転職でやっちゃアカン!シリーズ~「内定企業との交渉・保留の仕方」
こんにちは。良ちゃんこと良平です。
平成元年世代。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていくというとビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介からのシェアをブログに纏めています。
これからの時代、企業寿命の短命化や少子高齢化に伴う定年制度の限界などから、いつでも転職できる「転職能力」が求められると考えており、転職能力を身に付ける人を輩出する事で社会貢献に繋がるのではと考え、情報発信を行っています。
前回は、転職でやっちゃアカン!シリーズ~「『働き方の損益分岐点』から学ぶ、上手な転職について」を投稿しました。ぜひ、こちらも読んでいただけると嬉しいです。
今回は、転職活動において嬉しい悩みでもある
「内定企業との交渉・保留の仕方」について書かせていただきます。
最終選考が複数ある時、もしくは内定が出て、数日後に別企業の最終面接を控え、期限日までに内定企業へ回答ができない事態になる事があります。
その際は、スケジュール調整や回答を待ってもらう(回答を保留させてもらう)必要が出てきます。これが内定の際に行う場合、内定保留の交渉と呼びます。悩ましいシチュエーションは「第2希望の企業が先に選考が進み、内定が出て、次に第1希望の企業の最終面接を控えている」という状況です。本命の結果を待ち、第2希望の企業へ内定を受けるか、辞退するかの返答をしたいですよね。
今回は、私もエージェントにアドバイスをもらい、実践した結果スムーズに保留を認められ、納得いく選択ができる状況作りができた一例を基に、かなり簡単ではありますが、紹介をさせていただきます。
1.ストレートな表現はNG
そもそも、内定保留にはリスクがあります。保留すれば、入社意欲が低いとみなされ「では、今回はご縁がなかったという事で」と内定が取り消される可能性がないとは言い切れません。さらに、もし内定が取り消されそうだと察し苦し紛れに内定を承諾してしまうと、入社後の働きづらさや気まずさに繋がってしまう恐れもあります。
なので「他社と検討の上、回答させていただきます」のようなストレートな表現はNGです。印象があまりよくないですね。
前提として、まずは内定を保留する前に、リスクを抱えてでも回答を先延ばしにしたいのか、考えて整理しておいた方がいいです。
その中でも、大きく3つ、保留したい理由があるかと思います。
・他社の選考結果を待ちたい場合
・決め手に欠ける場合
・退職交渉が難航している場合
これらの状況で、どう上手く回答の先延ばし交渉を進められるか、
次に書かせていただきます。
2.パターン別 内定保留の交渉トーク
(1)他社の選考結果を待ちたい場合
やはり転職活動において理想的なのは、内定企業が複数揃った状態で、そこから選択していける状況なのではないかと思います。そのため、他社の選考結果を待てる状況作りができると、転職活動が有利に運びやすいです。
「先日の面接において他社の選考について申し上げました通り、他社の選考結果が〇月〇日頃に出るため、それまで返事をお待ちいただく事は可能でしょうか?面接を通し、貴社(口語だと御社)の魅力を強く感じ志望度が高まっておりますので、この度の内定、とてもありがたいのですが、
最後まで転職活動をやり切った上で納得できる選択をしていきたいと考えております。」
(2)決め手に欠ける場合
ポイントとして、何が懸念点であるのかと伝えるといいです。
「貴社で働きたい気持ちは強いのですが、実は懸念点があり内定を承諾の決断ができない状況です。先日の面接において「入社後しばらくはルート営業を担当する」と伺いましたが、可能であれば早い段階でこれまでの経験を活かせる新規営業に携わりたいと考えております。もし可能でしたら、具体的にルート営業をどのくらいの期間、経験すれば新規営業に携わる事ができるのか、お聞かせいただけないでしょうか?また、そのお話を伺った上で、改めて検討したいため、〇月〇日までお返事をお待ちいただく事は可能でしょうか」
これは、企業が考えている「定着と活躍」に基づき、上手く回答している例です。懸念点を内定承諾前に払拭しておくのがベストです。
企業側も、不安を抱えたまま入社され、早期退職されると大きな損失になりますし、相談内容によっては別途、面談を設定してもらえるケースもあります。(流れによっては、細かい条件の提示を受けるオファー面談で質疑応答の時間が設けられる場合もあります)
早期退職の事に触れた関連記事を先日、アップしてますので、良かったらそちらもご覧ください。
(3)退職交渉が難航している場合
退職の見通しがまだ経たないまま、転職活動が進み内定に至った場合のケースです。入社予定日までに退職ができる状況でない場合、差し支えない範囲で事情を伝えるようにした方がいいです。
「貴社で働きたい気持ちは強いのですが、実は現職で強い引き留めにあっており、私自身の進路を考えた際、正直選択に迷っております。交渉を進めた上で正式にお返事したいと考えておりますが、あまりお待たせする事も失礼ですので、承諾可否のお返事を〇月〇日までお待ちいただく事は可能でしょうか?」
実際、私も過去に、上記に近い言い回しで対応しました。
転職活動を行い内定まで至ったものの、現職との退職交渉で納得度の高い引き留めを受け、内定を辞退しました。
引き留めを受け、現職に留まり続ける事も、自分がよく考え納得した上での答えであれば、これもまた正解だと思います。しかし、感情ベースで決断しないように気をつけてください。
退職交渉については、以前に書かせていただき好評いただいている記事がありますので、下記にリンクを貼らせていただきますので参考にしてみてください。
3.まとめ
3つ全てに共通しているポイントは5つあります。
①入社に前向きだと意志表示しつつ、お願いベースで伝えていく
②企業の求めている事に沿い、言葉を選んでいる
③退職交渉など難しい状況においても、会社や他人のせいにしない
④納得いく結論を出し、前に進んでいきたいという熱意と誠意を見せる
⑤回答期限を切る
私は、内定保留のやり取りも選考の一部だと考えております。
最終面接で終わるわけではありません。
内定を承諾し、転職先が正式に決まり、新たな目標と自分のキャリアを築くリスタートラインに立った時が、転職活動のピリオドだと捉えています。
⑤の期限を切って交渉していく事も、待たせる相手へのマナー・配慮として重要ですし
こういった些細なやり取りがいい加減だと、企業側に「気が使えないな」「顧客や社内のメンバーとのコミュニケーションが心配だな」「他の企業にも同じような態度をとりそうだな」とマイナスな印象を与える恐れがあります。転職活動にはいくつかヤマがあり、それを上手に乗り越えていく事で、コミュニケーション能力も磨かれている事が多いと感じています。人間的にも成長できますし、自分と向き合ういい機会です。
かなり文章が長くなってしまいましたが、内定保留の交渉に自信を持って臨んでいただき、納得いく転職活動を果たせる「転職能力を備える人」が増えていって欲しいと思っています。
次回は「何歳でも読んで欲しい名著『25歳からのひとりコングロマリット』と『転職』」について綴っていきます。
お楽しみに。
