相続した空き家、すぐ決めなくていい?「放置」と「保留」は、同じではありません
親や親族が亡くなり、空き家を相続すると、
多くの人が最初に悩みます。
「この家、どうしたらいいんだろう」
売るべきか。
貸すべきか。
住むべきか。
それとも、そのままにするか。
結論から言うと、
相続した空き家は、すぐにその処分を決めなくても構いません。
ただし、
「何もしないまま時間が過ぎること」と
「意図的に保留すること」は、意味が大きく違います。
相続直後は、判断が重なりやすい
相続した直後は、
気持ちの整理と現実の手続きが同時に進みます。
葬儀や法要
相続の手続き
家族や親族との話し合い
そこに、
「空き家をどうするか」という判断が加わります。
冷静に考える余裕がなくなるのは、とても自然なことです。
判断する為の時間とパワーが割かれている状態です。
多くの場合、
疲弊
摩耗
排除
をどこかで生んでしまいます。
「決めない」こと自体は問題ではない
相続した空き家について、
すぐに方向性が決まらない人は多くいます。
思い出があって手放しにくい
兄弟姉妹と意見がまとまらない
将来使う可能性を捨てきれない
これは、先延ばしではなく
心の準備段階にいる状態、判断に自分の気持ちを排除しない態度です。
ただ問題になるのは、
「決めないまま、状態が分からなくなること」です。
放置と保留の違い
保留
家の状態を把握し、
選択肢を考えながら時間を置くこと。放置
家の状態を確認せず、
何となく時間が過ぎていくこと。
この差は、数年後に大きく出ます。
保留している家は、
売る・貸す・使うといった選択肢が残ります。
雨漏りや設備故障が見つかり、「売る・貸す」以前に修理の判断が必要になることもあります。
相続した空き家で、最低限やっておきたいこと
すぐに結論を出さなくても、
次の点だけは整理しておくと安心です。
今、誰も住んでいない期間はどれくらいか
雨漏りや設備に問題がなさそうか
定期的に見に行ける人はいるか
近隣との関係はどうか
これらを把握しておくだけで、
「考える余地」を守ることができます。
にゃんともとしての関わり方
にゃんともでは、相続した空き家について
「すぐ決められない状態」そのものを前提に関わっています。
気持ちや状況が整う前に結論を出すのではなく、
今できる整理から一緒に進めることを大切にしています。
もし「今は決められないけれど、放置にはしたくない」と感じたら、
そんな段階からの相談もあります。
高齢者と、住まいと、猫。
それは前に進めるために、いったん止めておく関係。にゃんともは、
立ち止まることを守る存在ありたいです。
「決めない時間を取り戻す。」
「解決を急がないという選択。」
「判断を一度、オフにする。」
「最適化しない支援。」
「解決しない、というケア。」
相続した空き家には、「考える時間」が必要
相続直後に結論を出す必要はない
ただし、放置と保留は違う
状態把握だけは早めにしておく
判断は、整ってからでいい
相続した空き家の処分は、
急いで答えを出すものではありません。
まずは、
考えられる状態を保つこと。
そこから、
自分に合った選択肢を選べば十分です。
※次の[空き家管理」記事では、「空き家管理とは何をする?」を整理します。
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