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「損すると2倍ツラい」ってホント?投資を始める前に知っておきたい“リスク許容度”の話



「ちょっと投資を始めてみたいけど…もし損したら、どうしよう…」

そんな不安、ありますよね?

実は、それはあなただけじゃありません。
人は「損」を「得」の2倍ツラく感じる――これは、心理学の研究でも証明されていることなんです。

この記事では、そんな“心の揺れ”と上手につきあいながら、投資と向き合うために大切な「リスク許容度(=どこまでの値下がりに耐えられるか)」について、わかりやすくお話しします。


まずは“少額から始めて、値動きに慣れること”がカギ

「これから投資を始めたい」と思っているなら、
最初に知っておいてほしいのは――

投資では、値上がりもあれば、必ず値下がりもあるということ。

そのうえで、まずは生活に支障が出ない小さな金額で積み立てを始めて、
自分の“心の反応”を観察することが、いちばん安全で現実的な第一歩です。


人は「損したときの気持ち」が2倍ツラい

「上がったときはうれしいけど、下がったときは…胃が痛い」

そんな経験、ありませんか?

実はこれ、“ロスアバージョン”=損失回避バイアスと呼ばれる人間の心理です。

ノーベル経済学賞を受賞したカーネマン博士とトヴェルスキー博士の研究では、

人は同じ金額でも、「損したとき」の痛みを「得したとき」の2倍も強く感じる

ロスアバージョン:Kahneman & Tversky (1979)

ということが実験で証明されました。


初心者ほど“あわてて売ってしまう”リスクが高い

価格が下がると、

「やっぱりやらなきゃよかった…もう売っちゃおう…」

と焦ってしまいがち。
これを“狼狽売り(ろうばいうり)”と言います。

でも、このタイミングで売ってしまうと――

実は、あと数日待てば戻ったというケースが多いんです。


「ベストな5日間」を逃すだけで、リターンが大幅ダウン

たとえば、2004年〜2024年までのS&P500(米国の代表的な株価指数)を使ったシミュレーションでは、

たった5日間(=最も上がった日)を逃しただけで、最終的なリターンが約38%も減ってしまった

ベスト5日欠損:JP Morgan “Guide to the Markets” 2024Q3

という結果があります。

つまり、焦って売ることで“おいしいタイミング”を逃してしまいやすいんです。


市場は「大きく下がる」こともあるけれど…

たとえば、2020年のコロナ・ショックでは、
世界の株価をまとめた「MSCIワールド指数」が、

たった1ヶ月で▲34%も下がったことがありました。

コロナショック下落・回復:MSCI World Index Fact Sheet

「投資ってやっぱりこわい…」と思った方も多かったはず。

でもその後はどうなったかというと――

約1年でほぼ元の水準まで戻ったんです。

市場は「下がる」だけでなく、「回復する力」も持っているということを忘れないでください。


リスク許容度=“心の耐震強度”

投資を続けていくためには、

「どこまで下がっても、自分は冷静でいられるか?」
という“メンタルのゆとり”がとても大事です。


✅ はじめは、少額でOK

✅ 値動きに慣れることが大切
✅ 感情が揺れたときこそ、売買を焦らない
✅ リスクを正しく理解すれば、“損”がこわくなくなる


繰り返しになりますが…

投資の最終判断と結果は、あなた自身の責任になります。
だからこそ、心とお金、両方の準備が整ってから始めましょう。

そのうえで、コツコツと、あなたらしいペースで進めていけば大丈夫。
“ゆっくり、だけど確実に増やす”ことを目指していきましょう。


この記事を読んで、
「自分にもできるかも」「まずは少額でやってみよう」と思えたら、
それが最初の“リスクとの上手なつきあい”です。


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