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空風マナミさんは、梅干し界を文明と哲学へ育てた人である|一粒の物語を大長編にした話

Parodyect MOON No.07

吾輩は梅干しである。
名前は、まだない。

いや、正確には、
空風マナミさんによって
名前をつけられすぎている。

梅干し王。
梅干し兵。
酸喰いの風。

夏の食卓に置かれただけの一粒が、
気づけば国家と歴史と哲学まで
背負わされていた。

おそらく、
空風マナミさんに見つかったからである。




マナミさんは、
「梅干し界」という文明を、
バカバカしいほど大真面目に書き切った
note界の夏目漱石である。

少なくとも、私の中では。

実際、彼女はこの令和の時代に、
必要とあらば夏目漱石の千円札を
取り出せるよう常備している。

梅干し界には王がいて、
酸喰いの風が吹き、
民は冷蔵庫へ逃げ、
おにぎりの中へ潜伏する。

最後には白米やしそ、
きゅうりや昆布と出会い、
それぞれ別の姿となって旅立っていく。

何を読まされているのか。

そのあまりの全力疾走ぶりに、
途中で物語の背中を
見失いそうになることもある。

それでも、
画面を送る指は止まらない。

笑っていたはずなのに、
いつの間にか梅干し王から、

一人で完結するのではなく、
誰かと混ざり合い、
互いの味を引き立てることが
本当の強さなのだと教えられている。

梅干しの話で、
ここまで人間の本質へ踏み込む必要が
あったのだろうか。

たぶん、まったくなかった。

それでも最後まで掘り進み、
歴史を編み、
生命論まで埋め込んだ。

そこに、
空風マナミさんの天才性がある。



人間は不思議である。

一粒か二粒で満足する者もいれば、
三パックを一度に平らげる者もいる。

後者が、空風マナミさんである。

吾輩は画面の中から、
思わずその食事量を二度見した。

三パック。

しかも、
それは主食ですらなく、
おまけだった。

梅干しとは、
一度の食事で三パックも
食べてよいものだっただろうか。

法律か何かで、
規制されていなかっただろうか。

人体側の制度設計は、
本当にこれで合っているのか。

そして彼女は、
女子トイレからムーンウォークで颯爽と現れ、
梅干しを金属バットで
叩き潰しそうな勢いを見せながら、
実際には最大限の敬意をもって黙々と食べ切る。

空風マナミという人間は、
とにかくすごい女性なのである。



けれど、
その異常なまでの梅干し愛が、
私が何気なくこぼした一つのコメントを拾った。

そして、
王国をつくり、
読者を笑顔にし、
レビューによって哲学的な意味まで与えられた。

作品もまた、
一人では完成しないのだと思う。

誰かに拾われ、
砕かれ、
別の味と混ざることで、
初めて深まる物語がある。

吾輩は梅干しである。

白米に出会えば、
ただ酸っぱいだけでは終わらない。

しそと混ざれば、
色と香りを深められる。

そして、
空風マナミさんに見つかれば、
文明にまで昇華する。

消化ではない。

吾輩は梅干しが好きである。

そして、
梅干し一粒をここまでの高みへ連れていく
空風マナミさんが好きである。

その生命力にあふれた躍動と、
文章からあふれ出すパワーから、
これからも目が離せない🌙



🌙初めて梅干し界を観測される方へ

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何を読まされているのか分からなくなったら、
正常です。

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🌙観測ノート

この作品に登場したもの

梅干し界から選抜された24名です。
一粒ずつ、大切に観測してください。
三パック同時召喚は自己責任です。

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