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【地球温暖化に影響大だが空はまだ液体燃料を求めてる260225】


最近、「飛行機は電化できない」という話を改めて考えさせられるニュースがあった。

国内でコスモ石油がSAF(持続可能な航空燃料)の生産を開始したという話だ。


脱炭素という言葉を聞くと、多くの人が思い浮かべるのは電気自動車や再生可能エネルギーだろう。

社会全体が「電動モーター化」に向かっているようにも見える。


でも、本当にそれが唯一の答えなのだろうか。


結論から言えば、脱炭素の答えはすべて電動モーターではない。


むしろ今回のSAFの話は、それをはっきり示している。


飛行機は軽くなければ飛べない。

これは思想でも政策でもなく、物理法則だ。


現在のバッテリーは重い。

ジェット燃料と比べると、重量あたりのエネルギー量が桁違いに小さい。もし大型旅客機を完全電動化しようとすれば、乗客よりも大量の電池を積むことになり、長距離飛行は成立しない。


つまり航空だけは、「電動化すれば解決」という世界に入れない。


だから航空業界は発想を変えた。

機体を変えるのではなく、燃料を進化させる


それがSAFだ。


SAFは食用油や廃食油、植物由来原料などから作られる航空燃料で、既存の航空機や空港設備をそのまま利用できる。飛行機を新しく設計し直す必要もない。


ここに大きな示唆がある。


脱炭素とは、すべてを電気に置き換えることではなく、

分野ごとに最適な方法を選ぶこと


自動車は電動化が合理的。

鉄道も電化が合理的。

都市インフラも電化が進む。


しかし空は違う。


空はまだ、液体燃料を必要としている。


そしてもう一つ重要なのは、SAFが単なる環境技術ではないという点だ。


原料となる廃食油は、もともと飼料や化学用途に使われていた資源だ。それが今、航空燃料として再評価されている。家庭から出る天ぷら油が、国際航空を支える燃料になる可能性がある。


これは脱炭素であると同時に、エネルギー安全保障の話でもある。


輸入した原油に依存するのではなく、国内で回収した資源を国内で燃料に変える。

エネルギーが「巨大資源」から「生活の循環」へ近づき始めている。


一方で、航空は温暖化への影響が指摘される分野でもある。高高度を飛ぶジェット機はCO₂排出だけでなく、航跡雲などを通じて気候へ追加的な影響を与えることが分かっている。


だからこそ航空は難しい。


止められない。

電化もできない。

それでも脱炭素しなければならない。


ここに現代文明のリアルがある。


未来の脱炭素社会は、おそらく単一の解では成立しない。


電動モーター。

液体燃料。

合成燃料。

水素。


それぞれが役割を持つ、多層的なエネルギー社会になるはずだ。


SAFは最終解ではない。

だが確実に橋になる。


人類は空を飛ぶことをやめない。

だから燃料を進化させる。


脱炭素とは、「全部を電気にする」ことではない。

文明を止めずに、方法を増やしていくこと


そして今もなお、

空は静かに液体燃料を求め続けている。


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神原月見|言語化審神者(げんごかさにわ) 再び空を飛ぶ為の訓練費用に使わせていただきますm(_ _)m