【麺】さくらいろ/コ・ビアン
【場所】
三重県亀山市
【評価】
総合:★★★★☆
味 :★★★★☆
量 :★★★☆☆ (少ない ↔ 多い)
価格:★★★☆☆ (高い ↔ 安い)
再訪:必ず行く。次は洋食も試したい。
【一言メモ】
〇ラーメン店「さくらいろ」と洋食店「コ・ビアン」。1つの店舗内で2店が一緒に営業している。
〇塩ラーメンがメインだが担々麺もある。
〇具材のレベルが高い。
【レポート】
2023年のカメラロールから「さくらいろ」さんのラーメンの写真を発見しました。
そういえば最近ご無沙汰な店です。
懐かしい。


味の記憶が曖昧なので、確認が必要かな。
ということでドライブがてら、久しぶりに向かうことにしました。
お店は旧東海道(伊勢街道)沿いにあり、道の左右には街道の歴史を感じる趣のある建物が、今もまだ点在しています。

亀山市は江戸の昔、「亀山宿」という宿場町として栄えていましたので、寺社仏閣や古い建築様式の建物が残っているのです。
ただ線路がJR線のみで、近鉄線が通っていないために発展しきれなかった街でもあります。
ホントかどうか分かりませんが、聞いた話によると本来の近鉄線は亀山ルートが本命だったそう。ところが当時の亀山市は国鉄が通って発展していたということもあり、住環境の悪化などを懸念して、近鉄線建設の反対運動が起きたことで計画は頓挫したと誰かが言っていたような。
結果、近鉄線の駅周辺は栄えて、JR(旧国鉄)駅周辺は全体的に寂れてしまったという。
ありそうな話ですが、どうなのかな。
余談ですが、リニアの「亀山駅」を作る計画があるそうで、もし実現したら風景も変わるかもしれません。
そんなことを考えつつ、細い旧街道を進むとお洒落な建物が現れます。

駐車場には
わかりやすい看板

看板には「コ・ビアン」さんの名前しかありませんが、「さくらいろ」さんの駐車場も、ここに停めて正解。
実は両店は兄弟それぞれが経営している店。
同じ空間で営業しているのには下記の理由があるそうです。
「コ・ビアン」と、同じ店舗・敷地内で営業しているラーメン店「さくらいろ」。
洋食とラーメンの両方を提供しているのは、「兄弟それぞれの修業先の経験と、コロナ禍をきっかけにした助け合いの形」が背景にあります。
具体的な理由は以下の通りです。
1. 兄弟それぞれのルーツ(洋食とラーメン)
兄(コ・ビアン店主): 関東(千葉県我孫子市の老舗洋食店など)で修業を積み、地元・亀山で洋食店「コ・ビアン」を開業しました。
弟(さくらいろ店主): 同じく関東のラーメン店で修業を積み、地元に戻ってきました。
2. コロナ禍をきっかけにした「同居営業」
もともと兄が営む「コ・ビアン」がメインでしたが、コロナ禍に見舞われ先行きが見えない時期がありました。その厳しい状況の中で、兄が「ここで一緒にやってもいいよ」と声をかけ、弟がラーメン用の厨房を店内に作らせてもらったことが始まりです。
当初は月に1度などの限定提供でしたが、本格的な美味しさが評判を呼び、2020年11月から「コ・ビアン(洋食)」と「さくらいろ(ラーメン)」の二刀流(同時営業)としてレギュラー化しました。
このような理由から、地元で愛される老舗洋食店の味を守りつつ、東京で本格的なラーメン修行をした弟の味も同じ場所で楽しめる、兄弟の絆とアイデアから生まれた珍しいスタイルとなっているのです。
ちょっと感動する話です
店の入口の左右に
それぞれの店名の看板があります

店内は元々が洋食屋さんだったこともあり、洋風なインテリア。


メニュー表は1冊しかありません
この1冊に2店分のメニューが記載されています
開くとまずは「らーめん」の文字
兄ちゃん優しいですね

メニューはラーメンからスタートしますが
次のページからは洋食メニュー
不思議な感じです

洋食のランチメニューも気になりますが
今回はラーメンが目的なので初志貫徹
「柚子しおらーめん」
しかし洋食メニューをご覧いただきたい
とにかくお値打ち
洋食屋さんのカレーライス「650円」とか見たのは昭和以来かもしれません。
もちろん全て手作り。
ラーメンも同じく自家製麺で無化調。



久しぶりに「柚子しおらーめん」との再会です
変わらず澄んだスープ
存在感抜群の焼豚
柚子の皮の黄色と水菜の緑が美しい
はるばる足を運んだ甲斐がありました

麺は全粒粉入りの極細麺

正直、麺は好みが分かれるかもしれません。
少し粉っぽい気がするのは全粒粉入りだからでしょうか。
スープは少し濃いめの塩味ですが、出汁がしっかり効いているので、淡白な極細麺との相性は抜群です。
なによりこの「さくらいろ」さん。
具材がものすごく美味しい。
味玉の白身部分は火が通り過ぎず、口の中でほどけるような食感。しかし黄身には火が通っています。どうやって作っているのでしょうか。
焼豚がまた、美味しくて面白い。
香ばしく焼かれた香りが心地よいのはもちろん、味付けが絶妙で、焼豚単体でもメニューにできるのではないかというくらいの味。
焼豚は柔らかいのですが、柔らかすぎることもなく肉の食感が楽しめます。
そして、噛んでいて違和感があったので、何かと思ったらまさかの軟骨入り。
その軟骨も手間を掛けて処理しているのでしょう。全く固くなく、丁度いいアクセントになっています。

全体的にレベルの高い一杯でした
まとめ
店の成り立ちに目を奪われますが、味も最高。
麺の好みで★4ですが、完全に個人的な評価なので、★5でもおかしくない。
でも次に行くことがあれば洋食のランチを頼むかもしれません。
どっちも美味しそうで、嬉しい悩み。
難点は遠いということ。
ただ、遠くても通いたくなる店です。
なによりラーメンと洋食が選べるので、家族や友人との食事でも使いやすいのは有難い。
どちらも嫌いという人はあまりいないでしょうからね。
最後までご覧いただき
ありがとうございました
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