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猫と暮らす高齢者は、なぜ住まいを変えにくくなるのか


猫と高齢者が一緒に暮らせる住まいは、少ない。

高齢者が賃貸を探すとき、
ネットの検索画面で「ペット可」にチェックを入れないことは珍しくない。
結果の数が一気に減ることを、もう知っているからだ。

検索する画面の中から、住まいの候補が消えていく。
その膝の上家では、猫を撫でている。


空き家オーナーは、資産価値が下がらないように借り手を探す。
それは、ごく自然な判断だ。

白いシャツの日に、ミートソースを避けるようなものだと思う。
汚したくない、というより、後で困りたくないだけだ。

「高齢者」「猫」
この二つが並ぶと、管理できなくなる場面が頭に浮かぶ。
騒音でも、臭いでもなく、
その後、もろもろの責任の話になる。


高齢者という区分は、猫にはない。

声をかける人がいるか。
撫でてくれる手があるか。
いつもの時間に、いつもの場所があるか。

それだけで生きている。


猫がいるから住まいを変えられないのか。
住まいを変えられないから、猫が残っているのか。

どちらとも言えない時間、長く生きてきて直目する。

※はじめての方へ
このnoteの考え方は、こちらの記事にまとめています。
👉 はじめての方へ ―― 解決を、急がなくていい理由

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