中学・高校・大学受験の国語の偏差値を確実に20上げる勉強法
「うちの子、国語の成績が全然上がらなくて……」 「読解力がないから、塾の国語のクラスもずっと下のまま。どうすればいいの?」
お子さんの国語の成績に頭を悩ませ、焦って塾の回数を増やしたり、新しい問題集を買い漁ったりしていませんか?
しかし、現役の教育の現場から、まずはっきりと結論をお伝えさせてください。
「塾・予備校でいくら国語を勉強しても、根本的な国語力・読解力は絶対に伸びません。」
もし「塾に通って国語の偏差値が上がった!」という子が周囲にいるなら、それは塾や予備校のおかげで読解力が身についたのではなく、もともと家庭環境などで読解力の土台があった子が、塾で『解き方のテクニック』を教わり、それをフル活用できるようになっただけです。
土台がない状態のまま塾に通わせても、お金と時間をドブに捨てることになりかねません。
では、すべての受験(中学・高校・大学受験)において、国語の偏差値を確実に20引き上げる「本当の読解力」はどうやって育てればいいのでしょうか?
その答えは、塾・予備校ではなく「ご家庭での日々の生活習慣」にあります。
この記事では、なぜ塾や予備校では国語力が伸びないのかという本質的な理由と、今日から家庭で実践できる「国語の偏差値を確実に20上げる5つの習慣」を、どこよりもわかりやすく、具体例を交えて詳しく解説します。
第1章:なぜ塾・予備校に行っても国語力が伸びないのか?
多くの親御さんは、「塾に行けば、先生が文章の読み方や答えの導き方を教えてくれるから、自然と国語ができるようになるはずだ」と考えがちです。
しかし、ここに大きな罠が潜んでいます。
国語という教科の「一期一会」の特殊性
算数(数学)や理科、社会、英語といった教科には、明確な「暗記項目」や「解法のパターン(公式)」があります。
算数であれば、旅人算の公式や面積の求め方を覚え、何度も類似問題を解けば、数字が変わっても同じように解くことができます。
社会や理科も、暗記した知識がそのまま点数に直結しやすい教科です。
しかし、国語のテストはどうでしょうか? 「テストのたびに、今までに見たこともない、全く違う文章が出題される」のが国語です。
塾の授業でどれだけ1つの物語文や説明文を完璧に解説してもらい、その場でお子さんが「わかった!」と納得したとしても、次のテストでその文章が出題されることは二度とありません。
つまり、国語のテストで点数を取るためには、その場で初めて出会った文章の意味を、誰の助けも借りずに、自分ひとりの力で正確に掴み取る「自力での読解力」が不可欠なのです。
塾が教えているのは「解き方のテクニック」という上辺だけ
では、塾の国語の授業では一体何を教えているのでしょうか?
それは、読解力の育て方ではなく、あくまで「すでに文章を読めている前提で、いかに効率よく記号を選び、記述をまとめるか」という解き方のテクニックです。
「しかし」などの逆接の接続詞の後ろには、筆者の主張が来やすいから線を引こう。
「傍線部①はどういうことか」と聞かれたら、その直前か直後にある同じような言葉を探そう。
選択肢問題では、本文に書かれていない過激な表現(「すべて」「絶対に」など)が含まれる選択肢はバツにしよう。
これらは確かに有効なテクニックですし、受験テクニックとして知っておいて損はありません。
しかし、これらはすべて「文章の言葉の意味や、文脈の流れが最低限理解できている子」が使って初めて効果を発揮するものです。
そもそも文章に出てくる言葉の意味がわからない子や、主語と述語のつながりを捉えられていない子に、これらのテクニックを教えても意味がありません。
「『しかし』の後に線を引くんだよ」と言われても、そもそもその文が何を言っているかわからなければ、線を引いたところで答えは導き出せないのです。
塾は「テクニックを可視化し、言語化して教える場所」であって、「言葉そのものの受け皿を大きくする場所」ではありません。
土台(受け皿)がない子を塾に行かせると、子どもは「先生の解説を聞いて、なんとなく分かった気になるけれど、自分で解くとさっぱり分からない」という負のスパイラルに陥ってしまいます。
「センス」という言葉の誤解と、本当の「土台」の正体
よく「国語はセンスだから、勉強しても無駄だ」と言う人がいます。半分は当たっていますが、半分は間違っています。
確かに、生まれ育った環境の中で自然と国語力が身についてしまった「センスがあるように見える子」はいます。
しかし、そのセンスの正体は、生まれ持った才能(遺伝)などではなく、幼少期からこれまでの家庭生活の中で積み上げてきた「言葉への親しみ」や「論理的なコミュニケーションの量」です。
つまり、国語のセンスとは後天的にいくらでも作ることができる「習慣の結晶」なのです。
塾に頼って週に1〜2回、国語の授業を受けたところで、日常の何十時間、何百時間という生活習慣の差を埋めることはできません。
だからこそ、国語の偏差値を確実に20上げるためには、塾に丸投げするのをやめ、ご家庭での日々の生活習慣を見直すことが、唯一にして最大の近道になるのです。
第2章:家庭でできる!読解力を育てる5つの習慣
それでは、具体的にご家庭でどのような取り組みをすれば、お子さんの読解力の土台を築き、国語の偏差値を爆発的に上げることができるのでしょうか。
ここでは、現役の塾講師や教育専門家が口を揃えて推奨する3つの基本習慣に、さらに読解力を加速させて記述力や論理的思考力まで網羅する2つのオリジナル習慣を加えた、「5つのステップ」をご紹介します。
特別な教材を買う必要はありません。今日から、今すぐ始められる日常のアプローチです。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
