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朝7時40分。中学3年生の娘が「学校行きたくない」と言ってきた…。

新学期が始まって
1ヶ月後の5月。
朝7時頃、

なかなか起きてこない
中3の娘を起こしに、
2階の子ども部屋へ。

声を掛けると、
しばらく無反応。
やっと起きたかと思うと、
無言で1階へ降りていく。

無愛想な態度にイラっとしたが、
何か様子が違うから、心配していた。

朝食も無言で食べる娘。
何かあるかとは思ったが、
声を掛けづらい雰囲気。

さらに、皿洗いや洗濯など家事が待ってはくれず、流れ作業のように家事をこなす俺。

長女は朝食を食べた後に、
ふたたびソファーで突っ伏し学校への支度を始めようとしない。

7時40分。
そろそろ学校の準備をしないと遅れる時間だ。
声を掛けようとした矢先、

嫁の堪忍袋が切れた!

嫁「どうしたいの?学校休むなら、早く言わないと連絡しなきゃいけないの!」

と高圧的な口調で、
イライラをオブラートに
包むことなくぶつけている。

案の定、
娘は泣き出して、
嫁はイライラしてるわで目も当てられない。

俺だけでも冷静に。と思い、
娘に理由を聞くが泣いているだけ。

そんなとき、親は無力だと悟った。

目の前で泣いている
我が子にしてあげられることが…
思いつかなかった。

唯一、

ただ抱きしめることしかできなかった。


気の利いたユーモアや、
心を開く声かけもできずに。

ただ、抱きしめることしかできなかった。

しばらく俺の胸で泣いていた、
長女は泣き止み「今日は学校休みたい」の一言。
理由は聞かず、その日は学校を休むことに。

その夜は長女に、
何があったのか心配で堪らなかった。


いじめに遭っているのか?
何かひどいことでも言われたのか?
など、悶々と考える。


自分のことなら、
何とでもできるが。
娘のことになると、
冷静ではいられなくなる。
これはどの親もそうなのだろうか?

次の日‥。
長女は相変わらず、
何も語らなかったが、
学校の支度をして出て行った。

その後、
妻からLINEで
「今さっき、見かけたけど普段と変わらなかったよ」と。

それから、
長女は変わらず学校に行っている。
結局、あの日何が理由で学校を休みたかったのかはわからないまま。

あんなに小さく、
「パパと結婚する」と言ってくれた娘はもう中学3年…。

思春期特有のアンバランスさに戸惑いつつも、父として静かに向き合って行きたい。

子どもが、
「学校に行きたくない」と言ってきた時。

理由が『ある・ない』に関わらず、

親は子どもを信じて、
見守るしかないと感じた1日だった。

小さな娘との記憶

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