結婚なんかしなくても一緒にいられるからいいの
こんにちは。でぃーけーです。
この記事は有料にしてますが無料で最後まで読めます。面白かったらボランティアのつもりで購入してくれると、本文中に出てくる勇太のお店に飲みに行きます。
今回は私の友達(♂)のセフレちゃんのお話。
最初に言っておくと、現在進行系の実話なので人が死んだり撃たれたりするドラマチックなことはなにもない。
タイトルの言葉はこのセフレちゃんから私が言われた言葉です。
みなさんこの言葉どう思います?
「都合よく使われてるだけじゃないの?」
「そんな男と、なんでまだ一緒にいるの?」
多分、あなたもそう思うはず。
でも、もしかしたら違うのかもしれない。
読者の皆さんもどう感じたか教えてください。
まず私の友達(♂)の紹介から
(Number iの神宮寺勇太君に似てるので以降、勇太とします。ファンの方ごめんなさい。)
・アラサー
・いまは自分でバーを経営してる
・私とは昔のバイト先が同じで今も月一くらいで飲んだりする
・イケメン
・男友達としては良い奴
・バカ
・女癖激悪

勇太の人となりを表すエピソードを一つ話しておく。
彼当時の彼女に大人のおもちゃを使おうとしたところ、
女「なんでそんなのもってるの?」
勇「こないだ持ち帰った女の子が置いてったんだ!欲しかったからラッキー!」
と嬉しそうに答えたらしい。
本人はお得に手に入ったことを自慢したかったらしい。
バカである。
ちなみにこの後、私は仲裁で呼ばれたりしました。懐かしいね!
でも今回の話の主役は彼でも私でもない。
勇太のセフレの澪ちゃんだ。
ここで澪ちゃんの紹介をしておく。
(私が初めて彼女とあったときに道端で澪を飲んでいたので澪です)
・27歳
・現在はフリーター
・夜職歴が長い
・同性の友達がいない
・人のことを良くみている
・とても優しい

澪ちゃんについても、1つエピソードを話しておくと
義務教育の期間と夜職歴が≒な彼女も一度、昼職をしたことがある。
飲み屋のお客さんから紹介された保険の営業を始めたのだ。
人あたりが良く素直な澪ちゃんはプライベートな知り合い、飲み屋のお客さん全てに営業をかけた。
結果、彼女はそれなりの契約を獲得し何かのNo1となり表彰された。
ハッピーエンド!
とはいかなかった。
周りから売り上げの秘訣を聞かれた彼女は素直に答えた。
「契約したお客さんにはプライベートで遊んであげている、必要であれば寝ている」と。
完全な枕営業である。
後にこのエピソードを澪ちゃんが私に話した時に何故みんなの前で枕営業のことを話したのか聞いてみた。
答えは
「お客さんも喜んでるし私も助かった。みんなやれば売り上げになるからと思った」
今回はこの澪ちゃんと勇太の話。
ここからが本編。
2人の出会いは10年前近く前、まだ澪ちゃんは18歳で、勇太はBarでアルバイトしていた頃だ。
(ちなみに勇太と私は15年くらいの付き合い)
当時の澪ちゃんはガールズバーでバイトしており、酔っ払ったお客さんに絡まれていた所を、たまたま通りかかった勇太が助けたというのが馴れ初めらしい。
澪ちゃんは翌日、御礼に勇太が働いているBarに飲みに行き30万円近くつかったそうだ。
(ホストクラブとかメンコンではなく普通のBarだよ)
思えばこの時点で澪ちゃんは勇太に惚れていたのだろう。
出会い方としては少女漫画みたいなシチュエーションだしね。
(登場人物が女癖激悪のバーテンと未成年ガルバ店員ってところが地獄だけど)
このあとしばらくして2人は同棲を始めた。
まあ正確にいうと勇太が家賃を滞納しすぎたせいで住めなくなったので澪ちゃんの家に転がり込んだ形だけど。
しばらくは楽しそうだった。
勇太は遊んでてもちゃんと帰るようになったし、澪ちゃんは料理作って勇太が帰るの待ってたりしたみたい。
仕事の後に待ち合わせして手繋いで帰ったりしてね。(私が仕事もプライベートも荒れてた時期だったので、正直すげー羨ましかった)
変化があったのは1年後くらいかな。
ある日、勇太から電話があった。
私も仕事が忙しかったので話すのは久しぶりだった。
