耳から入る情報を、私は知らない
この世の中の仕組みの多くは、きこえる人を中心につくられました。
その中で暮らしていると、きこえない自分にはまだまだ知らないことがたくさんあります。
学校で教わることは「知識」として学ぶことはできます。
でも、日々の暮らしの中で使える「生活の情報」は学校ではなかなか教えてもらえません。家族からでさえも教えてもらえるかどうか…
きこえる人の場合は、家族や友人との何気ない会話、店員さんとほかのお客さんとのやり取り、テレビやラジオから流れてくる話などを通して、自然に知る情報もあるのではないでしょうか。
「えっ、そんなことができるんだ」
そういう経験をこれまでに何度もしていました。
例えば…
CoCo壱番屋では、以前はカレールーのおかわりができたこと
カルディコーヒーファームで配られているコーヒーはアイスコーヒーに変更できる場合があること
スターバックスコーヒーでは、飲み物を自分好みにカスタマイズができること
精肉店では、肉に味付けをお願いできること
こうした情報はきこえる人から教えてもらったり、ネットで偶然見つけて知りました。
もちろん、きこえる人なら全員が知っているわけではありません。関心がなくて知らない人や、聞いたことはあっても覚えていない人もいるでしょう。
それでも、意識しなくても耳から入ってくる情報があることと、最初からその情報が入ってこないことには、大きな違いがあります。
生活に役立つ情報を知ることは、単に知識が増えるということではありません。
「そんな方法もあるんだ」
そう気づくことで、自分の選択肢が一つ増えます。
だから、ほかにも「意外と知られていないけれど、知っていると暮らしが少し便利になる情報」があれば、ぜひ教えてほしいです。
きこえる人にとっては当たり前の情報でも、きこえない人にとっては、生活の可能性を広げる大切な情報になるかもしれません。
