韃靼人の踊り(Fl+Ob+Cl+Pf)
ボロディンの代表作である「韃靼人の踊り」の前半部分を、フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノによるアンサンブルにアレンジしてみました。前半部分というのは、3/4拍子のティンパニが入る直前までです。
英題だと " Polovtsian Dances " なわけですが、昔の日本人の誰かが何を思ったのか「ポーロヴェツ人」を「韃靼人」と翻訳し、すっかりそれが定着しています。ポーロヴェツ人というのがどういう民族か全く分かりませんが、歌劇「イーゴリ公」での描かれ方を見る限り、モンゴル人のような草原の遊牧民族と思われます。日本人から見るとロシアはスラブ系の白人国家で、ヨーロッパの東端と認識しており、それは間違いではないのですが、今のロシア領の大半は一時期チンギス=ハン一族に支配されていたわけですから、今でも相当な人数の遊牧民族の末裔が領内に居住していると思います。ボロディン自身も、このポーロヴェツ人の血が流れているのだそうです。
つまらない蘊蓄はそこまでにして、音源と楽譜を掲示します。
◆参考音源
◆楽譜
参考音源は楽譜ソフトから発音しただけなので、特に装飾音符など違和感ありまくりな演奏に仕上がっていますが、そこは気にしないでください。
クラリネットはB♭管で持ち替えなしです。46小節目のAllegro vivoからは、3つの管楽器それぞれに大変なパッセージが出てきます。テンポを安定させるために、ピアノがしっかり音型を見せることが大切だと思います。
楽譜の取扱について
以下の記事をご確認下さい。
