ジンギスカンメドレー(2Fl+Cl+Fg+SopraninoRecorder)
1980年頃、当時西ドイツのミュンヘンを拠点に活躍した6人グループ「ジンギスカン」の代表作である、「めざせモスクワ(Moskau)」「ジンギスカン(Dschingis Khan)」のメドレーです。ジンギスカンの編成はかなり独特で、初期メンバーは男性ダンサー1名、男性ボーカル3名、女性ボーカル2名でした。特にルイのダンスが絶品で、テンポの良い4ビートの楽曲と相まって当時絶大な人気を誇ったようです。
西ドイツのグループがジンギスカンを名乗るのは奇妙な気もしますが、ドイツはモンゴル帝国の侵略を直接受けていないので、特に抵抗感は無いのかも知れません。一方ルーシ(後のロシア)は甚大な被害を被っており、モスクワを含む多くの都市がモンゴル軍に破壊され、ロシア人は一時期モンゴル人国家に支配された歴史があります。そして、1980年頃といえば東西冷戦の真っ只中で、ベルリンの壁が健在であり、尚且つ、多くの方が犠牲になった独ソ戦から40年も経っていません。そのドイツのグループがチンギス=ハンのコスプレで「モスカウ、モスカウ」と歌うことに対して、当時は問題視されなかったのでしょうか。現代ならSNS炎上案件になりそうです。
アンサンブルの編成は、フルート2本、クラリネットとファゴット各1本に加えて、後半のみソプラニーノリコーダーが加わります。木管4本だけでは高音が足りなかったので、当時小学生だった長女に吹いて貰いました。ソプラニーノリコーダーがない場合は、実音が記譜の1オクターブ上になりますので、ピッコロでそのまま演奏できます。もっとも、プラ管のソプラニーノリコーダーは定価1,000円台ですので、買って損はありませんよ。
◆参考音源
◆楽譜
119小節目からのクラリネットのソロは勿論アドリブで構いません。それから、ファゴットは吹きっ放しなので、真面目に全部吹くと特に後半は辛いと思います。適当に誤魔化して下さい。
余談ですが、この「目指せモスクワ」は空耳界隈でも有名です。
今回のメドレーには入っていませんが、ジンギスカンの「ハッチ大作戦」という歌には、「あっちが船橋であっちが浦賀さHA HA HA HA」としか聞こえない歌詞がありますので、興味のある方はYou Tubeで検索してみてください。人間の耳はよく言えば柔軟、悪く言えばいい加減ですね。
楽譜の取扱いについて
以下の記事をご確認ください。
