失敗だらけの広州展示会と香港展示会 視察 旅行記 2018
先日といっても(2018年4月)広州と香港の展示会を視察してきました。
無謀にも、現地のガイドも通訳もつけず、一人で挑んだ視察旅行。
今回はその時の体験談を「反面教師」として、誰かの参考になればと思い記録しておきます。
■旅程予定 概要
4/15 羽田発 → 香港経由 → 広州
4/16~17 広州展示会 視察
4/18 広州 → 香港 移動
4/19~21 香港展示会 視察
4/21 香港 → 帰国

■通訳なしの無謀な挑戦
中国語は全く話せませんが、英語は多少話せるので「まあ何とかなるだろう」と安易に考えて、通訳の手配はしませんでした。
翻訳アプリをいくつかスマホに入れて準備し、現地の中国人ともコミュニケーションを取れるつもりでいました。
■LCC格安航空券でコストダウン…のはずが
日本から広州への直行便は高いため、LCC格安航空券で羽田から香港を経由し、陸路で広州に入るルートを選択しました。
羽田 → 香港(香港エクスプレス):約13,000円(2ヶ月前予約)
手荷物預け:6,000円
香港空港 → 広州東駅(直通列車):約4,200円
合計で18,000円程度と、かなり安く済ませるつもりでしたが、ここで大きな失敗が起こります。

■羽田空港でまさかの失敗
「LCC飛行機のチェックインはギリギリでも間に合う」と思い込み、羽田に到着したのはフライトの45分前。
結果、チェックイン締切(1時間前)に間に合わず、搭乗不可に。
急遽、成田発の19:25便(同じくLCC)を予約し直し、羽田から成田まで移動する羽目になりました…。
■香港着、深夜にロビー泊
香港到着は23:10。
しかし入国審査に長蛇の列で、空港を出られたのは深夜0時。
予約していたホテルのチェックイン時間に間に合わず、空港のロビーで一夜を明かすことに。
ベンチで仮眠を取ったものの、よく眠れませんでした。

■広州到着後のさらなる地獄
翌朝、電車で広州へ。高速鉄道は快適でしたが、現地に着いてからが本当の地獄の始まりでした。

Google系サービス(Gmail、マップ、翻訳)が全く使えない
ホテル情報がGmailに保存されていて確認できない
中国元に両替しておらず、食事もできない
ATMの操作が分からずキャッシングできない
翻訳アプリもSIM不調でネット接続できず
雨の中、重いスーツケースを引いて両替所を探し回る
ホテルに着いたが予約はキャンセルされていた(決済エラー)
完全に詰み状態でした。
お金も使えず、言葉も通じず、ホテルにも泊まれない。
雨の中、スマホの電池も切れかけて、「このまま野宿か…」と本気で思いました。

■救ってくれたのは、警察官
最終的に 言葉の壁を越えて警察官に助けを求めました。
身振り手振りで説明したら
両替所に連れて行ってくれました。
(香港ドルと日本円を見せて、これを元に両替したいと伝えるだけでも意外と通じます)
そしてやっと、チャーハンと餃子

にありつき、
ホテルにも無事チェックイン。
命のご飯と宿
本当にありがたかったです…。

■アナログ最強。紙とペンが救世主
通じない翻訳アプリより、漢字で紙に書く方が伝わる
スマホに頼りすぎず、紙の旅行日程表・ガイドブック・電子辞書は超重要
SIMカードの調子が悪いときは一度抜いて再起動

■深センでの温かい出会い
広州での展示会は諦めて、香港へ移動する途中、
アリエクスプレスの中国人業者に会うため
深センに立ち寄りました。

なんと彼らが駅まで迎えに来てくれました。

レストランでご飯をご馳走になり
事務所見学、買い物、ホテルまで送迎
というおもてなしをしてくれたのです。

初対面とは思えないほどの心のこもった対応に、心が温まりました。
もちろん私も日本のお菓子 ポッキーとかポテトチップとか
いっぱいお土産に買っていきましたので 喜んでくれました。
■香港でやっとスムーズに
深センのホテルを出て、MTRで香港へ。
香港ではGoogleマップが使えるため、ようやくまともに行動ができました。

展示会場までは、Causeway Bayのエクセルシオールホテルから無料シャトルバスで移動。
広い会場内では、スマホのコンパスアプリが役に立ちました。
■英語とWeChatで商談成功
現地では英語で商談。TOEIC670点レベルの英語力でも、
「How much is this?(これいくら?)」
「What is the MOQ?(最小ロットはいくつ?)」
「How much is the shipping fee?(送料は?)」
このような基本表現と紙とペンがあれば、なんとかなりました。

また、現地では名刺よりもWeChatの交換が主流。
日本帰国後もやり取りが続いています。

■まとめ:これから行く人へ
現地通訳、もしくは日本語が話せる現地の人を必ず手配すべき
中国元は香港空港で最低でも1〜2万円両替しておく
Googleサービスに頼らず、アナログ手段も準備する
SIMカード不調時の対処法を知っておく
最悪困ったら、警察に助けを求める
何もかもがうまくいかなかった前半
そして人の温かさに触れた後半。
苦い経験も多かったですが、それでも得るものは大きな旅でした。
この体験が、これから海外展示会に挑戦する誰かの役に立てば幸いです。