「おい聞いてくれよ。澪がやべぇんだけど。」
話を聞いたら、最近の澪ちゃんの情緒がめちゃくちゃ不安定らしい。
また浮気でもして、澪ちゃんが病んだって話かと思ったらそれでもない。
勇太が店にめんどくさい客が来ると愚痴ったところ営業時間中に店に乗り込んできて、その客相手に説教を始めたらしい。
「この人はね、ちゃんと努力してるの。あんたらが酔って騒いでる間に、こいつは汗かいて働いてんな。なめんなよ?」
店の雰囲気が完全に凍りついたらしい。
その後も酔った勢いで「私がこの人を支えてんのに」みたいなことを叫びながら泣き出してしまい、どうにもならなくなって、勇太が連れて帰ったらしい。
こういうことが何度もあったらしい。
「俺、どうしたらいいと思う?」
勇太にしては珍しいと思った。
今までは嫌になったら、そのままLINEブロックで音信不通って流れだったから。
私もしばらく澪ちゃんにも会ってないし状況もわからなかったので、話を聞くだけで良いアドバイスは出来なかったと思う。
まあその後ちょっとして2人は別れた。
勇太が限界だった。
普段の勇太を知ってる私からすれば頑張ったと思う。
大暴れする澪ちゃんに対して限界を迎えて店の客に手を出した。基本的に店の客に手を出すのは御法度。オーナーにバレて辞めさせられた。
(まあ御法度とはいえ客と関係もってる奴はたくさんいるけどね。もちろん大っぴらには言わないだろうけど)
それが澪ちゃんにもバレた。
まあ店には澪ちゃんの知り合いもいただろうから、どこから伝わってもおかしくない。
澪ちゃんは許したらしい。
ワンナイトなら構わないと。
でも勇太が無理だった。
この頃の勇太は完全に澪ちゃんに怯えていた。
その後、勇太が実家に帰ることで2人は一旦別れた。
でも、終わらなかった。
普通ならここでスパッと切れる。
LINEブロックして、荷物送り返して、次の恋に向かう。
でもこの2人、そうじゃなかった。
別れた後も澪ちゃんは勇太を飲みに誘ったし、勇太も酔った勢いで呼び出したりしてた。
で、澪ちゃんも来る。
「もう付き合ってないけど、体の関係はある」
「もう好きじゃないけど、心配だから家には行く」
この状態が数年続いた。
極めつけは去年。
勇太は昔から「自分の店を持ちたい」と言っていた。ようやく店を出せたのだ。
オープンの前日に身内だけでお祝いをするというで私も参加させてもらった。
都内の某繁華街。
カウンター10席ほどのこじんまりとした店だが小綺麗にされていて居心地が良い店だった。
カウンターの中に目をやった瞬間、目を疑った。
澪ちゃんがいた。
Tシャツにエプロン姿で、グラスを拭いてる。
普通に、スタッフとして馴染んでる。
思わず「え、働いてんの?」って聞いたら、
「うん、手伝ってるの」と。
正気か?
私がポカンとしてると
「あ、でも付き合ってはないよ。そういう関係じゃないし」と、彼女はあっさり言う。
「手伝ってるのは趣味だから笑」
そう言いながら、今も無償で週4くらいで店に立ってる。
かけもちで別の仕事をしてるようだが、それも誰も知らない
勇太は?って?
相変わらずモテてるし、澪ちゃんに対して特に感謝もしてない。
「まあ、来てくれるの助かるよ」くらい。
今も他の子と連絡とってる。
本当は考えたくないんだと思う。
夜職やってる共通の知り合いから聞いたのだが、店がオープン出来たのは澪ちゃんの働きが大きいらしい。
夜職時代のツテを使い契約関連も、内装の業者手配も、なんなら店の開業資金の一部も澪ちゃんが出したらしい。
私が冗談で「結婚すればいいのに」って言った時に
澪ちゃんはちょっとだけ笑って、こう言った。
「結婚なんかしなくても一緒にいられるからいいの」
その時は、すこし可哀想だなと思ったが実は意味が違ったんじゃないかと考えてる。
彼女は今日も店に立っている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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