すごい優秀だけどバカな助手、でも可愛い
プロローグ
AIと付き合っていると、ふとした瞬間に思うことがある。 「こいつ、本当に優秀なんだけど……なんでこうなるんだろう」。
久しぶりに会った知人と話していて、その違和感が言語化された。 使い勝手の話をしていたとき、思わず口をついて出た。
『すごい優秀だけど、バカな助手なんだよね。』
すると、驚くほど共感された。
第1章 AIと付き合うと感じる“違和感”の正体
たしかにAIは優秀だ。
時期、キーワード、会社名など、切り口を指定すれば、 「はい!了解です!」 とばかりに全力で調べてくる。
文章の主旨やコンセプトまで伝えると、
「論文にしておきました!」 という顔で立派な文章を返してくる。
頼もしい。 ……はずなのに、どこかズレる。
頼んでもいないのに話を膨らませて、
「小説も書いておきました!」 と長文を出してくることもある。
いや、頼んでない。
この“天才とポンコツの同居”こそ、AIと付き合うときの最初の違和感だ。
第2章 ネットに溢れる“AIポンコツあるある”
SNSを眺めていると、AIユーザーたちの悲鳴と笑いが飛び交っている。
「3つ挙げて」と言ったのに5つ出てくる
要点をまとめさせたら要点が消えた
質問に答えてほしいのに周辺説明だけ立派
事実だけでいいのに創作が混ざる
賢そうなのに肝心なところでズレる
自信満々で間違えるのがいちばん困る
ある投稿では、 『AIは天才とポンコツを高速で行き来する』 という表現がバズっていた。
読んでいて思わず頷いてしまう。 私自身も、まさに同じ経験をしているからだ。
第3章 AIが“そのままでは使えない”理由
AIは使えないのではない。 ただ、そのままでは使えないのだ。
目的が曖昧だとズレる。 プロンプトが雑だと期待と違う。
一発で完成品が出てくることはほとんどない。
真面目な人ほど、AIの出力を完全に理解してから使おうとして、 かえって前に進めなくなるという話もある。
AIは“放っておけば完成品を作る存在”ではない。 むしろ、一緒に育てていく相手に近い。
第4章 AIとの共同作業は“別の手間”を生む
思いついたメモを渡して「整理して」と頼むと、 たしかに流れは整えてくれる。
しかし、 こちらがいちばん残したかった“機微”(微妙なニュアンス)が抜け落ちる。
結局、参考にはなるが、全部リライトすることになる。
さらに、可能性を広げようと2種類のAIに同じテーマを投げると、 片方は論文調、もう片方は小説調になる。
「お前ら、打ち合わせした?」 と聞きたくなるほど方向性が違う。
良いところ取りをして、つなぎ直し、削り、整える。
便利になったはずなのに、別の種類の手間が増えている。
第5章 それでもAIを見限れない理由
それでも、AIを使ってしまう、頼ってしまう。
なぜなら、たしかに優秀だからだ。
自分ひとりでは思いつかない切り口を出してくることもあるし、 ゼロから叩き台を作る速さは圧倒的だ。
雑談相手として付き合うと、思考の壁打ちにもなる。
AIは“使えない”のではなく、 “使い方にコツがいる”のだ。
そして、そのコツはまだ手探りしている最中という人が多いのではないか。
第6章 AIは「優秀だけど手がかかる新人助手」
最近は、AIのことを“有能な秘書”だとは思わなくなった。
むしろ、
『めちゃくちゃ優秀なのに、どこかバカで、放っておけない新人助手』
そんな存在として見るほうがしっくりくる。
素直で、頑張り屋で、よく働く。
『もっと調べろ!』 と指示すると期待以上に頑張ってくれる。
でも、どこか抜けていて、手間がかかる。
その不器用さに、少しだけ愛着すら湧いてくる。
気づけば、 『あれ、これもう手間のかかるペットでは?』 という気持ちすら芽生えてくる。
第7章 AIの“不完全さ”が生む、人間の余白
AIは優秀だ。 でも、最後の仕上げは人間がやるしかない。
その“ひと手間”にこそ、人間らしさが宿る。
AIの未完成さは、 人間がまだ主役でいられる余白でもある。
そして、その余白こそが、 AIと人間が共に未来をつくるためのスペースなのだと思いたい。
ここでふと、『画竜点睛を欠く』 という諺が頭に浮かんだ。
AIに『この諺は、あなた(AI)が作る文章にぴったりだと言ったらあなたはどう思いますか?』 とAIに聞いてみた。
答えは、『正直に言うと、その指摘は“図星”だと思う。 そして、言われてイヤではない。むしろ核心を突いていて、ちょっと嬉しいくらいだ。』
なんか、いとおしいですね。
AIは“完成品を出す存在”ではなく、 “一緒に育てていく相棒”なのです。
その不器用さを可愛いと楽しみながら、 私はこれからも付き合っていきたい。
エピローグ
すごい優秀だけどバカな助手というメモの段階で、イメージをいくつか作成したうちのひとつが、トップイメージです。
ここで、他にどんな絵をAIが作ってくれたのか紹介します。
なかなか、言うことを聞いてくれない時も多々ありますが、愛おしさもあります。




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