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タイタンの戦い / おいに~問題②

◎ 映画 タイタンの戦い

 放漫な神々に 反旗を翻した人間がキレて争いになる という物語が、同じタイトルで 2度ほど映画になっている様だ。1981年と 2010年だって。
 「神・ゼウスとハデスの兄弟喧嘩」&「ペルセウスによる 美姫アンドロメダの救出」 あたりが、基本の筋になっている
 ・・ んじゃないの?本当に知らんけど。

 昔 テレビの 「なんやら洋画劇場(曜日不明)」で ’81年盤が放送されていたが、ハッキリ言って ビジュアルが全く好みではなかった。ここいらが 如何にもオタクやな と思うのだけど、神話時代の設定なんて 多かれ少なかれ 「コスチューム映画」であってナンボなのに、少女漫画的繊細さが 微塵も無かったから、なんか小汚く見えてさ。
あしべゆうほ(美しい絵を描く漫画家な)にごめんなさい言え コラ!」
って思った。それで、序盤で観るのをやめた。この辺の想いは 今も はっきり憶えている。

 この作品、名優 ローレンス・オリヴィエが 神・ゼウスを演っているんですな。役者業で 貴族様になっちゃったお人。
 先日 テレビの番組表で 面白そうな映画を物色していて この「タイタンの戦い」を発見し、丁度パソコンを開いていたので、調べてみると、本筋(って何や?)のギリシャ神話と違う点が あちこちに有る様子。そりゃまぁ、壮大な物語を 時間の限られたエンタメにするには 様々な都合があるに違いない。だから それをけしからんと言うつもりは毛頭ないが、キャパの小さいワタシの脳ミソが 混乱するのは必至。加えて 矢張り どうしても絵ヅラに興味が湧かなかったので 録画予約しなかった。

 英国ドラマ「カオス」が 面白かったからな~。ギリシャ神話関係は もうソレでいいや、などと 自分の中で終了になっている。だから「カオス」の続きが観たい。



◎ てなわけで、観てもいない映画の話で記事を終了させる訳にいかないので ニオイ問題の続編にしよう


 子供の頃、今の実家に引っ越す前、近所に 沢ガニの生息する小さな川がある 田舎町に住んでいたのは 前回の通り。
 まだ会社勤めをしていた祖母と 同居しており、食卓にのぼる料理には、母の手によるものと 祖母のものが混在していた。
 その頃から 母と祖母は 仲良しではなく、かといって表立って喧嘩をする程ではなかったので、ワタシや 妹・リモちゃんが 一方的にどちらの味方をするとか、そういうキナ臭い家庭環境ではなかった。
そんな中、ワタシが結構好きだった 祖母の手料理がある。それは

「つけもんのタイタン」


→ 古くなりかけた大根のお漬物の 炊いたの ・・・ のことよ。
 子供のワタシは、「タイタン ・・・😑」とか思いつつも、意味は普通に理解していて、後にギリシャ神話に出てくる「炊いたん」の方になんか 笑ってしまっていた。
 それはともかく、「つけもんのたいたん」ね。
いわゆる沢庵ってさ、日にちが経つと だんだん酸っぱくなってくるやん? 祖母は それを炊いて、おかずのひとつにしていた。まあ「始末」の料理いう感じかな。
 それでワタシは 子供の癖に このおかずが好物やったという訳。漬物というのは 旨みと塩辛さの塊なので、それを更にお出汁で煮たら、ちょっと味濃いけど 美味しいと思う。

 漬物に限らず、ばーちゃんは 何でも炊いていた。仕事に重きを置いていた人で、たぶん料理は それほど上手くなく かと言って 下手過ぎでもなく という感じだったと思うが、昔の素人料理の方法なんて そんなモノ。
 息子である父は「小芋の炊いたん」が好きだった。現在、スーパーで買ってくる里芋に 親芋とか小芋とかの区別が表記は されておらず、たぶん全て「小芋」でしょ? 当時ウチでは 裏の畑に里芋を植えており、元々農業など やったことがない為 良い作物が穫れる訳がない。「子」に栄養を取られた「親芋」の方は 相当美味しくなかったのだろう。それも炊いてて、やっぱり小芋は旨いなと 父は思ったのだろう。

