セミの気持ちなんて分からない
セミの死体が日に日に増えていく、夏が加速してるように感じる、セミは最後に眠る時どんな夢を見るんだろう、限界を感じながら飛ぶ時どんな気持ちなんだろう、鳴き続けるセミ全てがそんなことを考えてるのかと思うと思考の群れに潰されそうになる
実は案外何も考えてないのかも、昨日家の前に落ちてたセミの死骸を蹴り飛ばしちゃった
暑さのせいか改札がバグってた、なにかおかしいものを見ると、自分の方がおかしいのかな、なんて思う
逆に、自分がおかしいと思っていたけど、世界が狂ってるだけなのかも、なんて思う日もある
何を考えても結局は小さな弱い命なわけで、自分が何をしても世界なんて変わらない
よく、死は救いだなんて聞くけど、死んでも何も変わらない、周りは今まで通り動くし、多少動きの鈍くなる人間がいてもそれで世界は変わらない
何をやっても馴染めないなら自分勝手に動いた方が周りは変わる気がする
世界における人間っていくらでも替えがきく歯車で、それが無数に集まってる、どこかが欠けたらそこを埋めるようにどこかから補充されちゃう
死ぬのって欠けることだとして
じゃあ逆に変な動きをしてみると良い
最初は周りに抑え込まれて動きづらいし、そこから追い出されるかもしれないけど、いつかスムーズに動けるようになる時が来る気がする
動くのは生きることだとして
こんなに暑いとそのうちポックリ人類滅亡するんじゃないかな、なんて思ったりもする
してほしいけど、してほしくないな
この世の全てが憎い時って、全人類に死んで欲しかったりするけど、みんなが急にいなくなっちゃったら寂しい、寂しいからこの世を恨んでるようなものなのに、自分から拒絶しちゃったら元も子もないのかもなあ、とか思ったり
この世で1人になっちゃうゾンビ映画とかよくあるけど、大抵誰か生き残ってたりして、なんか拍子抜けする
本当に1人になっちゃったらどうするんだろう
自分はとりあえず、読んでなかった本でも読もうかな
それぐらいしかすることないだろうし、人に触れられるものってそれしかないし、自分は寂しがりだから、そういうことすると思う、それも飽きると思う家に本、そんなにないし
どれだけ自由になっても結局他人を求めているなんて情けないなとか思いながら泣くと思う
一人でできる楽しいことなんて結局他人の力があってこそのものだし、歌を歌っても誰も聞いてくれないのは微妙かも
お腹がすいたら食べ物を盗もう♫思い出の宝物だけ残してあらゆる物に火をつけよう♫他に人も何も無い状態で当たり所が悪ければ死ぬ病気とかにかかって、もう死ぬな〜って時、その時にやっとセミの気持ちがほんの少しだけ分かるのかもしれない
