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Xで大反響◆山東京伝/可愛いうわばみが天にのぼって龍になるまでのお話(黄表紙)

2025年は蛇年ということで、Xでこんなツイートをみかけました。

山東京伝作の黄表紙「三千歳成云蚺蛇(みちとせになるてふうはばみ)」。
画像内のくずし字を読んでみると、このうはばみさんがとってもかわいい!
ご近所への挨拶に
「この頃ご近所へ越してまいりましたうはばみでござります。お心やすふお頼み申します」
なんて挨拶しています。
※絵は鳥文斎栄之。幕臣で隠居後に画業に専念するようになったそうで、この作品が栄之の黄表紙の初筆だとされています。

まるで現代の恐竜のイラストのようなかわいいうはばみさんの絵と台詞に心を撃ち抜かれてしまい、すぐにその夜ざっくり読んで翌日にあらすじを投稿したら、長文にも関わらず思いもかけないたくさんの反応をいただき驚きました。

「悪い奴が一人も出ない、何とも微笑ましいお話ですね。思わずほのぼのしちゃいました」
「キュンキュンしますね。心遣い半端ないうはばみさん」
「可愛らしくも優しいお話」
といった返信があり、私も新年早々ほっこりしました。

そこで「山東京伝全集 第一巻」(株式会社ぺりかん社)を参考に、黄表紙の画像と共にすべて現代語訳をして詳しく紹介してみたいと思います。
(画像は国立国会図書館デジタルコレクションより)


山東京伝作「三千歳成云蚺蛇(みちとせになるてふうはばみ)」



うはばみさんがご近所にやってきた!


山海経(中国の伝説的地理書)によると、うはばみは山に千年、海に千年、里に千年、三千年を経て天へ昇り龍となる。
つらい苦界の二千年を過ごし、海山越えてはるばる里へ住むこと九百九十年、年明け(奉公の期間が満了すること)前のうはばみが、もう十年というところでこの里へやって来た。
近所へお近づきの挨拶をしに回る。
・うはばみ「このごろ、ご近所へ越してまいりましたうはばみでござります。お心安ふお頼み申します。ハイハイ、特に夜などはいびきでおやかましゅうございましやふ」
・近所の人「これはこれは、まだほらあなもお片付きなさるまい」

※引越ですぐに片付かないのは昔もうはばみも同じなんですネ。

村の宴会イベントによばれるうはばみさん

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