娘に嫌われた~時が経つのは早い2~
前回までのあらすじ。
仕事中に妻から「子供に気持ち悪いと言われた」とLINEが届く。軽く受け流していたが、帰宅後に娘へ確認すると、「パパもママも気持ち悪いと思ってしまう」と衝撃の発言。何度注意しても娘の言動は変わらず、妻は落ち込み、ついに実家へ帰ることを決意。
事態を深刻に受け止めた私は、ネットで原因を調べるが明確な答えは見つからない。自分たちの接し方を省みつつ、娘としっかり向き合うことを決意する!
娘との対話
ネットでいろいろと対応策を調べたものの、やはり本人と直接話すのが一番だと考え、その夜、娘と二人で向き合って話をした。
「最近ずっと『気持ち悪い』『どっか行ってほしい』って言ってるけど、どうして?」と問いかけると、娘は「言ってはいけないことは分かっているけど、そう思ってしまう」と答えた。
「ママが帰ってこなくなるよ」と伝えても、娘自身もどうしていいか分からない様子で、ついには泣き出してしまった。怒ることもできず、もどかしい時間だけが過ぎていく——。
それでも根気よく対話を続けると、どうやらママやパパが嫌いなわけではなく、何か強い不満を抱えているわけでもないことが分かってきた。だからこそ、原因が分からない。ただ純粋に「気持ち悪い」「どっか行ってほしい」と思ってしまうらしい。
娘にはまだ自分の部屋を与えていないため、「ひとりになれる空間が欲しいのか?」と尋ねたが、そういうわけでもないらしい。
ますます分からない——。
私は、「パパもママも、そんなふうに言われ続けると悲しい気持ちになるよ」と伝えた。きっとこの思いは娘にも届いていたと思う。だからこそ「思いたくないのに……」と言いながら涙が出るのだろう。
これ以上問い詰めても逆効果だと判断し、しばらくは娘の様子を見守ることにした。娘自身も、なぜこんな気持ちになるのか分かっていないのだ。気持ちの整理がつくまで、ゆっくり考えてもらおう。
娘の変化と自分を見つめ直す
その後、きちんと向き合って話したことがよかったのか、実家で気持ちを落ち着かせた妻が明るく接してくれたおかげか、「気持ち悪い」「どっか行ってほしい」という言葉は次第に消え、以前のような温かい家庭の雰囲気が戻ってきた。
この出来事は、私にとって子育てを見つめ直す大きなきっかけとなった。
保育園を卒業し、小学校に通い始めた娘は、新しい環境の中でさまざまなことに敏感になっていたのだろう。それなのに、自分は娘の気持ちを本当に理解しようとしていたのか? きちんと耳を傾けていたのか? 振り返ると、スマホを見ながら、テレビを見ながら、適当に相槌を打っていたことも多かったと気づいた。
そんな親の態度を、娘は何かしら感じ取っていたのかもしれない。
休みの日くらい自分の時間を大切にしたいという気持ちもある。でも、娘と過ごせる時間は限られている。だからこそ、スマホを置いて、もっと娘と向き合おう。
気づけばもう7歳。よちよち歩きをしていた頃が、まるで昨日のことのようだ。時が経つのはあっという間。これからはもっとたくさん会話をしよう——そう心に決めた。
こういったエピソードをしっかり記憶に残さなければ。
そんな思いがnoteを始めるきっかけのひとつとなりました。
