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サラリーマンのランチ代45年史 「ワンコイン」は実質いくら?

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男性会社員の1回あたり昼食代は、2024年に平均709円へと上がり、過去最高を更新した。だが「ランチが高くなった」という実感は、半分しか正しくない。45年分の調査値を総務省の消費者物価指数(CPI)で実質化すると、いまの709円は1979年の実質903円(2024年価格)を大きく下回る。名目では+25.5%だが、実質では−21.5%である。つまりサラリーマンのランチは、値上がりしながら、物価を除けばむしろ安くなった一食だ。本稿は新生銀行系の長期調査と公的統計だけを使い、計算式を全公開したうえで、「ワンコイン(500円)」が実質いくらになったのかを45年分のデータで検証する。


第1章 45年史の結論:ランチは「値上がり」しながら「値下がり」した

サラリーマンのランチ代は、本当に上がったのか。答えは「名目では上がり、実質では下がった」である。1年前や2年前と比べれば確かに高い。しかし45年というモノサシで測ると、景色は反転する。

男性会社員の1回あたり昼食代は、1979年の565円から2024年の709円へと上がった。名目の伸びは+25.5%である。ところが同じ45年間で、消費者物価指数(総合)は67.9から108.48へと約1.6倍になった。物価というモノサシで測り直すと、2024年の709円は1979年の実質903円(2024年価格に換算)を大きく下回る。

■ 男性会社員の1回あたり昼食代:名目と実質(2024年価格)
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│  年  │ 名目   │ 実質(2024年価格).  │    主な出来事     │
├──────┼───────┼──────────────────┼──────────────────┤
│ 1979 │ 565円 │            903円 │ 調査の最古公開値    │
│ 1992 │ 746円 │            860円 │ 名目の過去最高      │
│ 2005 │ 571円 │            651円 │ デフレ定着         │
│ 2014 │ 541円 │            602円 │ 実質の最低         │
│ 2024 │ 709円 │            709円 │ 名目の過去最高      │
└──────┴───────┴──────────────────┴──────────────────┘
出典: SBI新生銀行「会社員のお小遣い調査」各年 / 総務省「消費者物価指数(2020年基準・総合)」より筆者算出

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