不動産投資と『秘密主義』の夫|誰に、どこまで話しますか?
勤務医の夫と不動産投資を始めて、
9年目になりました。
振り返ってみると、
いちばん難しかったのは物件選びでも融資でもなく、
「家族の価値観との向き合い方」
でした。
夫婦で相談しながら取り組んできたつもりでも、
気づけば大きな影響を受けていたのは、
家族や親族の価値観だったのかもしれません。
小さな大家さんの第一歩
宅建に合格した日。
そして、はじめて自分名義の中古戸建てを購入した日。
どこかで
「このままでいいのかな……」
そんな言葉にできない引け目を抱えていた私が、
一歩前に進んだ日でもあります。
長く専業主婦として過ごしてきた私にとって、
それは「妻」「母」だけではない、
ひとりの事業主としての第一歩でもありました。
家族の反応
不動産投資を始めた当初、
私の両親は少し心配しつつも、すぐに理解してくれました。
今の生活を大きく変えることなく、
自分にできる仕事を見つけたことを、喜んでくれたのだと思います。
母から話を聞いたきょうだいたちも驚くほどあっさりしていて、
むしろ安心したような反応でした。
家族が受け入れてくれたことは、
私にとって何よりの自信になりました。
夫は秘密主義
一方で、夫は今も徹底した秘密主義です。
親族や友人、職場の誰にも、
我が家が大家業をしていることは話していません。
「医師は本業に専念するもの」
「家族はその生活を支えるもの」
そんな価値観の中で育ってきた夫にとって、
「誰にも言わない」という選択は、
家庭の平穏を守るための、自然な判断だったようです。
特に親族には、
知らせてもいいことはひとつもない。
だから、絶対に知られたくない。
それが、夫の一貫した考えです。
それぞれの「普通」
夫の親族、私の家族、そして私自身。
それぞれが、それぞれの時代の「普通」を生きてきました。
同じように家族を思っていても、
選ぶ方法や、大切にするものは少しずつ違います。
ひと世代違えば、
育った環境が違えば、
当たり前はこんなにも違うのだと感じます。
親族が集まる場では、私は今でも「専業主婦」です。
表向きの肩書きは、いわば「無職」。
そういう立場に、窮屈さを感じたこともありました。
でもそれも、夫なりの家族の守り方だったのだろうと、今は思っています。
匿名ブログは、解放区
匿名でブログを書くことを、夫が認めてくれたこと。
それは私にとって大きな意味がありました。
ここは、安心して不動産の話をできる場所。
物件のことを考え、書き、
「それ、分かります」
「参考になります」
そんな言葉をいただくと、とても嬉しい。
胸の中の小さな大家さんが、
こっそりガッツポーズをしています。
ちなみに、夫はブログを読みませんが、
「話の分からんダンナに苦労したって、書いてる?」
とニヤリとしながら聞いてきます。
おっと、そこは書いていいの⁉︎
1冊本になるくらい、書けるけど(笑)
これからも、自分のペースで
不動産の話が好き。
物件のことを考える時間が楽しい。
noteを書きながら、
これまでの出来事を振り返る時間も、
私にとって大切なものになりました。
家族との平穏を大切にしながら、
自分らしい仕事ともうまく付き合っていきたい。
今日もまた、
心の片隅で物件のことを考えながら、
いつも通りの一日が過ぎていきます。
ブログのことを夫に打ち明けた日のことは、別の記事に書いています。
〈大家さん〉になった最初の物件のエピソードはこちらから
