると「ボロディンの作品の中でも特に親しまれているもののひとつであり、また、19世紀のロシア帝国を代表する室内楽曲のひとつでもある」と書かれていますが、それほどまでに有名だったとは正直知りませんでした。ボロディンといえば「韃靼人の踊り」「中央アジアの平原にて」が突出して有名で、この曲はそこまで知られていないと思い込んでいました。
たしかに第三楽章の「夜想曲」のメロディは比較的知名度が高く、検索すると様々なアレンジの動画が出てきます。ですが私が好きなのはむしろ第1楽章ですので、この第1楽章を編曲して仲間内で演奏しました。
いつもならここで参考音源を掲示するところですが、この曲は残念ながらコンピュータが楽譜通り発音したものでは「音楽」になりません。その理由は、言葉で説明するよりも、原曲を聴いて頂ければすぐに分かるでしょう。
↑この動画は恐らく私が持っているCDと同じ音源です。1980年の演奏らしいですが、素晴らしいとしか言いようがありません。
この曲はボロディンが奥様に献呈した曲と言われていますが、ボロディンが奥様を愛する気持ちが、そこかしこから感じられます。作曲当時ボロディンは47歳であり、曲全体が大人の愛情に溢れています。演奏者は各自がそれを表現できねばならず、それでいてアンサンブルを合わせなければならない、という高度な技術が求められます。難曲ですが非常に美しい音楽ですので、チャレンジして頂けると嬉しいです。
◆楽譜
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