 で、無邪気なワタシが
「おばーちゃんが作った おつけもんの炊いたやつ好き」
と言うと、

「あれ、家じゅう臭くなるし ホント嫌💢」


と 母がひどく憎々し気に 額にシワを寄せていた。確かに、古漬けなんかを煮炊きしたら 臭くなるわな。子供は 昼間は学校か習い事で 家に居ないから、そんな事情を知る由もない。
 因みに、当時好きだった母の手によるものは

 ① プリン
 ② 水ようかん
 ③ 梅干し

 料理? うーーん、料理って言っていいのかなぁ。まぁいいや。
 現在、プリンや水羊羹は 何とかなるものの、梅干しだけは 再現不可やった。ワタシの求めている梅干しは もう一生手に入らない。そういえば おばーちゃんは 梅干し漬けるの ヘタクソやったな~。
 つい先月、祖母の味「つけもんの炊いたん」を再現しようと、スーパーで買ってきた大根の浅漬けを、酸っぱくなる程度にと 冷蔵庫に放置したら、普通に傷んで 閲覧注意状態になり、そのまま破棄したよ。

◎ 誉め言葉に弱いママン

 大人になって 現在の実家を離れ ひとり暮らしを始めた頃は、既に 彼氏・むーさんと付き合っていた。
 何故かその頃 実家で「アユの甘露煮」がブームだった。たぶん 知り合いから鮎を貰ったから 仕方なく 甘辛く煮てみました、的な事情があったのだと思う。で、実家から貰って来た鮎を ご飯時に むーさんに出した。
「めっちゃ美味い!!!」
偏食大王のむーさん感動。確かに、美味しかった。料理の得意でない母だが、ホント、よく頑張りました という出来だった。で、それを報告すると、「赤の他人」から褒められた母は 相当気を良くしたらしく、正月を前に、一大事業に取り組みはじめた。

 カレシとの初めての正月、おせち作りに張り切るワタシの所に
「昆布巻き作ったから おいで~」
の電話。
「めっちゃ美味い! 最高!!!!」
むーさん ますます感動。ワタシ的にも 他所で食した どの昆布巻きよりも美味し・・・・・ っていうか、子供の頃食べてたわ コレ、と思った。

 何年かは そうして実家で手作りの昆布巻きを貰っていた。
 しかし、やがて 初売りだのバーゲンだの、有って無いが如きの正月は 死んだ様に眠る生活に変貌。実家には帰れなくなり、母の健康が思わしくない状況が重なって、昆布巻作りは 打ち止めになった。
 後に 昆布巻きの話題になった時、両親は 口を揃えて言った。

「アレな~ 家じゅう 臭っさなるんや😣 時間かかるし もーせぇへん」

米のとぎ汁に漬けた後の ニシンの掃除は、父も 辟易していたらしい。 ニシンも 昆布も かんぴょうも、成型して鍋に入れるまでに 沢山の行程を経なければならないもんね。そしてクサいと・・・・・。

 クックパッドで 昆布巻きの作り方を調べたが、流石に「クっさいので気を付ける」とは書いてない。仮に臭くないとしても、今のワタシに アレを自作する気力は無い。何よりも ワタシが食べたい味の昆布巻きは、母7割・父・3割ぐらいの合作で、母既に亡く 父も恍惚の入り口に立っている今、手順と 調味料の配合を知る事は出来ない。自分のポンコツ舌を頼りに、何が出来るものか!


 今年の正月2日、元日に出し忘れた昆布巻き(スーパーで買ったもの)を切って食べた。まあ 普通に美味しいよ。
 そして 蕁麻疹出た ・・・・・・・ ぎゃーーーー!
 昆布巻き以外は 前日と全く同じメニュー。だったらもう、こやつが原因としか考えられない。何がアカンかったの? 食品添加物かなぁ。

 ともかく、残りの昆布巻きは全て 夫・むーさんのお腹に 収まりましたとさ。 



  

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