iPhone一本で紡いだ『幸せなバトン』 ─ 出版までの道のり
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じんわり×ぬくもりクリエイター
Daniel x Inoue (ダニエル×イノウエ)は、こう語る。
すべては、一行のnoteから始まった。
“書くことで人生は動き出す”
その想いひとつで始めたのが、noteだった。
いざ書き始めてみると、
ハッピーライティングマラソンだけにとどまらず、
いろいろなことを投稿し始めた。
そして…
書くうちに、気づく。
僕はただ、
自分の中の何かを語りたかったんだと。
感情を、経験を、
ひとつひとつカタチにしたかったんだと。
もしかしたら、その表現方法は
何でも良かったのかもしれない。
音楽かもしれないし、映像かもしれない。
でも、いまの僕が出会ったのは、「書くこと」だった。
少しずつnoteを積み重ねていくうちに、
ここが僕の“証”になっていった。
そしてある日、静かに芽が出たのだ。
noteの外にも、僕のカタチを残したい。
世界の本棚に、自分の“証”を置きたい。
その瞬間、出版への扉が
ガチャっと開いたようだった。
“Kindleで自分の本が出せる”
そう知ったのは今年の夏。
この静かな衝撃は、
僕の追い風となった。
じゃあ僕もやってみよう。
しかし…
何をカタチにすればいいのか、さっぱりだった。
noteに書いた記事を振り返ると、
懐かしい記憶や、日々の気づきが並んでいた。
そこにはいつも、
“幸せなピース”を拾い集めている僕がいた。
ああ、僕は最初から
このテーマと一緒に歩いてきたんだ。
noteを始めた頃から、
「幸せなピース」は、ずっと僕のそばにいた。
僕がnoteで紡いできた“証”で
ベストアルバムを作ろう。
そう決めた瞬間、
創作の火が静かに強く灯ったのだった。
心が折れた。
正直、甘く見ていた。
noteの文章をコピペすれば、
すぐ本になると思っていた。
でも現実はまったく違った。
想い入れのある37本のエピソードの中から
19本を選ぶまでに何日もかかった。
世界観を整えながら、
また何度も立ち止まった。
絵文字、改行、スペース。
noteに乗せていた“温度”のすべてが、
電子書籍では違う表情になる。
「、」「。」ひとつで、
空気が変わる。
表現するって、なんて難しいんだ。
作家の仕事の尊さを実感した。
それは、今まで知らなかった世界…
本もマンガも雑誌も、
その結晶の全てを、尊く想えるようになっていた。
そして、
両手でiPhoneを握りしめ、
時間を忘れ、夜通し打ち込む日々。
Pages・KDP・Canva……。
何度もエラーを繰り返し、
何度も心が折れながら、
ようやく『幸せなバトン』はカタチになり、
なんとかたどり着いたこの瞬間だった。
でも…
最後の“出版ボタン”を押す前、
一度、そっと電源を落とした。
誰が読む…意味はあるのか……
そのまま何日か止まっていた。
それでも、ふと初心を思い出す。
僕をカタチにして残したい
その想いで始めたんだ。
だから、もう迷わなかった。
迷いなく、出版ボタンを押した。
その後、
認可が下りるまでの数日間は、
あんなに後ろ向きだった自分が嘘のように
ワクワクを感じていた。
出版して思うことは、
やっぱり「ありがとう」
noteで出会ったすべての人たちへ。
読んでくれた人。
スキをくれた人。
コメントをくれた人。
心からの感謝を伝えたい。
そのひとつひとつが重なって、
この本は生まれた。
だから『幸せなバトン』は、
僕ひとりで作った本じゃない。
みんなで紡いだ、本なんだ。
そして…
この本づくりの過程そのものが、
僕にとっての“幸せなピース”だった。
Daniel x Inoue は、
さらに語る。
…次も、ある。
noteにはまだ書いていない物語を一冊に。
新しい火種が、静かに灯っている。
書くことは、自分とつながること。
そして、誰かへとつながっていくこと。
この本を手に取ってくれた人に。
心からの、ありがとう。
めぐる、めぐる、幸せのリレー。

『幸せなバトン』
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