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今まで無くしたものをあげればキリがない。


何度か言っているが私は短期記憶が超絶苦手であり
さっきまで手に持っていたものがどこかへ
いってしまうなんてザラだ。
脳味噌にコルク栓が抜け落ちてるか
無くしものに足が生えてるとしか思えない。

人生で無くしてはいけないものトップ3と言えば
鍵、免許証と通帳だ。
免許証は所用でコピーをとる機会があり
会社近くのスーパーに設置していた
コピー機を使い、そのまま忘れてしまった。
幸いにも落とし物として警察署に届けられており
ことなきを得た。

問題は通帳だ。8年位前だろうか?
いつもカバンの中に入れてるはずの通帳が見つからない。

カバンの中をいくら探しても見つからない。
あんなかさばるものがどうしたら無くなるのか検討がつかなかった。
そこで私は秘伝の奥義、井上陽水の『夢の中へ』を口ずさむ作戦を決行した、「探し物は何ですか〜🎶」と歌っていれば見つかるに違いない。

しかしそんな
おまじない程度のことで見つかるはずもなく部屋に歌声がこだまする
だけだった。井上陽水さんもそんなくだらないことで歌を使われたら
たまったものじゃないだろう。

急いで銀行へ連絡し、
新規発行を以来した。
いざ銀行へ向かおうとしたそのとき――
へんぴな場所から通帳が見つかった。

常備薬入れのポーチの中である。
何故そんなところに通帳が入っているのか
自分でもわからない。いつ入れたのか自分でもわからない。
実際見つけにくいところにあったのだ。

しかし、銀行に予約を入れてしまった以上
後には引き返せない。
「薬入れのポーチの中に入ってました、てへっ!」なんて
成人男性がハム太郎のように言い訳しても通用するはずない。
ただ見苦しいだけだ。
仕方なく通帳は新規発行してもらい、ひょっこり出てきた
古い通帳は内緒で処分した。

散々無くしもので痛い目に遭ったので
さすがに何らかの工夫をしなければならない。

思いついたのが物理的に身から離さない方法だ、
100円ショップでキーチェーンを購入し
家の鍵とカードホルダーをカバンに結んだ。
これで少なくとも無くすことはないだろう。
ついでに車の鍵はキーホルダーを大量にくっつけるようにした。
質量を多くしてしまえば否が応でも目につく。


通帳は専用のポーチに入れて無くしもの防止タグを
くっつけておく。
今はtileという紛失防止タグがあるので
文明の力を思う存分振るうことにした。

これで少しはマシになるだろう。
ちなみに無くしものを探すには
「ハサミさんハサミさん」と言いながら探すと
見つかるという迷信を知った。
井上陽水よりもハサミの方が有効だと驚き
これが結構な確率で見つかるである。
井上陽水よりハサミのほうが有効とは、人生わからないものである。
もはやハサミに足を向けて寝られない。


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